この時期になるとさすがに気温が下がってきて、ようやく僕にとって「なにもしてないのに汗が噴出する」季節が過ぎようとしています。本当にありがたいです。
みんカラにおいても、いつもコメントをいただける方が失意の底からついに新しい車を入手され、車のチョイスがまた、他になにがあるというくらい、こちらまで嬉しくなるような選択で、本当によかったと思います。
そして僕も嬉しい買い物をしてしまったので、嬉しさのあまり書き留めておきたいと思います。
※結果、かなり長くなってしまいました…
CX-5を買ってからというもの、あれだけ執着していた美少女フィギュアの購入を控えていました。
理由としてはやはりローンと維持費の捻出なのですが、ちょうどその時期から美少女フィギュアの価格がどんどん高騰していき、いまやすっかり1万円超えは当たり前で、良い出来のものになると1万円代後半になりますので、そんなものを毎月購入するなんて、僕のような低学歴低収入のキモオタには到底無理になってきたということもあります。
しかし、そんな事情でも。これだけは、これだけはどうしても欲しい。そんなフィギュアが発売されると知り、予約していたものがあったのです。
そのフィギュアがこれなのです!
なんと意外なことに美少女フィギュアではないという。
天空の城ラピュタに出てきたフラップターです。
あの、シータを助けに行く時にドーラ一家が乗っていた乗り物です。「シャルルやもっと低く飛びな」のフラップターです。
これです。
さて、今回は長くなります。語らせてもらいます。
僕の中で『少年が大人になる前に観ておかねばならないアニメ』が3本あります。
それは【カリオストロの城】【銀河鉄道999】そして【天空の城ラピュタ】です。
まあ…それらを観ててもこんな救い難いキモオタになってしまう例もあるわけですが…。
その中でも僕にとってラピュタは特別な思い出があるのです。
僕は幼少の頃から、小・中・高とずっといじめに遭ってきました。
金銭的な被害こそなかったですが、DQN男子からは暴力、それを煽るDQN女子からは嘲笑と蔑視の対象でした。
あまりの惨めさに登校拒否にもなりかけましたが、母子家庭でパートを掛持ちして朝早くから夜遅くまで働き、僕が不自由することなく生活できるよう苦労していた母が悲しむことを考えると、自分がいじめられていることも言えず、ひたすら隠して耐えていました。
そんないじめの体験の中でもラピュタが公開された当時は学校のクラスの構成が最悪だったこともあり、もっともひどいいじめに遭っていた時期で、今だからこそ言えますが自殺まで考えていたほど辛い時期でした。
そんな時期に公開されたのがラピュタでした。
僕をいじめていたDQN達から逃げるように映画館に観に行き、パズーの活躍はもちろん、活き活きとしたキャラクター達にずいぶん勇気づけられ、お小遣いをはたいて5回くらい観に行った覚えがあります。
だからといっていじめがなくなるわけでも、いじめに立ち向かったわけでもないのですが、もしこの時にラピュタを観ていなかったら…と考えるとぞっとします。
とにかく僕にとってはそれくらい思い入れ深い作品なのです。
という暗い話も書きながらも。
このラピュタという映画には数多くの名場面・名台詞がありますが、中でも特に、捕らわれのシータを火の海からフラップターで救出するシーンは男性は男として、女性は女として、それぞれが胸熱くなるシーンではないでしょうか。
ロボット兵が蘇り、その騒動に紛れて逃げようとしたシータを捉え、目に見えるすべてを破壊して火の海にするロボット兵。
しかし、実はそのロボット兵は自分を助けようとしていたことがわかるも、その途端に目の前で破壊される。
自分のために引き起こされたかもしれない惨劇の中、命を賭して自分を守ろうとした、崩れ落ちるロボット兵が差し伸べる手を取りながら、成す術なく、混沌とする感情に押し潰され、絶望の中で悲鳴のように叫んだ言葉は…
「パズー!!」
この時の横沢啓子さんの叫びは何度観ても鳥肌が立ちます。片手間にお芝居をやってる俳優さんでは絶対に出せない、長年声優として演技をしてきた者だけが出せる声だと思います。
そして、シータを救うべく、傷を負いながらも火の海に飛び込んでいくドーラのフラップター。
「最後のチャンスだ!すり抜けながらかっさらえ!!」
パズーはシータを、シータはパズーを信じて空に身を投げる。
いや~、キーボードを打ちながら思い出すだけでも熱くなってしまいます。
ラピュタの中でも特に大好きな一連のシーンです。
そのシーンで飛び回っていたフラップター。当然、憧れないはずがありません。
そのフラップターが精巧な造りでフィギュア化されるというのですから、抑えられるはずもありませんでした。
宣伝どおり、非常に精巧に造られていて、特に操縦席の造形は見ててワクワクします。
ギミックも搭載されていて、土台部のスイッチを入れると羽が動いたり、ヘッドライトが点灯したり…
ブースターや計器部も点灯します。
しかも、ブースター部を消す時はパツンと消えるのではなく、ふわんと柔らかく消えます。
箱も凝っていました。これは捨てられない!
という感じで、なんだか非常に僕らしくない買い物でしたが、とても満足して部屋でニヤニヤと気持ち悪い顔をして眺めています。
しかし…これをどうやって飾ろうかという大問題が発生しています。
タイガーモス号に収容される時の、羽を閉じた状態にもできるのですが、せっかくだから飛行形態で飾りたい。
そうなると横幅が約450mmになり、置き場所に非常に難儀しています。
それに、なにより埃を積もらせたくない!せっかくきれいな羽が造られているのですから、ケースに入れて飾りたい!
でも、そんな都合のいいサイズの安価なケースなどあるはずもなく…だからといってケースに1万以上出せないし…。
というわけで、なんというか、自分の家の駐車スペースを考えずに大きな車を購入した感じになってしまっているのが、最近の大きな悩みですw
もう1つの問題点としては、劇場版ガールズ&パンツァーを観に行きたかったのですが、資金的な面から断念せざるを得なくなったことでしょうか…。
これだけでは僕らしくないのでやはりこういうのを…。
前回同様、母親を買い物に連れて行った時の待ち時間にゲームコーナーで取ってきたものです。
ネットで調べたらセットで数千円という値段がついてたのに、そこのゲームコーナーでは早く取ってくださいと言わんばかりの状態でした。
やはりこういうプライズ品は田舎のちょっと大きめのスーパーマーケットが穴場ですねw
僕としてはやはり美奈子ちゃん…いや、亜美ちゃん…レイちゃんも…
比率としては5:3:2くらいでしょうか。もちろん所持している薄い本での比率です。
あと、元みんともさんが毎年行っているという九州周遊ドライブに同行させてもらえました。
かなりの長距離ドライブだったのですが、以前は1人で車中泊をしながら走り周ったそうで、まだ若いうえに、小さくて童顔なロリロリとした幼い容姿に反して、すごい行動力だなぁと思います…。
そんな感じで秋も深まり、ようやく僕にとって過ごしやすい季節になってきましたので、元みんともさんに会いに行くだけではなく、いろんな場所に出かけるという行動力を身につけられたらと思います。