
自分のブログを振り返って読むと、テスタロッサのこと手のかかる面倒な車というイメージです、そんな車やめたらいいのに、、と思われそう
車雑誌でのフェラーリ特集、いろんなフェラーリが検証されますがテスタロッサの評価はいつもあまり良くないです 乗ってる自分がその弱点は良く理解しているつもりですが、(ステア重い、大き過ぎる車体、ブレーキ、等々)しかし、そんな弱点や面倒なことを全て吹き飛ばすほど、この車の存在感は強くて美しいのです
たまには褒めます
テスタロッサがどこが良いのか!を記しておきます
1984年発表されたピニンファリーナの作品、そのボディデザインは美しく独創的で、世界的に大きな衝撃と称賛を巻き起こしました
テスタロッサを目の前で見ると”美しい””なんだ、この圧倒的な存在感は”と思います
つまり、実際に目の前にするとかなりの人間の心を掴んでしまう、無視など到底できない”スター”なのです
一般的な車よりかなり低い車高に車幅196センチ(ほぼ2メートル)
フロントのヘッドライトはスーパーカーの定番 男の子大好きのリトラクタブル
左右のドアからはじまるエアダクトのフィンデザインは翼のようにも見えます、リアのフェンダー付近のアーチは本当にグラマーで芸術性を感じます
テールライト付近のデザイン、数本で構成されるルーバーも秀逸です
まずこのボディデザインはテスタロッサを評価する上で絶対に無視できないポイントだと思います
当然、ドライビングインプレッションには評価されない部分ですけど
クルマの外観のオーラを数値的なデータとして残せないのが本当に残念ですが生産台数でそれを示せないかと記しておきます
512BBシリーズは76年から84年まで8年間で1936台 当時価格1850万円
テスタロッサは84年から92年までの8年間で8500台 当時価格2480万円
時代の変化で裕福な人が増えていたということもあると思いますが、それまで年間平均250台しか売れてなかったラインナップが次期モデルで年間平均1000台を越えたのですから、人々の心を掴んだ車と言って過言ではないと思います
(当時スーパーカーとしてはめちゃくちゃ売れて、新車予約がパンク、プレミア価格になって2千500万円の車が5千万円、なんて話題になりました)
もう一つの魅力はエンジンです V12気筒 NA
ゼットのタービン交換で400馬力以上の車には乗っていましたがターボなしのNAで400馬力というのは全く性質がことなるものだと思い知らされました
プラグが12本です、リアのエンジンフード開けると今まで見たことのない大きなエンジンが現れます
よく男性の車談義で聞かれるやりとり
「○○さんの車のエンジンは何?何CC?」
「あーV6だよ3000cc」
「直4だよ、2000cc」
この会話にはもう入れないのです、”V12”という言葉は人前で発するには度が過ぎます
軽自動車は660ccで4人乗車、テスタロッサは5000ccで2シーター

座席の後ろがエンジン、ミッドシップという位置から12気筒が奏でる力強くも繊細な咆哮 12気筒の奏でるサウンドは一般的なエンジン音とはあきらかに濃度が違います
そしてこれを冷やすエアがボディのサイド左右のフィンダクトから取り込まれているというめちゃくちゃかっこいい冷却システム
イタリアの名門フェラーリで生まれピニンファリーナのデザイン
1980年代にスーパーヒット、ミッドシップ、V12、5000cc,2シーター、車幅196センチ、低車高
MT5速、左右のフィンダクト、320キロメーター、誰もが知ってる人気者
時代のアイコン 当時の華やかなるスターは今も決して色あせない魅力に溢れています
お金かかるけど世界のスーパースターが家にいるんだから仕方ない、その輝きを目の当たりにして自分の思い出になることで対価は充分に見合うのです
以上、たまには褒めておきました (笑)
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テスタロッサ | クルマ
Posted at
2017/09/13 02:50:26