コロナの影響で様々な生活様式が変わり、それも少しずつ解除されてはいるものの、同じことを繰り返しながら少しずつ元の様式に戻っていくのでしょうか。
普段外出や外食することも、人との接触も職場以外ではほとんどない僕は特にストレスなく生活していたのですが、これを良い機会と捉え、無理に元に戻さずとも変えられるものは変えることができればいいのにと思います。
でも僕にとってもっともストレスになり、また、変わってほしくないものもあり…。
それが、みんともさんに会えないこと。
しかし、県をまたいでの移動も「一応」解除されたこともあり、やっと、ついに、ようやく…みんともさんとのお泊まりオフ会に行くことができました…!
長かった…本当に長かった…!
もうこのまま会えなくなるんじゃないだろうかと鬱々とした気持ちで過ごし、ある程度覚悟もしていたのですが…。
マスクや消毒はもちろん、人の多い場所を避けられる場所なら大丈夫でしょう、ということで予定を立て、1週間前から恒例の「発電すれども放電せず」の儀式を執り行って当日を待ちました。
いつものこの儀式も今回は尋常じゃなく辛いもので、みんともさんのことを考えるだけで発電準備が整いましたし、その内に常時みんともさんのことを想像して常に漏電状態という有様でした…。
そんな状態だったものですから、当日の待ち合わせ場所で待ってくれているまりのさんの姿が見えると涙が出ましたし、発電棒はもう、別の生き物のようにみんともさんを求めていました。
本当に久々のみんともさんとのお泊まりオフ会になったのですが、梅雨に入ったこともあって天気予報はずっと雨と曇り。
しかしもはやそんなことなんてどうでもいいのです!みんともさんと一緒に過ごせるのならば!
しかも今回は2泊してもらえるのですから!途中で立ち寄ったところが雨だろうが曇りだろうがどうでもいいのです!早く、一刻も早く宿へ…!
このようにどこも曇りでした。
が!そんなことどうでもいい!早く、一刻も早く宿へ!
理性がどんどん侵食されていく!
僕はもう、辛抱しすぎて汚い脂汗をかきながらそんな状態でした。
そして途中のスーパーでこの日の食材を買い込み、宿へ…!
この日の宿は古民家の一棟貸しの宿。
恐らくお金持ちの別荘的な感じなのだと思います。
設備やアメニティに関しては本当に最小限なのですが、家の造りは年季を感じさせるもので、威厳さえ感じました。
この宿を見つけて「ここにしましょう!」と希望したのはみんともさんでした。
その理由はこの立地。家の庭から雄大な山が一望できるのです。
居間の大きな窓からもその景色を眺めることができ、現実逃避するにはもってこいの環境でした。
これで晴れていればなにかのキャンペーンポスターのような眺めになると思います。
なんてことを書いてますが、実際は宿に入ってすぐに僕の理性は崩壊してしまったわけですが…。
あそこまで理性が崩壊したのは初めてみんともさんとお泊まりオフ会に行ってもらった時以来かもしれません…。
そんな状態でしたが、ヒトモドキとしての僅かな理性が戻った後、宿の周りを散歩することにしました。
散歩をする理由になったのが、宿の庭から遠くに見えた用水路。
「近くで見てみたいです」というみんともさんの言葉で散歩がてら見に行ってみることに。
散歩がてらドラクエウォークに興じるみんともさん。
新しい苗が植えられて青々とした初夏の田園はとても美しく、周囲の風景と合わさって非常に心落ち着くものでした。
そして用水路。
この辺りは湧き水が多く、それを利用したもののようで、非常に豊かな水量が静かに滔々と流れていました。
僕みたいな低脳は「すごいなぁ、きれいだなぁ」で終わってしまうのですが、誰がいつどういう経緯でどういう手段でこの地域に用水路を築いたのか、ということが気になるみんともさん。近くにあった記念碑を熱心に見入っていました。
宿に戻るとまたすぐに…いつものことですが、みっともないとかそういうことを考える余裕はないんです…。
そして夕方を過ぎる頃になってようやく夕食の準備。
この日はこの風景を見ながらのバーベキュー(人生で2回目、1回目もみんともさんと)でした。
台所で野菜を切るみんともさんの姿にまたしても…でしたが「ダメですよ、火を熾しておいてください!」と言われ、以前みんともさんに教わったことを思い出しながら炭に火をつけました。
風があったので少々難儀したものの、どうにか火がついて安定させることができました。
そしてこの景色を眺めながらバーベキュー開始!
