嬉しさのあまりなのか、いつも以上に不必要に、ダラダラと無駄に長くなりました。
どういうわけかこの記事を読んでやろうという酔狂な方、どうぞお時間のある時にしておいてください。
あと、今更気づいたことなのですが、僕はこのブログをスマホではなくパソコンで見ることを前提に作っているんだということに気付きました…。
スマホから読んでいただいてる方、読みにくかったらすいません…。
新年度特有の新しい季節への高揚感も日常の感覚になってくる時期でしょうか。
僕の日常はいつも怠惰な日々を過ごすだけですが。
そんな泥沼の底のほうで蠢くように過ごす僕の日々の中での大きな楽しみといえば、みんともさんとのお泊まりオフ会。
しかし、前回の記事で書きましたように、もう3ヶ月以上もみんともと会えていませんでした。
それがようやく、ようやく、一緒に行くことができました。
いつものように1週間前からみんともさんの画像や動画で自己発電しても放電させないという儀式は執り行いましたが、前日なんてもう常時発電状態で本気でどうにかなりそうでした。
そしてついに予定の日。
待ち合わせ場所に向かう僕はまるで初めて一緒に行ってもらった時のように落ち着かず、運転しながら何度となく呻き声を発していました。
待ち合わせ場所ではやはりみんともさんは先に来て待っていてくれて、本当に久々にみんともさんの姿を見た僕は涙ぐんでしまいました。
そんな汚涙にむせびながらも、ただでさえすでに漏電しまくりだったのでみんともさんの姿を見るともうすぐにでも放電しそうになっていたのが相変わらずそういう面だけは異常なほど…いや、だからこそ超キモオタなのでしょうけど…。
本当に久しぶりだったということもあり、みんともさんもちょっと緊張していた感じがしましたが、ただでさえみんともさん以外の女の子とまともに話したことさえない僕はそれ以上に緊張しており、いつも以上に挙動不審でした。
それでもみんともさんはいつものように優しく穏やかに接してくれて、初めての頃もこんな感じだったなと思い起こされました。
途中で立ち寄ったSA。相変わらず楽しそうにしてくれます…。
目的地に向かうまでこの冬のことを話していたのですが、みんともさん自身はその気になれば一気に手の届かない存在の人になれたはずだったのに「そういう気持ちはまったくないです」と一蹴しようとしたけど、なにしろ本人の意思の届かないところで話が大きくなっていたようで、みんともさんも非常に疲弊していたはずなのに、僕のことばかり気遣って話してくれていました。
みんともさんは幼く見える容姿とは対照的に非常に母性の強い子だということはわかっていますが、自分より半分近くも年下の女の子にこんなに優しくしてもらってなんとも情けない…というこの状態も、これまでと変わりないことで安心もしました。
そして最初に向かったのが…
鉄道好きの間では非常に有名な駅。
アニメやゲームに加えて実は鉄道好きという重い症状を明かし、さすがにこれはどうだろうと思っていた駅探訪。
でも、できればみんともさんと一緒に行ってみたいという想いから、これまで何度かお願いしたところ、みんともさんもけっこう楽しんでくれたということもあり、これまでいくつか一緒に行ってもらったのです。
そしてこの駅は実は前回のお泊まりオフ会の時に「次はここに一緒に行ってほしいです」とお願いしていた駅。
それから何度も予定をたてるものの、ことごとくダメになったのがこの冬。
そして今回、ようやく一緒にお泊まりオフ会に行けそうになり「どこか行きたい場所はありますか?」と聞いたところ、みんともさんが「じゃああの駅に行きましょう」と言ってくれたのでした。
秘境駅として有名な駅なのですが、実際はすぐ近くに民家があり、国道も走っていますので、この駅に行くことはさほど困難ではありません。
秘境駅と言われるのは非常に山深い場所にあるということもあるのでしょうが、やはりここは駅ですから電車で来るべき場所。
しかし、時刻表を見ればわかりますが、電車で来るのが非常に困難だということが秘境駅と呼ばれる主な理由ではないかと思います。
