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2016年05月09日 イイね!

畏怖・初版

畏怖・初版










この記事を書いた直後にあの出来事がありました。
世間では不謹慎を自重しようといった動きがありましたが、そう主張するほとんどの人は己の都合としか思えず、僕としても行き過ぎた不謹慎精神はよくないと思いますが、さすがに空気は読むべきだと思いましたので、下書きのまま保存していました。

そのまま使うかどうか迷い、かなり躊躇していますが、使うことにしました。
2ヵ月ほど前のことになりますが、以下がそれです。






桜も散って日に日に気温が上がっていき、世間的には温かな春の陽気、超デブの僕にとっては早くも汗が流れ落ちてくる季節になりました。
そんな春に差し掛かる前のことなのでかなり前のことになってしまうのですが、みんともさんと一緒に長距離ドライブに行かせてもらいました。

今回はとにかく景色のいい場所をドライブしましょうという計画でした。
いつものように早朝に出発。みんともさんとの待ち合わせ場所でみんともさんのCX-5に乗り換えて移動。
SAに寄りながら高速を抜け、のどかな景色と共に壮大な高原や荒々しい山地の景色を見ながら走り抜ける、信号も少なく実に爽快な道でした。

最初の目的地は非常に荒々しい風景を横目に見ながら狭い道を上って行った場所。



山腹に大きな風車が立ち並ぶそばにある展望所です。
駐車場的な広場に入った途端、2人で「おおー!」という歓声をあげてしまいました。









場所によってはすぐ近くまで寄れる風車もありますが、ここはまた違った迫力がありました。









風車が見える場所は駐車スペースで、こちらが展望所…的な場所。
一応地図にも展望所と記載があるのですが、柵みたいなものがなにもなく、広い場所があったので展望所という名前をつけてみましたという雰囲気。










素晴らしい眺めでした!
視界を遮るものがないおかげで雄大な大地が一面に広がる景色は怖ささえありました。
周辺も野焼きが行われた直後だったのか、にわかに温かく、焼けた匂いが漂っていて荒々しさを演出していました。
天候は晴れてはいたものの、非常に雲が多かったため、空がもっと青かったらさらに素晴らしい景色になると思います。

しばらく景色に見入り、写真を撮ったりした後は来た道をさらに進みました。









山道を進んでいくと、先ほどとはほぼ反対側の位置に展望所がありましたので立ち寄ってみました。
展望所として整備されているためか、こちらはけっこう人が多かったです。













こちらもこちらで圧巻の景色でした!
広がる平野と大地が盛り上がっているのがよくわかる山、そこへ下っていく曲がりくねった峠道も見えて絶景でした!
どちらも素晴らしい展望でしたが、つくづく青空じゃなかったことが残念です。











次の目的地へ向かう途中に立ち寄った公園。
ゴツゴツとした山を背景にきれいな広場があり、とてものんびりとした雰囲気でした。

この後は今回の宿に向かうのですが、その途中で…。













みんともさんが一緒に遊んでくれているPSO2というネットゲームで、みんともさんが自分のキャラに好んで着せている衣装を実際に着てもらって写真を撮らせてもらいました。
狐のお面はみんともさんが持ってきてくれました。

そんなことして遊んでいる内に陽が傾いてきたので、チェックインするために1時間くらい車を走らせ、本日の宿へ。
今回はそろそろ温泉が気持ちのいい時期も終わりだということで温泉宿にしようかと相談していましたが、いつかあそこに泊まってみたいと話していた宿があり、今回はそこに宿泊することにしていました。









矢印の場所にあるのが宿の建物です。
周囲の景観を壊さないように調和を考えられて造られているようで、以前通った時に1度こんなとこに泊まってみたいですねと話していたのです。

しかし、そこそこいいお値段がしましたので、素泊まりにして夕食は近くの町へ出ることにしていましたので、チェックインして少し休憩してから出かけました。













この辺り一帯は本当に素晴らしい景色が続く高原の道で、夕陽に照らされたその景色は幻想的にすら感じるほどでしたので、あちこちでいちいち止まって写真を撮ったりしていて、町に着いた時にはすっかり暗くなっていました。









夕食は焼肉にしました。
木炭の上に網を置いただけという荒々しさ。
火力を強めようと呪文を唱えるみんともさんw
「ギ・フォイエで広がらせたいですね!」というのはPSO2ネタ。

