冬来りなば春遠からじ、ということでいよいよ春っぽくなってきました。
天気の良い日は春の陽気で暖かい日も増えてきました。
ということは、僕のような超肥満体の豚男は早くも汚汗が流れ落ちてくる日が増えてきた、ということです…。
春の訪れと共にコロナ禍の閉鎖された空気も若干緩和されてきて、これを油断と取るべきか難しいところですが、少なくとも世間は少し明るい雰囲気になったと思います。
蜜となりそうなお店で飲食を共にする交友関係もなく、基本的に部屋にこもってエロゲざんまいの僕にとってはあまり変わらない日常なのですが。
そんな僕の日常の中で数少ない、そしてとても貴重で重要なみんともさんとのお泊まりオフ会。
結局今年は温泉に行けずじまいでしたが、それでも何度か会えていたのは本当に嬉しいことでした。
そして今回。大自然の中で春を感じてみましょうということで一緒に行ってもらえました。
今回も2泊してもらえることに!
いつものように1週間前からみんともさんの画像や動画を見ながら発電すれども放電せずの儀式を執り行い、待ち合わせ場所へ向かいました。
そしてみんともさんのCX-5に乗り換え、最初の目的地に到着!
いつもの超ミニスカじゃないのには理由がありまして…。
今回、途中で違う車両に乗り換えることになっていたのです。
車両のタイプを考慮すると、とてもいつもの超ミニスカのようなふとももやお尻が見える格好では無理だったのです…。
その車両というのがこちら。
道交法では馬は軽車両扱いらしいのです。
だから馬の免許もあるとか。
今回どこに行きましょうかと話している中でみんともさんが「馬に乗りたいです」と言っていて。
それも、街中にあるようなところじゃなく、自然の中を馬に乗って闊歩したいとか。
そういった理由でここになったのでした。
おそらく、最近みんともさんが夢中の「ウマ娘」の影響もあったと思われます…。
車両の準備ができるまで牧場の犬と戯れるみんともさん。
猛犬注意と書かれていましたが、人懐っこすぎる犬で足元に寄ってきて「撫でろ」と言わんばかりにゴロンと。
みんともさんは大喜びで「うしゃしゃしゃしゃ!」としていて、猛犬とは程遠いような。
施設の方のお話によれば「動きが雑すぎるから」ということらしいです。
そしていよいよ騎乗!
この施設は馬に乗って草原や丘陵を歩き回れるもので、施設の方が馬を引いてくれるわけではなく、引率の方はいるものの、自分で馬に指示を与えていくのです。
よって、最初に実技指導みたいなものがあると思いきや、ざっと説明されただけで「いってらっしゃ~い!」と…!
みんともさんはお仕事で何度か乗馬の経験があるらしいのですが、僕にそんな経験があるはずもなくとても焦ってしまいましたが、とてもよく訓練されたおとなしい馬でしたので僕のような者でも安全に乗ることができました。
とはいえ、慣れないうえに運動神経の欠片さえない僕は、馬に乗るみんともさんの姿を撮ろうと意気込んで持ってきていたカメラなど取り出す余裕もなく、スマホのカメラで撮影するのがやっとでした。
しかし、雄大な景色の中を馬に乗って歩き回るというのはなんとも悠然とした心持ちで「大空と大地の中で」など口ずさみたくなるような気分でした。
雲っていたのが残念ですが、新緑が芽吹いた頃はとても美しい景色の中を歩き回ることになるのでしょう。
約1時間ほど歩き回り、馬を降りると、先ほどまでののんびりとした気持ちはどこへやら、足がガクガクしてまともに歩けない状態。
「最初はそうなりますよねぇ」とおかしそうに笑うみんともさんは平気な様子でした。
乗馬って乗ってるだけですが、体幹などの面で実はけっこう運動量があるらしいです…。
日頃の運動不足がモロに出てしまうわけですね。
休憩がてら近くのお店で昼食。
ここでみんともさんが僕に見せるためにスマホのウマ娘を起動したところ、音量設定を変えるのを忘れていたようで店内に響き渡る「サイゲームス!」
みんともさんが慌てて音量を下げていたところ、隣の席にいたバイクのツーリング仲間らしき男性グループから「え、やってるんですか?」と話しかけられ、しばらく楽しそうに話し込むみんともさん達…と、それを薄ら笑いで遠巻きに見る僕…。
そんな僕に「えと、失礼かもしれないですけど、どういったご関係なんですか?」と、その内のお1人からど直球な質問をされるという…。
若くて可愛い女の子と、その半分近くも年上でキモオタ丸出しの超肥満の中年豚男…とても恋人同士には見えないのは自分でもわかっています。
もちろん僕としては恋人どころか今すぐにでもお嫁さんに…と願ってはいますが、いまだにお互い敬語ですし…。
「や、えと、ネットゲームの知り合いなんですよ^^;」と、みんカラの名前を出すのは避けたかったので、もう1つの事実なほうで答えると…
「え、じゃあオフ会なんですか?!」
「2人で?!」
「いつもなんですか?!」
「うわ、本当にこんなことあるんですか!」
「いいなぁ!羨ましすぎるでしょ!」
みたいな感じで矢継早に質問され、最終的に僕のような奴とこういう関係になってるなら自分(達)なら絶対イケる!
