ATF用の簡易油温センサー取り付け
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
既に走行距離が12万km弱となってしまいました。(RR3、3.0L)
突然ですがエリシオン(3.0L)は高速走行中にATのトラブル(走行不能)に見舞われることが多い車種のようですね。
Dも多いと言ってました。
そして別な症状で、急な加減速をすると2速のクラッチが滑るということでリコールでなく期限付きの延長保証が適用になっていますね。
2速というと恐らく時速20~30kmあたりの低速域だと思いますので高速走行時のトラブルとは別な症状だと思います。
(原因は急な加減速による油圧のタイムラグの影響なんだと思います)
刻々と変わる交通事情で短時間は一連の動作では当たり前で不具合症状が出るということは根本的に欠陥と言わざるを得ませんよね。
さて、高速走行中のトラブルは動力が伝わらずエンジンが空吹かし状態になり走行不能という事象で、中には暫くすると多少なりとも走行が出来る場合があるようです。
仮にATFの異常な温度上昇によるクラッチとの摩擦特性の劣化で走行不能なってしまうのであれば、トラブル回避の観点から監視も必要と思い簡易的なATF温度センサー(熱電)を自作してみました。
2
本来はお金があればATFドレンボルトにセンサーを付けるのが良いのかもしれませんが安く、簡単にということで今回は熱電対(購入)をレベルゲージに模すように製作し、レベルゲージ穴に突っ込むというものにしました。(常設)
市販の金属パイプ(外形φ3)にレベルゲージのゴム栓にあたる部分を耐熱テープで太らせ耐油のためのフッ素テープを巻き付け製作しました。
その後、熱電対(φ1mmの金属シースで覆われているもの)をパイプに通線しゲージのようにパイプを曲げた簡単なものです。
(ケーブル長は2mでギリギリか足りない位です)
尚、温度表示部は所有していた温度測定可能なマルチメーターを使用しました。
3
実際計測してみましたが、一般道(街中)ですとSTOP&GOが多いせいか油温90~95℃位でした。(水温80~100℃、外気温25~30℃)
山間部の登坂路はまだ走行していませんが街中のちょっとした登坂走行ですと油温は顕著に上昇し始めます。
そして約2hほどの高速走行(時速90~100km)では、油温80~85℃(水温80~83℃位)と空冷も効いてか至って普通の結果(状態)でした。
今のところATFの異常な温度上昇になるようなATの状態に至っていないと思います。
参考までに突然の走行不能に至らないためにも普段時のタコメータの針の挙動を予め把握しておくことにより、針の挙動の相違(通常より回転数が高い、針が揺れているなど)を気付くことでATの異常を察することができるかも知れません。
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