肉や野菜もお皿にきれいに盛られたものではなく、粗くガサッと盛られていましたが、味のほうは僕でも「いい肉だ!」とわかるもの。
仏頂面で接客する店員さんでしたがイヤな印象は受けず、お会計時に「どっから来たの?」とみんともさんに話しかけてきて、どうやら気に入られたようで「ウチで漬けたのだから、持ってきなよ」と、大きな沢庵を渡されたみんともさんでしたw
そんなふうに、どこへ行っても誰からともなく話しかけられて、すぐに好かれたり仲良くなるみんともさん。

僕にはそういう、知らない土地で知らない人に話しかけられて仲良くなるという経験がないので、容姿の良さだけじゃなくて、そういうオーラや会話を広げる能力が優れているんでしょうね。
なんせ、みんともさんに初めて遭遇した時も、女の子とまともに話したことさえなかった僕が話しかけたくらいですからw

お腹を満たして宿に戻ってから、みんともさんにお願いを…

























ミルでコーヒー豆を挽いて…









ドリップして…









カップに注いで…









宿で食べようと途中で買ったケーキと一緒にさあどうぞ!という感じでメイドさんになってもらって給仕してもらいました…

こんな若い女の子にこんなお願いを叶えてもらって、つくづく情けなく思いますが…、女の子にまったく縁がなかった超キモオタのくせに長年こういう妄想を患って拗らせた願望でもありますし、みんともさんもこんなキモいお願いを聞き入れてくれますので、その慈悲に甘えさせてもらっています…。


さて、この部屋には小さな露天風呂がついていて、みんともさんは実はそれが主なお目当てだったみたいです。
というのも、周囲には自然しかない高原ということもあり、夜の星空はとてもきれいなのだそうです。

昼間は雲が多かったものの、夜にはなくなっていたので、部屋の電気を消して期待しながら外に出てみたところ…もう、まさに「降るような」星空でした!
なんとか写真に撮れないかがんばってみましたが、僕の腕や知識ではどうにもならずでした^^;

しかし、あんな星空を見上げながらゆったりと露天風呂に浸かっていられることはなんとも不思議な気分でした。

ゆっくりと動いていく星や、他に比べて明るく輝く星が星座として繋がれたこと、そういうものを見ていると、昔の人が天動説を信じていたことも、星座を考えたのも納得できますね、どういう気持ちで見上げていたんでしょうねと、古代の人々の暮らしに想いを馳せている様子のみんともさん。

そんな話から、日本の昔話、妖怪や幽霊の話になり、妖怪はきっと日本古来の八百万の神様のことだと思いますとか、本当にいろんなことを考える子だなぁと、みんともさんの感受性にいちいち刺激させられました。

それでも幽霊というものは信じていないようで、特に恐いとも感じないとか。女の子なのに珍しいですねと言うと、「人のほうがずっと恐いですし、もしいたとしても血の通った私達のほうが存在として強いに決まってます!」という言葉が妙に説得力があるなと深く感心させられましたw
満天の、降るような星空の下、なんでこういう話をしているんでしょうね^^;


翌朝、ぼんやりと明るくなってきたので、先日みたいな雲海が発生していないかと期待して外を見てみましたが、さすがにありませんでした。

朝食はバイキング形式のものだったのですが、なにしろそういうことに慣れていないのでプレート皿にぐちゃぐちゃに盛っている僕を見て、みんともさんがきれいに取って来てくれたりしました^^;
しかし、そんな爽やかな雰囲気の中に僕のようなキモオタ醜男がいるなんて場違いも甚だしいと思うと、なかなか落ち着きませんでした…

みんともさんがいてくれるから少しは中和されるから大丈夫だと思い込もうとしても、それはそれで「なんでお前みたいなキモオタとあんな子が…?」という周囲の奇異の視線を浴びまくっている気がして、なかなか厄介な性格です…というか、実際そういう扱いを受けることが多いので…

この日は高速に乗るまで適当に寄り道しながら帰る予定でしたので、せっかく晴れたことだし、この辺りをドライブしてみましょうということになりました。










途中で脇道にそれてみたところ、良い撮影ポイントだと思いましたので、停車して写真を。
こういうのをきれいに撮れるセンスが欲しいですね…^^;
僕の写真からはとても伝わらないと思いますが、この辺りは本当にとてもきれいな風景ばかりでした。









宿から少し離れた場所にあった、湧水公園みたいなところ。
実は由緒正しい場所だったりするみたいですが、あまり整備されておらず、人もまばらでした。









大きな池のようなものを中心に造られたようで、あちこちに飛び石で移動するようでした。
ブーツではさすがに難しいかなと思いましたが、まったく問題なく、むしろスニーカーの僕よりも安定してひょいひょい渡るみんともさん。

