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何故か自転車が・・・・。


東京Ｒ＆Ｄが委託を受けて開発した車両です。

よって似たようなフレームが何処かのブランド名をつけて発売されているという事ですね。




ついでなんで説明員にＲＴＭ製法の自転車用カーボンフレームはできるか聞いてきました。

RTM（レジン・トランスファ・モールディング）


カーボンの製法ですが、コストが下がる事、人手がかからないこと、製品毎に形状バラツキが抑えられるので、普及期に入ったと思っている製法です。








三菱ケミカルホールディングスが今回、カーボン車のデモ品を展示していました。

説明員に伺ったところＲＴＭ製法だと言ってました。

ＲＴＭ製法なら量産化がコストの観点から高級車なら可能ですので、今後増えてくると思われます。



で、冒頭の自転車の話題に戻ります。

自転車のフレームでＲＴＭ製法で製造された物は知っている限りありません。

自分詳しくないので東京Ｒ＆Ｄの説明員に分野違いかもしれませんが伺ってきました。

・東京Ｒ＆ＤではＲＴＭ製法で自転車のフレームを開発する事はないのか？。
→現状ではありえない。自転車のサイズだと小型のカーボン釜でできるので製造設備の事情からコストメリットは無い。

・技術的なＲＴＭの難点は
→自転車の複雑な形状だとＲＴＭ製法で均一な製品を作る製造設備の条件出しが非常に困難、現状のプレプリグ張り合わせ製法がベスト。


という訳で、現状ではメリットは無いそうです。
自分的にはＲＴＭ製法でシティサイクル・・・いわゆるママチャリが７００Ｃのホイールを履いたカーボンフレームと化し、次世代の移動手段にならないかなと願っています。

自転車ブームで台数こそ出ていますが、競技チャリの進化に比べシティサイクルは進化が見られません。

売る側、買う側とも進化を望んでいないからでしょうけど、自分的には実際通勤等で使ってほぼ車無しの生活でも耐えられそうなスタイルになっているので、カーボン化した次世代の自転車には可能性を非常に感じています。

その為にはまずは安くしなければなりません。

ＲＴＭならタイ焼き製法ですので、製造コストは下がると考えていたのですが、現状では渋いとの事ですので残念ですね。

ＬＦＡのホワイトボディです。

会場から離れたセミナー会場に展示して有ったので、セミナーに行かなかった人は見逃しているかもしれません。









ＲＴＭなのでカーボン目がありません。

中空箇所はウレタンらしきものが充填されています。

まじかに見ても作りが非常に丁寧です。接着材で止めてある箇所は均一な塗布具合が日本製らしいと思いました。





サブフレームとの接合箇所です。



メイン会場には外装を剥がしたＬＦＡがおいてありました。







ボディアースの無いカーボンモノコックならではの苦労が伺えます、ユニット単位で全てＧＮＤを確保しなければいけません。
それにしても作りが丁寧ですね。


ボディーアースの確保に苦労の後が・・・・カーボン車でも信頼性はトヨタ品質です。
外国勢のカーボン車は電装設備をあわせた信頼性で恐らくココまで完成度は高くないのでは・・・。

今更ながら・・・先月に人とくるまのテクノロジー展に行ってきました。

今回の出張は体調不良で非常に辛かった。



①ヤマハのパフォーマンスダンパーです。

ダンパーの装着によって、共振周波数がどのように変化するかを確認するデモです。

左から右に行くにしたがって、筋交いによって剛性が増し、最後にダンパーによって高周波になった共振が収まると言う仕掛けです。

もっきんですね、キン、コン、カン・・・と段々音が高くなって最後ダンパー付になって、バスッ・・・と音がしない・・・・。

ダンパーシャフトが動いている様子は全くわかりません、デモ環境では0.1ｍｍ程度の移動量だと言われたので解らない筈です。
少ない移動量、速い速度で減衰力を出すのがこの製品のキモだそうです。



上記ヤマハのサイトから

こんな構造してますステアリングダンパーと違って、ガス室とガス圧をキャンセルする反力を生み出すスプリングがあります。

前々から興味がありました。

エンジニアの方が来ていたので色々伺ってきました。

・どんな効果を狙っているのか？
→ハンドリングと質感の向上

・どの程度のピストンの移動量があるのか？
→殆ど動かない、1ｍｍ以下、0.１～0.3ｍｍとかだと思って下さい。

・では熱はほぼ発生しないので寿命は長い
→熱が発生しないのでシールの寿命も長くガス抜けは無い、オイル劣化も無い事から車以上の寿命がある。

・どの装着位置が推奨なのか、タワーバー付近が効きそうだが？
→車によってバラバラ、テストしてみないとわからない。
→タワー周辺は良い悪い関係なく変化がある箇所。
→純正装着車のポイントはライン上で付けれる箇所を想定しているのでベストだとは限らない。

