その地域の民度って高速のインター周辺、特に降り口でわかると思いませんか?
ちなみに僕の住む地域のインター周辺は常に大量のゴミが散乱してます。
さて、すっかり年も変わりましたが、日々相変わらずアニメとエロゲという怠惰な毎日を過ごしています。
今年の冬は冷え込む日はあったりするものの、比較的暖かい冬なのかなと感じています。
いかんせん超デブが感じることなので本当はそんなことないのかもしれませんが。
そんな底辺層の豚の生活の中で唯一彩りを与えてくれる、みんともさんとのドライブお泊まりオフ会も前回から約2カ月…。
なかなか都合が合わずに年を越してしまい、またしても絶望的な気持ちになりつつありましたが、ようやく行ってもらえることができました。
年齢を重ねるにつれ体力や感性は衰えていくものでしょうけど、いまだ日に3回の自己発電が欠かせない僕のことを考えると、もしかするとキモオタという人種は老化が遅いのかもしれません。
男の顔は履歴書だという言葉も聞きますし、確かに同年代の方々と比べてキモオタは若く見えると思います。
結婚し、子を儲け、家庭を守るために様々な重圧や責任を背負いながら生きてる方々に対し、常に女の子に対する妄想ばかりを抱えて過ごしている我々のような人間の老いが早いはずがありません。
なんだか話が違う方向に向かってますが…。
とにかく、みんともさんと会えるのは2カ月ぶり。
いつもみんともさんとのオフ会では1週間前から「発電すれども放電せず」の儀式を執り行っていますが、今回は特に辛かったです…。
そんな中で今回はもしかしたら2泊してもらえるかもしれないということでしたので、それはもう、それはもう…!
そして初日の夜、僕はどこにいたのかというと…。
某県の格安ビジネスホテルにいました…。
というのも、今回は僕が昔から時々参加してる極小規模の集まりがありまして(車関係などではなく、僕と同類の同士達が集まる惨めでキモい小さな集まりです…)、そこにみんともさんが来てくれることになったのです。
しかし僕とみんともさんではそこに向かうまでの距離も時間も違いすぎることや、なにより僕とみんともさんの関係を悟られないために、みんともさんは車で、僕は公共交通機関を使って現地に向かうほうが都合がよかったためこうなったのでした。
そして翌日、集まりでの色々を終え、みんともさんと待ち合わせたのが…
この駅でした。
1度来てみたかったこともあり、別の駅まで同士の方に送ってもらい、電車で着きました。
ホームのすぐ下が海ということもあり、まるで海の上にあるような駅でした。
また、たくさんの黄色いハンカチが並べられていて、風になびく様子が天気の良さもあってとてもきれいでしたし、なんでも最近ではインスタで話題になっているとかで、僕達が滞在している時も男性が写真を撮りに来ていました。
ところで今回、みんともさんはかわいらしいガマ口財布を首からさげていたのですが…。
「やい魔王!」「カ~ンちゃん、わしゃかなわんよ~」のハクション大魔法の財布みたいだと思っていたら…「邪神ちゃんです」というみんともさん。
まさにジェネレーションギャップですね…。
参考画像。魔王と邪神ちゃん。
よく見ると魔王のそれはポシェットみたいになってますね。
しかし魔王にしろ邪神ちゃんにしろ、ギャグアニメの魔界キャラは財布を首からさげているのがスタンダードなんだろうか…。
いずれにしろ、若い女の子が執着しそうな高価なアクセサリーをつけるのを好まないみんともさんらしい装飾品だなと思います。
そして距離と時間の都合でこの日の予定はひたすら移動。
高速を使ったほうが早かったのですが、せっかくだし安かったこともあってフェリーを使うことにしました。
みんともさんは追いかけてくる鴎に餌をやりたかったみたいですが、すでにおば様方が賑やかにバラ撒いていたので展望デッキに出てみました。
ちょっと寒くはありましたが、この日は本当に天気がよかったこともあって青い空と海がとても気持ちよく、その青さの中の白い鴎が非常に映えました。