小柄で童顔で、思いっきり文系、いかにも図書室とかが似合いそうな見た目に反して運動部出身、さすが体力もあるし運動神経も良いだけあります。
というか、僕がなさすぎなんですよね…^^;











公園を後にして高速へ向うまでも素晴らしい景色の中の道が続きました。

その途中の休憩ポイントみたいなところに入ってみたら、駐車スペースが良い撮影ポイントだったのですが、写真のように1番いい場所にバイクが横向きに止められていて。

それは別にかまわないんですけど、他の方達もここで山を背景に写真を撮ったり、車と一緒に撮っていた方は、撮った後は気を遣って他のスペースに動かしてたので、止めてるだけだったら別の場所でも…と思ったり。

横にとめて僕が写真を撮っていても、持ち主であろうサングラスのライダーさんは灰皿もないのにタバコを吸いながら「文句あんなら直接言えや、あ?」みたいな態度で写真を撮る僕をあからさまにいぶかしげに見ていました。

そういう輩が俺強いぜ?俺悪いぜ?のアピールの材料として僕のような見るからにキモオタを対象にするのはいつものことなのでそれはよかったのですが、トイレから戻ってきたみんともさんが「ここいいですね~♪」と写真を撮り始めたら、「邪魔でしょ?どかそうか?」と、みんともさんに話しかけてくるという、とてもわかりやすい豹変ぶり…

みんともさんもみんともさんで、こういう相手の時は「大丈夫で~す♪」と、見向きもせずにあしらってくれるので助かるのですが、それでもちょっと恐かったので、みんともさんの写真を撮った後はそそくさと出ていきました^^;











高原の道を抜けて高速の乗り口の手前に温泉地らしき場所があったので寄ってみました。
そこそこ大きな温泉街のようでしたが、どこか鄙びた、昭和の雰囲気があちこちに漂う場所でした。

みんともさんはそんな雰囲気が気に入った様子で、足湯に浸かりながら、いつかゆっくり来てみたいですねと町の様子を眺めていました。
あまり話さずにずっと眺めていたので、またいろいろ感じていたんだろうと思います^^;














温泉街で少しのんびりしすぎたため、この後はまっすぐ高速に乗って、みんともさんの住む地域まで戻り、あらためてお礼を言って、それぞれのCX-5で自宅に戻りました。

合計の移動距離が800km近くなった長距離ドライブのオフ会となりましたが、やはり誰かと一緒に行くと交互に運転できることもあり、さほど疲れはありませんでした。


このオフ会から帰ってきた翌週辺りからいよいよ春めいた気温になってきて、もう完全に冬が明けてしまったことが実感されました。
そうなってくるともう、超デブの僕にとっては地獄の季節の始まりで、常に汗がダラダラと流れ落ちている不快極まりない状態です…。
そんな醜男を気持ち悪がったりもせず、優しく気遣ってくれるみんともさんの慈悲に甘えて、またどこかへ一緒に出かけてもらいたいと思います。








以上が、下書きのまま保存していた内容でした。
このオフ会旅行の時に走り回っていた地域は今回の被災地域ばかりです。
まさに今回の震源地をなぞるように走ってきたのです。
写真の場所、そこへ向う道、なくなってしまったものもあります。
あの震災の映像を見て、非常にショックを受けました。

「自然というのはあまりにも無慈悲で容赦のない存在だから、美しいと感じる心はきっと畏怖なんだと思います。」
これはみんともさんの言葉ですが、その言葉をこれほどまでに実感することになるとは思ってもいませんでした。
それくらい、あの地域はとてものどかで、とても荒々しく、とても美しい場所でした。

まだまだ大きな揺れが続いていますが、いずれは必ず復興に向っていくでしょう。
やはり、必要なものはお金だと思います。
もちろん募金もしましたが、みんともさんからこういうことを教えてもらいました。

http://www.furusato-tax.jp/japan/prefecture/43000

熊本はおいしいものがたくさんあります!


この国は地震だらけで震災だらけです。
我々はその甚大な被害を受け、学び、災害に対する危機意識を持つことができる国の民なはずです。

まずは非常袋の準備。いざ災害が起こった時の行動を考えておく。変な自信を持たない。
1人でも多くそういう意識を持てば、1人でも多く助かり、1人でも多く助けられるはずです。
助けられて当然、支援されて当然じゃなくて、自分にできる最低限のことはやる。

支援してくれる地元の消防団員の方や職員の方の中には自分の家族も被害に遭われている方もいるだろうに、避難所に来て自分達は大変なんだから誰かなんとかしろよな連中から、あれがないこれがない、ああしろこうしろと文句を言われるなんてあんまりです。