…晴れていればもっと最高だったと思います。
しかし、僕みたいな超デブ中年キモオタ醜男が若くて可愛いくて●ッチな女の子と2人で野外でバーベキューなんて…。
あまりにも不似合いすぎて「僕なんかがこんなことしていいんだろうか…」となりそうになりましたが、そんな僕を気持ち悪がることなく、なにもかもすべて受け止めてくれて優しく笑いかけてくれるみんともさんを見ればそんな気持ちは瞬時になくなってしまいます。
食事もおいしかったのですが、それ以上に、やっぱりこの子は僕の性天使なんだな…と、キモオタらしい考えをあらためて強く、深く実感しました。
だって、エロゲの中にしかいませんよ、こんな子…。
いつものように色々しながら食事したかったのですが、宿の隣の民家のおじさんなのか、なにかの用事を作っては頻繁に近くに来てみんともさんを見ていたのでそれもできず…でした。
見るからに僕と同種の雰囲気でしたので、せめて僕と同じくらいの年齢だったら、みんともさんのほうから声をかけて一緒に食事をしたり写真を撮らせてあげたり、人柄(極端に気弱でおとなしいキモオタ類)によっては触らせてあげたりしたのでしょうが、さすがに年齢が上過ぎましたね…。
それでもやはりこういう場所で食べる食事はおいしいですね、開放感なんでしょうか。DQNな人達がやたらバーベキューをやりたがるのも理解できなくないです。
もし僕にN君以外にキモオタの友人がいたらバーベキューに勤しんでいたかもしれません。
でもそういう場にはきっとDQN達が大騒ぎしながらバーベキューしているでしょうから、そうすると僕達は刺激しないよう、絡まれないよう、ひたすら粛々と焼き続けるだけでしょうから、やっぱりやらないと思います。
そして夜になり…。
何か月もおあずけされた犬が「待て」ができるわけもなく…狂ったように、でした…。
夜が明ける頃、外の様子を見てみるとどうやら晴れているような…。
天気予報ではこの日も曇り時々雨だったのです。
どうやら今日は晴れそうだから予定を変えましょうかということで、陽が昇るまで少し眠ることに。
そして目が覚めると昨日までの天気がウソのように快晴!
これはもうドライブですねと、この日は特に予定をたてずにひたすらドライブすることに。
途中で立ち寄ってみた駅。
いろんな撮影や舞台に使われることも多い駅だけあって、ホームからの眺めは青々とした緑の中に真っ直ぐ伸びた単線の線路が非常に美しいものでした。
晴れていればこんなにも美しい眺めだったのかと驚きました。
近くでドローンを飛ばして上空から駅の全景を撮影している人がいて、見るからに僕と同種の容貌の方でしたので思い切って話しかけてみると、相手も同種と感じ取ってくれたようで、お互い気後れすることなく話すことができ、ドローンの映像を見せてもらいました。
やはりとても面白い映像が撮れるもので僕も欲しいのですが、僕に買う余裕があるはずもなく…。
一緒にホームでみんともさんを撮影してお別れしました。
次に、いつものお気に入りの場所へ。
やはりこの場所は晴れていると格別の眺めです。
芝生に囲まれているだけあって草のにおいがすごくて、少し懐かしい気持ちにもなりました。
山のほうに来たおかげでどこを走っても濃い緑が鮮やかで、まさに初夏といった景色。
自粛期間が長かったこともあり、自然の景色を目の当たりにすると心が休まるようでした。
…僕の場合は自粛期間に関係なく基本的に家に篭ってエロゲーざんまいですが…。
有名な展望台に寄ろうとしたのですが、駐車スペースに好き勝手に駐車して占拠している改造車の集団がいて入るスペースがなかったため断念。
きっとオフ会なのでしょうね、きちんと並んで駐車すればあと2~3台は入れたと思うのですが、仲間が絆で素敵でした。