といった雰囲気でどうもみんともさん狙いのようになり「よかったら僕達とご一緒しませんか?(ただし僕は除外)」みたいな感じになってきたので、逃げるように退散しました。
みんともさんとのオフ会の途中でみんともさんがナンパ紛いに話しかけられることはこれまでにも何度かあり、そのいずれも所謂DQNというか俺って悪いぜ?みたいなわかりやすい人種だったのですが…。
この時の人達は見た目の雰囲気は僕と同種の人種の人達っぽかったですが、やはり最近の若い世代のオタクというのは明るい人達なんですね…。
ちなみにみんともさんは道の駅で改造車やバイクの集団が占拠しているのを見て「うわぁ…」と引いていました。
秩序のある集まりならいいですけど、いい年齢して集団になって息巻いて周囲に迷惑かけてるのは痛々しくて見てられません…という意見は僕も大いに同意します…。
お店を後にして地元のスーパーみたいなとこで食材を買い込み、本日の宿へ到着。
みんともさんが非常に気に入って強く希望したこともあって前回と同じ宿です。
僕はみんともさんとお泊まりできるならどこでもいいですし、ここは僕もとても気に入っていたので再訪となりました。
前回来た時には仕事熱心な犬がお出迎えしてくれて、みんともさんに妙に懐いて一緒に散歩したりしたこともあり、みんともさんもそのことを楽しみにしていたのですが…。
予約をする時に犬君のことを聞くと、残念なことにその犬君は亡くなってしまったのだとか…。
みんともさんに伝えると非常にショックだったようですが「行ってから知るより事前に教えてもらってよかったです」と言っており、まず最初に犬君のお墓参りに行きました。
相変わらず良い雰囲気の環境と部屋。
諸事情で写真を撮った時系列がバラバラです…。
ここは素泊まり専門で室内に洋風の囲炉裏やきれいなキッチンが完備されていることもあり、食材は自分達で持ち込んで調理する必要があるので、先ほど書きましたように途中にあった地元のお店で食材を買い込んできたのですが…。
このお店があり得ないほど安くてみんともさんがとても驚いていました。
恐らく地産地消を目的としたお店だったと思いますが「だとしても安すぎですよ!」と。
しかもそれが全部めちゃくちゃおいしいのです。
お肉なんかは普通の1000円以下のパック売りのお肉も信じられないほどおいしかったですし、ちょっとだけ贅沢をしましょうと買った1500円のステーキなんて、これまで食した中で1番と言っていいくらいおいしかったのです。
お米はみんともさんが持ってきてくれたのですが「こんなに違うのはきっと水がいいんですよ」と。
「この地域の人はこれが普通だと思わないでほしい!」「町のほうだったら倍以上しますよ!」と憤慨していました。
そういった理由もあり、なによりみんともさんが準備してくれたということもあり、実は最近僕は厄介な病気のせいで食事制限をしていたのですが、リミッター解除で食べまくりました。
そしてやっぱり朝方近くに就寝して、ゆっくり起きた翌日。
陽が差してとても気持ちよさそうでしたので朝食の前に草原を散歩しました。
その後、ボードゲームで遊びながら地元のお店で買ってきていた手作りのケーキを食べていた時に、前日にあるおもちゃを買ってきたことを思い出しました。
この地域に来る途中のSAで見つけて「懐かしい!」となって買ってしまったものです。
僕にとってはとても懐かしいものでしたが、みんともさんは知らなかったようで…男女差というより世代差でしょうね…。
そして早速草原で飛ばしてみることに。
なんか、思い出の中のグライダーはすごく遠くまで飛んでいる記憶があるのですが、思っていたより飛ばない…。
最近はこんなものなのか、それとも目線が高くなったせいなのか。
それでもみんともさんにはとても面白かったようで、何度も飛ばしては拾いに行き、また飛ばしては追いかけ…と、まるで子犬のようでした。
風を受けると高く旋回するのが気に入ったようでした。