鉄道好きの間で有名な駅ということで、たくさんの駅ノートがあり、近隣の方でしょうか、筆記用具と共に大切に保管してありました。
どうやって描いたのか美麗なイラストや思い出を綴っている方もあり、それぞれの人がそれぞれの想いでこの駅を訪れたのだなと考えると感慨深いものがありました。
みんともさんもなにか書きたいと駅ノートデビューしていました。
この駅で面白いのはたくさんの駅ノートだけではなく、どなたが置いていくのか、いろんなコメントが書かれた石達です。
1つ1つが会話をしているようなものもあり、なんだかこの駅の駅員さん達のような存在で楽しませてもらいました。
ここに止まる電車は非常に少ないのですが、通貨する列車はそこそこあり、僕達が滞在していた時も列車がやってきました。
中川家の弟さんのモノマネのように「ばぼなく!電車がばいりばす!」という放送のあとやってきたのが【にちりん】。
僕は俄然テンションが上がり、カメラを構えて撮影していたのですが、偶然にもみんともさんのCX-5と787系の2ショットが撮れました。
そしてそのまま駅から去っていく様子を撮影しようと向きを変えたら…
みんともさんが列車に向かって手を振っていましたw
「男の人が振り返してくれましたよ!」と、嬉しそうなみんともさんでした。
この後も駅ノートを読んだりしながら、なんだかんだで1時間半くらい滞在していました。
なんにもない駅なんですが、静かさのせいなのか妙に居心地がよかったんですよね。
この駅から次の目的地までの運転はみんともさんの順番だったのですが、この道がまあ本当にきれいな景色の連続でして…。
カーブを抜けるたびに違う風景を見せてくれる景色に、運転しながら「おー♪」「すごーい♪」と、大喜びのみんともさん。
よく晴れた夏の日は殊更に美しいでしょうし、きれいな川原が続く景色はきっと懐かしい気持ちにさせてくれることでしょう。
正直僕は景色どころではありませんでしたが…。
途中で立ち寄った道の駅…の近くにあった展望台。自分の車を指差すみんともさん。
ダム湖の隣にあった道の駅で、なかなか迫力があり、こういう場所で最近流行りのドローンなんかで上空から撮影するとさぞきれいだろうと思います。
次の目的地はこの場所。ここも僕の要望で一緒に行ってもらいました…。
ここも鉄道好きの間ではけっこう有名な場所で、断崖のような恐ろしささえ感じる絶壁に掘られたトンネルから列車が出てくる様は圧巻なのです…実際に来たのは初めてですが。
ここの景色だけでもなかなかのものがあるのですが、せっかくだから列車が通過する様子を見たい、撮りたい。みんともさんは手を振りたい。
次の列車の通過時間までけっこう時間があったので、少し下流にあった沈下橋で遊んでいました。
そろそろかもですねと鉄橋のほうに戻っていたらトンネルのほうから音が…!
「き、来ましたよ!」と、走り出すみんともさん。
いかにも文系のおとなしそうな女の子といった容姿と雰囲気なのに意外に運動神経の良いみんともさんはヒールにも関わらず早い早い。
「ブヒッ…ブヒッ…ブヒーッ!」と、走っているつもりの僕。
超デブキモオタという見た目どおりでドベドベと動く僕はスニーカーにも関わらずどんどん置いていかれる。
素早く位置につき、列車に向かって手を振る準備を整えるみんともさん。
そのみんともさんと列車を撮ろうと後ろに回りこもうとする僕。
間に合いませんでした。
辛うじてみんともさんの帽子は入りました…。
「振ってくれました!振ってくれました!」と、興奮するみんともさん。
「ブヒッ…ブヒッ…」と、ちょっと走っただけなのに汚汗まみれで息切れしている僕。
それにしても…今回だけのことではありませんが、鉄道にはまったく興味がないのにこうして一緒に行ってくれるだけじゃなく、楽しそうにしてくれて本当にありがたいです…。
次の目的地はみんともさんの希望で訪れた稲荷神社。
そこそこ大きくて名のあるお稲荷さんらしいのですが、この日は参拝されている方は少なかったです。
それぞれ1個ずつ交通安全のお守りを買ったり、千本鳥居をのんびり上ったりしてみました。
