
シクルフェス IN 七間町に行って来ました・・・・続き。
今回の試乗会は会場までのサイクリングがメインだったのですが、行って良かったです。
スペシャライズド

オールラウンド系 "ターマックSL4"(S-WORKSでは無い)。
コレ大当たり・・・乗り比べないと判んないけど乗り出しの印象だと今までで一番かも。
軽さ、癖の無さ、乗り易さ、乗り心地・・・オールラウンドで不満がありません。
・乗り出した瞬間から軽るさを感じます。
・たわまず踏んだだけ前に出ます。
・振るとBB中心に振れて、フォークやヘッド付近のしなりのような嫌な癖がありません。
・手に来る嫌な振動がありません。
・フロントの接地感があります。
意外なほどコンフォートです、これならロングでも我慢をする必要がありません。

試乗車はキシリウムを履いてました。
代理店は他のブランドが欧州を経由するのに対し、アジアから直で入荷するのでコストパフォーマンスが高いと鼻息荒かったです。
定価27万のフレームですが、他社で言えば30万以上クラスのフレームに感じます、まさに代理店の言うとおりコストパフォーマンスは非常に良いと思います。
バイクで言えばTZR(3XV)のような印象です。
このフレーム型を使用して、素材を剛性方向に振ったのがS-WORKSです。
機会があれば是非試乗してください。
金属フレームマニアなのですが、正直こういうの乗ると、絶対評価では金属に勝ち目無いと思います。
次・・・
エアロ・ロードバイク "Venge"

これマクラーレンとのコラボです。
以下引用
>「マクラーレン」モデルである。マクラーレン・モデルのフレームは、カーボンファイバー重層の知識を利用して、スペシャライズド社とはひと味違うフレームとなっている。
これは量産モデルなので、本家マクラーレンのカーボン積層では無いでしょうけど型は同じだと思います。
エアロ効果は30kmあたりで感じ始め、40kmで他車より伸びていくのは体感できますが、40kmを維持するだけの足が自分にはありません・・・300W常時出せる人なら効果は大きいと思います・・・。
しかしね・・・前面投影面積に差が殆どないので、効果の大半はホイールだと思う。
次・・・

コンフォート系・ロードバイク "ルーべ"
コンセプトからしてパリ~ルーべのルーべだよね。
フォークとリヤステーに仕掛けがあってダンパー入ってんの。
うーん、SL4に比べダンピングは効いてて乗り心地は良いけど、接地感が小さくなって、不安を感じる。それにバネ性が強いせいで、路面の凹凸の周期とたわみが合うと跳ねるよな印象があった。
ロードバイクにこういう仕掛けは要らないと思う。
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今回の試乗は自分の中の欧州系フレームフェチズム・・・がガラガラと崩れていくのを感じました。
もはやウワサ通り、カーボン化したロードバイクはアジアン工場の性能にはコストパフォーマンスでかなわないと言う現実を目の当たりにした気がします。
恐らくなのですが、欧州系ブランドと米国系ブランドの考え方の差もあるかもしれません、
・たわませて重いギヤのトルク型が欧州
・たわまず効率重視で軽いギヤで回転を稼ぐ米国
距離を乗るとまた評価も違いかもしれませんが、とにかく推進効率にこだわるのが米国系で短時間の試乗だと特にそのような印象が強いような気がします。
ともかくスペシャライズドが一気に気になるブランドになったのは確かです。
Posted at 2012/11/20 19:40:59 | |
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