2015年08月17日
バッテリ容量計測により容量が約85%から95%にまで回復しました。なぜなのでしょうか?
PHEVでは80個のセルが直列につながっており、急速充電ではすべてのセルを同じ電流で充電し、放電時にも同じ電流で放電します。
ところが
http://www.baysun.net/ionbattery_story/lithium11.html#story11
http://www.tij.co.jp/lsds/ti_ja/analog/glossary/cell_balancing.page
によると、各セルの自己放電率が異なるため、時間が経つと各セルの充電率が異なるようになり、通常は満充電電圧になったセルが現れた時点で充電を終了するので実際に使える容量が低下するそうです。ところが普通充電で”満充電”すると、満充電になったセルをバイパスさせてほかのセルを充電するような回路が組み込まれており、これによって”セルバランス”が取られているそうです。一方、放電の際にセルバランスを取る回路も世の中には存在するようで、放電終端電圧になったセルが現れるとそのセルをバイパスしすべてのセルの終端電圧をそろえることによりセルバランスを取るそうです。PHEVでは充電率30%以下になるとエンジンで充電するので放電の際のセルバランス機構は(あっても)通常は使われませんが、容量計測の際にエンジンによる充電をキャンセルし完全放電に近い状態にまで放電してやると、放電時のセルバランスもとられることになって実際に使用できる容量が増えるのかもしれません。WEB情報に基づく推測にすぎないので本当のところはどうなのでしょうか?充電時にバランスを取っているだけでも良いようにも思いますが。。。
Posted at 2015/08/17 13:43:38 | |
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