この春は桜の開花も早く、気温の高い日も多い春のおかげで、僕はTシャツ姿で歩いてるだけで汚汗が噴出しまくっています…。
そして今回のお宿がこちら…。
オサレというかかわいいというか…みんともさんはともかく僕のような醜男が来るにはあまりにも場違いすぎて、圧倒的違和感との戦いでした…。
けっこう山の中にある宿でしたので、周囲は緑に囲まれてウグイスの声と風が草木を揺らす音しか聞こえない本当に静かな場所でした。
ひどく霞んではいましたが展望もよく、吹きぬける風が超デブの汚汗にまみれた体にはとても気持ちよかったです。
部屋はコテージ形式でした。
部屋の前にもベンチが設置してあり、こんなに静かで緑に囲まれてたら部屋より外にいたいですね、とみんともさん。
僕としてはこんなに静かだと心配なことが多かったのですが、この日の宿泊客は僕達だけのようでしたので安心しました…。
ベンチに座ってしばらくボーッとしていたら野性の鹿が3匹遊びに来て「鹿です!鹿ですよ!」と、大喜びのみんともさん。
写真に撮ろうとカメラを構えたら逃げていきました。
そして食事。
量も多くなくとてもシンプルでしたが、生粋の貧乏舌の僕でもわかるくらい、めちゃくちゃおいしかったです。
「種類を増やしたり趣向を凝らして結果手抜きが増えるよりも、潔く種類を減らしたりシンプルにして手を抜かないほうがいい」
仕事でいわゆる食レポや各地の温泉宿に宿泊することが多いみんともさんも絶賛していました。
テレビでよく見る食レポなんかの「本当においしい時とそうじゃない時」の見分け方を教えてもらい、僕はしきりに「本当においしい時」をしていたそうです。
特にステーキがもう…思い出すだけでも涎が出るほどおいしかったです。
僕があまりにおいしそうに食べるからと、みんともさんが半分分けてくれました…何度も書きますが、自分より半分近くも年下の女の子なのに、僕のほうがずっと年下な感じです…。
食事が終わって、オーナーさんがコーヒーとデザートを持ってきてくれました。
そしてここでもやはりみんともさんの「誰からでも話しかけられやすい」スキルが発動したようで、当たり障りのない会話に始まり、かなり立ち入った話から好きな野球の球団の話まで、他のお客さんがいなかったせいもあるのでしょうが、1時間以上ずっと話しこんでいました。
その間、もちろん僕は挙動不審ぎみに薄ら笑いで眺めているばかりでしたし、恋人同士には絶対に見えないであろう、みんともさんとの関係を聞かれるんじゃないかとヒヤヒヤしていました…。
部屋に戻って、3ヵ月以上も会えなかったうえに、いつもの儀式として1週間前から過充電していた僕がどういう状況だったかは書くまでもありません…。
深夜過ぎから風が強くなりだし、明け方にはパラパラと音が聞こえだし、朝になる頃には外は暴風雨になっていました。
僕が来たのにずっとお天気なわけがありません。
予定ではこの日も行ってみたい場所があったのですが雨だと意味がない場所でしたので、以前この辺りに来た時に立ち寄ったお店でみんともさんがお土産を買いたいとのことで行ってみたら…。
改装中…。
雨も弱まらなかったので、高速をのんびり走りながら帰ることにしました。
さすがにみんともさんは途中で寝てしまったので、起こさないように慎重に運転して最初の待ち合わせ場所へ。
お別れする時はいつものように寂しさがこみ上げてきましたが、今回はそれよりもやっと会えたという喜びと、これまでとまったく変わらないみんともさんの優しさに安堵していました。
何度も何度もお礼を言う僕に、「また行きましょうね♪」と言ってくれるみんともさんの言葉が本当にありがたくて…。
それでも見送ってくれるみんともさんの姿が見えなくなった後はやっぱり涙が溢れてくるんですけどね…。
そういう感じで、この冬は柄にもなくかなり気落ちしてしまい、ずっと沈んだ気分のままでした。
そんな中、こうしてみんともさんと一緒に出かけられたことで、ありもしない希望に気持ちが明るくなりました。
また、今度は何ヶ月もあかないように一緒に出かけられることを…期待しないように過ごしたいと思います。