フェリーを降り、数時間車を走らせて辿り着いたこの日の宿。
みんともさんがとても気に入っている温泉宿です。
「これで合ってるんだろうか…」という道の先にある、山の中のひっそりとした宿です。
広い敷地の中に母屋や離れの部屋が点在し、それを繋ぐ通路が回廊のようになっています。
離れじゃないと色々とまずいので…はい…。
そしてお部屋。
ベッドが置いてあるものの、純和風の落ち着いた部屋に冬の温泉宿にあってほしい炬燵。
部屋の外にはテラスもあり、山の景色を眺めることができました。
みんともさんの1番のお目当てがこの部屋付の内湯。
露天や内湯、部屋専用のお風呂がついた宿はたくさんありますが、ここが1番好きとのこと。
部屋に繋がるように作られた、古い木造の風呂小屋いっぱいの大きな石風呂。
「湯気が天井からポタリと背中に~♪」の歌のように、時折背中に落ちてきます。ビバノンノン。
そういった情緒が溢れるこのお風呂は確かにみんともさんが好みそうな感じです。
宿には展望風呂があり、ケーブルカーを使って上っていきました。
展望風呂からはその名の通り、辺りの山々や丘が見渡せる素晴らしい眺めでした。
ゆったりと温泉に浸かりながらこの景色を眺めていられるのは、なんとも贅沢な気分でした。
今回は久々の食事付でした。その内容にみんともさん大絶賛。
山の宿の食事として「これは欲しい」というものが揃っていて、奇をてらいすぎない落ち着いた創作料理。
近年の色々な事情が取り巻く中、こういう「わび・さび」を感じさせる料理を出してくれるのは嬉しいです。
焼き物の炭も造りものかと思うほどきれいなものが使われていたり、お茶もきちんと葉が使われて鉄瓶を使っていたり、そういうどうでもいい部分でも手を抜かない。
通路の脇に置かれたサービスのお茶も常時温かく、いつの間にか取り替えられている。
週に2日きちんと休営日を設けている影響もあるのでしょうか、「良いものは手間がかかる」ことをきちんとやってくれる素晴らしい宿だと思います。
翌朝、陽が昇る前に再び展望風呂へ行ってみました。
やはり朝方はかなり冷え込んでいて、そのぶん温泉が気持ちよく、遠くのほうで雲海が発生しているのが見えました。
朝食。すべて非常においしかったです。
ご飯もたいへんおいしく、超デブらしく4杯もおかわりしてしまいました。
翌日まず向かったのが、いつも訪れているお気に入りの場所。
いつも雲が多かったり霞んでいたりとイマイチでしたが今回はスッキリ!
完璧ですねとみんともさんと喜び合いました。
今回1番驚いた場所がここ。
ここを目的地にしていたわけではないのですが、突然現れた景色に驚いて声を挙げ、思わず車を止めて見入ってしまいました。
荒々しくも雄大な山とその中腹を縫うようにして走る道路が見える眺めは神々しささえ感じました。
こういう場所に来ると昔の人はどんな気持ちで眺めていたんだろうと考えてしまうというみんともさん。
確かに車や道路なんてなかった時代、山や海は神様が住む場所とされてきたのもわかります。
こちらは以前訪れたことのある展望所。
帰ってからわかったのですが、先ほどの場所とはちょうど正反対の場所になるようです。
平野が広がる向こうに大きな山。この辺りがそういう地形だとよくわかる場所の1つです。
崖のように突き出た道路が印象的でした。
こちらもお気に入りの場所。
大きな風車が立ち並ぶ丘と広大な景色を眺められるはずなのですが…ここに来る時は決まって霞みがひどく、この日もそうでした。
しかし、以前の震災で羽が取られていた風車も修復されていたようで嬉しいことでした。
ところで…この展望所も先ほどの展望所もそうだったのですが…
タバコの吸殻が投げ捨ててあるのがやたらと多い…
この道は景色もよくカーブも多いことから、そういう連中がよく訪れるらしく、走っている時に煽られたこともありますし、この近くの有名なコースの休憩所にもたくさんの吸殻が捨てられていました。