この宿の水は近くの水源から引いたものらしく「この地域の食材がおいしかったり、家から持ってきたお米がこんなに味が違うのは水がいいからだと思います!」というみんともさんの主張を確かめに、その水源へ。
水源から流れる川はすごい透明度で、地域の方々が水を汲みに訪れていました。
観光地化されている気配もなく、地域の方々が大切に守ってきたことがわかる様子で、水を汲んだ後はお社にお賽銭を入れてお礼をしていました。
僕達も少しもらって帰りましょうと順番を待っていると、高齢の方が数個の20Lタンクに水を汲んで運ぼうとしていたのでみんともさんと一緒に手伝ったら「こういうとこなんですよ♪」とみんともさんが褒めてくれました。
僕達の前にいた金髪カップルは早くどけよと言わんばかりでしたからね…。
水源の帰り道、以前訪れたことのある公園があったので行ってみました。
奇妙に剪定された植木、ありあまるほど違和感を放つ七福神、統一感のない銅像達と、相変わらず独特の雰囲気を醸し出していました。
みんともさんが落書き帳を見つけて、早速書きこんでいました。
他の方々の書き込みを読むと、やはりみなさん困惑していた様子。
よくわからない公園ではありますが、とても静かでのんびりとした空気の漂う良い場所だと思います。
ベンチの横には小さな桜の木についたつぼみが花を咲かせようとしていました。
「お花見で賑わう名所よりも、こういうとこで静かに咲いてる桜をのんびり眺めていたいですね」と言うみんともさん。
もう少し遅く来ていたらさぞきれいだったでしょうし、お弁当でも持って遊びに来たらとても良いお花見になっていたと思います。
宿に戻って食事の後は、本を読んだりゲームで遊んだり…。
みんともさんが読んでいる本は、前回の時にみんともさんが買ってきていたもので「こんなの読まなくても無意識でしてくれてますから」と、僕が取り上げたのですが、「絶対持ってきてくださいね!」と言われて持ってきたのでした…。
なんでも、本の中身じゃなくて、この本自体に関わる嬉しいこと
(twitterでこの本を持ってるまりのさんのエッチな絵を描いてもらった)
があったらしいのでした。
ゲームは最近みんともさんがアニメもゲームも夢中になっているという「ウマ娘」
みんともさんがはまっていると聞いて僕も視聴したのですが…とても熱いです。
みんともさんが言うように、萌えじゃなくて燃えな作品だと思います。
そして僕もゲームを始めてみて…いかんせん課金する余裕がないのですが、それでも面白いです。
スマホゲームにあるまじきクオリティだと思いますし、ウマ娘達が激走している様子は「〇〇タン萌え~」よりも「いけ!がんばれ!」となります。
そしてまたしても朝方まで…という感じで外が明るくなりかけた頃にようやく就寝。
誰もいない、なにもない、時間が緩やかに流れる場所…のはずなのですが、2日なんてあっという間でした。
「帰らなきゃいけないんですよねぇ」と、とても名残惜しそうなみんともさん。
「次は一か月くらい遊びに来られては?」という管理人さんの言葉に「じゃあもう住ませてください!」と答えていました。
できるなら是非僕もそうしたい…その時はみんともさんも…というか、みんともさんと一緒に住めるならどこでも…!
そしてものすごく後ろ髪を引かれながら帰路に着きました。
ちなみに、みんともさんが「お家に買って帰りたいです」と、食材を買い込んだお店に立ち寄って帰りました。
そしていつものように解散場所でみんともさんに何度もお礼を言って、僕の車が見えなくなるまで手を振ってくれるみんともさんの姿がサイドミラーから消えると…。
感謝と寂しさでいつものように汚涙が溢れ、しかしそれでもハンドルの真下の隆起は剛直を極め、早くもみんともさんに会いたいと心も体もいろんな汚液を溢れさせるのでした。
そんなわけで、春真っ盛り、というわけではなく、春が始まったことを感じる中でのお泊まりオフ会でした。
春を感じる内にまたみんともさんに会えたらいいなぁと思います…。