・流用は不可能だと聞いているが？。
→装着箇所も含めて、車種毎にバラバラの特性を与えているので流用は不可。
→ただし装着すれば、良い悪いどちらになるかわからないが必ず変化はする。

・アフターマーケット向けはやらないのか？。
→ＣＯＸが対応している、ラインナップについてはそちらに確認して下さい。
→開発はＣＯＸが行い、ヤマハのスタッフが最終的に確認をしている。

・古い車種にも出して欲しいが？。
→我々はアフターはやっていないので何とも・・・・。

当方は早い話、ＮＡロードスター用に商品が出ないかな・・・と思っていたのですが、絶望的だとわかりました。

他に類似品の無い製品ですし、もう少し認知度が上がり、車の製品カテゴリーとして普及する事を願います。

組込み総合技術展　に行って来ました。

日立の有志が電気自動車化したビート。
中までリペイントしてあって上手く組まれてました。




インテル


アクセル：　パチンコとかのグラフィックチップのメーカーだよ。


メンターグラフィックス：ＦＰＧＡのシュミレーションツールとか、AUTOSARのツールとか。


ＸＩＬＩＮＸ：ここの衣装は可愛い。



韓国メーカーゼロ・・・・だったと思う。

最終製品や、液晶ではポロポロいる中韓メーカーが、製品部品である組み込み部品になるとサッパリいなくなる・・・特にアナログ回路が絡んだＳＯＣになると皆無。
どういう産業構造になってるかわかりますね。

いまだ中韓産の独自ＣＰＵって無いんですよ。

組み込み系って華が無いですからね・・・地味だけど産業の基盤です。

ceatec　2012に行ってきました。









今年もプレスデー、人が少なくて快適です。

今年は反日の影響大・・・・サムスン、ＬＧが見られず・・・他の韓国系企業居ないんじゃない？。

中華系の企業もほぼ見られず、アジア企業は台湾、香港勢が多かったです。

今回は、途中渋滞にハマッタおかげで非常にテンションが低く・・・会場の閑散具合もあってじっくり見て周れなかった。


見よ、この閑散具合・・・・会場のかなりのスペースを日産が借り切って、電気自動車使ったデモを行っています。数年連ちゃんで行ってますが、メイン棟の会場ででココまで場所取りしていたのはのは初めて見ます。

今年は趣味の丸出しで見学開始です。



パイオニアのブース・・・・自転車用のパワーメーター（ワット計）。








発売が何時になるか気になっている人も居るでしょう、今は何処にも情報は無いはずだ。

エンジニアの方も来ていたのでその辺話も聞いてきました。

取り合えず年末から来年初頭にかけて欧州（北米も？）地域から販売するそうです。

国内にも投入予定ですが次期が決まっていないようでした。




お値段は、パワーメーターの相場金額と同等・・・・詳しい値段書くとやばそうなんですが、結構高いです。
こちらのモニターとセット販売で１０５装備の中級ロード完成車と同じぐらい。

通信方式はＡＮＴ+なので他メーカーとの互換性もあるそうです。


あとネタ的に面白そうなのは日産　ルノーのツゥイージー・・・日産verの名前は知らん。

これ、ルノーからは既に市販されていて、電池がレンタルなんですけど８０万ぐらいで売ってます。

結構走りが良いと言う話を聞いていたので、サスを見てきました。









スンマセン、上手く撮れてなかった。

ストラット+ト-コンアームです。重量が軽い為か、Ａアームはプレス打ち抜きに品に見えました。ロードスターとかのアームに見慣れていると凄く華奢に見えます、何かの流用ではなく専用設計のように見えます。

アームの長さは車体中心付近まで延びているのでストロークはありそう。

スプリングの巻き線も非常に細く、やはり普通の車の作りとは異なりますね。

ブレーキは４輪ディスクですが、マスターバックがあるかどうかは不明。







左右のドアは別売りです、ガルウイングタイプですが、窓ガラスはありません。




前後に座る２人乗りです。

樹脂部品の完成度が高いので、型を起こしてるんだと思います。
ある程度の数を量産するのでしょう。



トヨタのブース、ＩＱの電気自動車Ｖｅｒ、１００台ぐらい生産するんだっけ？、新聞発表されていた奴です。




メーター内にＴＦＴが追加されてました。


今年はなんだか会場内で疲労してしまい、もうダメあとは仕事ネタを見たのみで特にネタになりそうな物がありませんでした。


昨年まで家電業界は３Ｄを押してましたが、今年は特に目玉を欠いているように見えます。

センサーメーカーからみの展示内容から業界がヘルスケア分野へ関心を寄せている傾向があるように見えました。

家電業界も今は耐え時です。