ついでに、この時の運転は僕だったのですが、途中の道で後ろからベタ付けして煽ってくる車がいたので譲ったら、なんと福祉車両でした。
僕が譲った後はさらに前の車を煽りまくっていましたので、やはりあのシールを貼ってたら無敵なんですね。
そして今回みんともさんがとても印象に残ったと言っていたのがこの場所。
「なにかありますね」と寄ってみたところ、どうやら石畳で造られた旧街道だとか。
参勤交代でもこの道を通っていたそうで、途中には茶屋なんかもあったらしいです。
頂上まで来ると視界が開いて雄大な山と麓の集落が見える道は感嘆の声が出るほどですが、こんな山の上まで石畳を敷いて道を作ったなんて当時の人達の苦労は計り知れません。
みんともさんは当時の幕藩体制を会社に置き換えて考えるようで「本社への出張のための道路整備ということですよね、それを下請けの人達に押し付けて…」「昔も今も変わらないですねぇ」と言っていて、相変わらずのみんともさんの感性の豊かさに感心しました。
そして久しぶりにいつも利用させてもらっていた温泉宿へ。
山奥の谷底にある宿で人との接触はありませんし、その他のいろいろな条件を考えると、この宿以上のところってなかなかないんですよね。
暑い時に温泉ってどんな感じだろうと思っていましたが、思いのほか気持ちよかったです。
1日中夏の陽射しを浴びていたせいか心地よい疲労感があり、お風呂から上がると小部屋のほうからみんともさんの悩ましげな声が…!
僕以外に誰が…まさかN君がこっそりついて来てたとか?!
本当に気持ちよかったようで「極楽です…」と、グッタリしていました。
この宿は設備も整っていて、きれいな冷蔵庫や電子レンジはもちろん大型テレビでネットテレビも見放題なのですが…
山の中で海の幸を食べましょうということで買ってきたお刺身と、前日のバーベキューの残りのご飯をみんともさんがおにぎりにしてくれたもの。
この日はテレビなどは一切点けず、窓を開けて自然の音を聞いていました。
初夏の陽射しと青々とした緑と心地よい静けさ。
超デブの僕にとって夏は地獄の季節ですが、こういう場所なら夏を楽しめるのかもしれません。
夕食も途中のスーパーで買ってきた惣菜ですが、虫の声を聞きながらだとなんとなく風流でした。
あれだけ晴れていた天気も朝方には完全に曇っていましたので、寝る余裕がなかったこともあり、お昼まで宿で少し眠ることにしました。
チェックアウトがお昼というところもこの宿の魅力なんですよね。
そして帰りは解散場所まで直行。
いつものようにみんともさんにお礼を言うのですが…今回はまたこうして一緒に旅行に行ってもらえたこともあり、嬉しさ以上に安心できたことのほうが大きく、いつもの寂しさからくる半泣き状態ではなく、ぽろぽろと涙が出ました。
それでも帰りの車の中ではみんともさんを思い出して発電準備万端な状態だったのですが…。
それにしても、またこうしてみんともさんとお泊まりオフ会に行くことができて本当によかったです。
いつも書いていますが、いつか身をひかなければいけない時がくるでしょうし、その覚悟もしているつもりです。
しかし今回はいよいよその時が来たかもしれないと思うと、覚悟はあるとはいうものの、辛いとかそういう次元の感覚ではないんだなと実感できました。
いきなりエロゲの世界に迷い込んでずっとそのエロゲの世界にいたのに、突然現実に戻されるのは…気持ちが追いつかないでしょうね。
それだけに、今回のお泊まりオフ会はいろんな感情やら欲望が暴走しすぎてしまいました。
また次に行ってもらえる時はもう少し理性を保てればと思います…。
いずれにしろ、本当に、心の底から嬉しく、安心したオフ会になりました。