僕はタバコは吸いませんが、最近の喫煙者に対するバッシングはどんどん激しくなって、まるで魔女狩りのような集団ヒステリーみたいな状況になっていて恐いなと感じており、さすがに喫煙者の方が気の毒だと思っていたのですが…
こういう惨状を目の当たりにすると、喫煙者は罰せられるべきだとまで思ってしまいます。
第一、よくこんな環境に捨てられるものです。
これで山火事になるかもしれないなんてことさえ想像できないから車を改造してイキがって相手を選んで煽りまくってこんな場所で俺カッコイイでタバコをポイ捨てできるんでしょう。
改造車も喫煙者も自ら進んで自分達の居場所をなくしていってることが理解できない思考能力の欠如という共通点もありますね。
僕みたいな底辺層のキモオタ豚野郎からでさえそう思われるのですから、非常に残念な生物です。
そしてこの日の宿は前に利用してとてものんびりできたコテージ…の別の部屋。
南フランスの田舎の家をイメージした建物らしく、僕にはさっぱりイメージできませんでしたが、かわいらしい建物だなということくらいはわかりました。
部屋の中は寝室となるロフトがついており、さすがにこの時期の山間部の冷え込みは厳しく、ここを選んだ理由の1つである蒔ストーブの柔らかい暖かさと音が非常に心地よかったです。
そして今回こそと期待していた部屋のベランダからの夕陽でしたが…今回も雲に覆われていました…。
しかしそれが逆に山と山の間に太陽が沈んでいくような幻想的な眺めを演出してくれました。
それを見ながら「世界が終わるような景色ですね…」と呟くみんともさん。願わくばそれが本当であったら!地球最後の日にこうしてみんともさんといられたら!
夕食はコテージに準備してあるホットプレートで焼肉と焼きそば…を作ってもらいました。
「切って焼くだけを料理とは…」というみんともさんですが、それでもみんともさんの手料理には変わりなく、手際よく野菜などを切り分けていく様子を色々なアレな感情を抑えつつ眺めたり動画に撮ったりしていました…我ながらキモすぎると思います…。
食材を買いに立ち寄ったスーパーで買った肉が、あの値段であの量で売られている肉とは思えないほどおいしかったことから思わず夢中で食べてしまい写真を撮り忘れて、最後に作ってくれた焼きそばの写真だけでした。
ところで普通のご家庭はこういったホットプレートをお持ちなんですよね…みたいなことを感じたり。
こちらはみんともさんが立ち寄ったSAで見つけて思わず買ってしまったというお土産・サガ。
こんなのがあるんですねと僕もテンションが上がりました。
夕食後、星空を眺めに外を散歩したついでに…。
遠くに見える街の灯りが日常の生活にいないことを感じさせてくれました。
みんともさんは2階部分に置いてあった蒔ストーブ型のファンヒーターを非常に気に入ったようで、買って部屋に置きたいと色々と調べていました。
そして翌日。
さすがに明け方になって少し寝ましたが、出発前に辺りを散歩していたら奇妙な像がある広場を見つけ…。
犬の像はまだわかるのですが、七福神像は子供が見たらトラウマになるのではないかと…。
どういう意図で造ったんでしょうねとみんともさんもとても不思議がっていました。
この日も天気は良さそうでしたのでどこかに寄ろうかとも思いましたが、2日間ほとんど寝ていない状態でしたのでさすがにまっすぐ帰ることにしました。
というわけで、実は1度書いた記事を確認してみたら、あまりにも長すぎたうえに僕のキモい感情が迸りすぎていたので、かなりはしょって書き直しました。
久々にみんともさんに会えて、しかも2泊もしてもらえましたので、2日間とはいえずっと一緒にいられたわけですから、解散時は寂しさのあまりまた半泣きになってしまい、帰り道は深いため息ばかりでした。
こんな夢のような時間もいつかは…と覚悟はしているものの本当に耐えられるのか自信がありませんが、それでも受け入れなければならない時が来るんでしょう。
その時まではまだまだみんともさんのご厚意に甘えていたいと思います。