僕は小さい頃からずっと虐められてきたので、常に最悪のパターンを想定する癖があり、ある程度の辛さや逆境には耐えられる自信がありますから、そう思うのかもしれません。
でも、これだけの災害が起こってきた国で、つい5年前にもあんな地獄のような震災があったのに、災害に対する危機意識や被災した時の覚悟を持ってないというのはどうかしてると思います。

非常袋を常備し、いざという時の行動を覚えておく。たったそれだけでいいんです。
それらを用意してたのに結局1度も役立つことがなかった。それが1番いいんです。

ただ、明日は我が身。被害地域の状況や被害に遭われた方達の心情や大変さなどは絶対に知っておくべきだし、覚えておくべきだと思います。

僕はどうしても根本的にネガティヴな人間ですから、こんな内容の記事を更新することや、アニメを観てたりすると「こんなことやってていいんだろうか…」という気持ちが大きくなってしまうのですが…

まだまだ大きな余震が続いてますし、避難されている方々は絶望に近い心境でしょうし、救援や支援や対策活動に動いている方々のご苦労も計り知れません。
ですが、どうか、負けてたまるかと、強い気持ちであってほしいと願います。

少しでも早くこの状態が落ち着き、復興に向かい始めたら、これまで以上に何度も遊びに行き、お土産もいっぱい買って、贅沢をしに行こうとみんともさんとも話しています。



こんな時にこんな内容で申し訳ありませんでした。

Posted at 2016/05/09 05:54:20 | コメント(4) | キモオタの二十四節気 | 日記
2016年03月29日 イイね!

キモオタの冬が明ける頃・初版

キモオタの冬が明ける頃・初版










春になる前の季節の変わり目は三寒四温とか寒の戻りという言葉がよく使われ、今年はまさにそういった感じの気候で徐々に春が近づいてくるようです。
みんともさんとそういうことを話していると、みんともさんが「夏以外の季節は終わらないですね」ということを言いました。

これは表現の話で、すべての季節は「始まる」という言い方があるのに「終わる」という表現は夏だけですよね、ということでした。
確かにそうだと思ったのですが、夏…というか冬以外の季節は汗まみれになるから冬が1番過ごしやすい僕にとっては冬こそ終わるという感じですという話から、じゃあそれぞれの季節の終わりに合う言葉の表現はなにかという話になったのですが、春は「去る」秋は「暮れる」冬は「明ける」という表現をぱっと思いつくみんともさん。

みんともさんがみんカラでブログを書いていた頃から感じていて、実際に仲良くさせてもらうようになってからも、みんともさんの感性というか、感受性の強さには驚かされることが多いです^^;

そういう話をしていたのは、みんともさんと一緒に旅行に行ってもらっていた時の車内でした。
実はもう1カ月以上前のことなのですが、そろそろ冬も終わりそうだからということで、一緒に温泉に行ってもらいました。

しかし残念ながら天気予報はずっと雨マークがついていて、当日はいつ降ってきてもおかしくない曇り空でした。
今回はかなり遠方ということで立ち寄る場所も限られていたのですが、加えて雨も降りそうだということで、事前の計画もかなり難航しました^^;

当日いつものように陽が昇る前に出発して、まずはみんともさんの住む地域の待ち合わせ場所へ行き、そこからみんともさんのCX-5で移動。
SAに立ち寄りながら高速を走り抜け、まず向かったのは僕が行ってみたかった場所。




後ろに見えているのは…









機関車の転車台跡です。
僕はいかにも鉄道オタクみたいな風貌ですし、彼らには自分と相通ずるものを感じずにはいられず、ほぼ同類の人種だと共感せざるを得ませんw

しかし、実際のところは特に鉄道が好きなわけでも廃墟マニアというわけでもないのですが、以前写真で見た時にただならぬ雰囲気を感じて、是非行ってみたいと思ったのです。
銀河鉄道999が好きだから、かもしれませんw

曇り空と相まってか、なんだか物々しい雰囲気を醸し出していましたw
当時としてもかなり威圧的な佇まいだったでしょうし、非常に迫力もあったと思います。
現代的なそれとはまったく違った、無骨で生々しい様子はロマンを感じますねw











すぐそばには無造作に機関車が展示されていました。
こういうのって柵なんかで仕切られてて近寄れないようにしてあると思うのですが、ここはそんなことしてないんですね。

しかしやはりかっこいいですね!大きさといい、スマートさからは程遠い力強さがあって男らしいというか、やはりこれも浪漫ですよねw

今更ながら、みんともさんみたいな若い女の子が一緒にドライブ旅行に行ってくれるというのにこんなとこに行くなんてどうかしてると思うのですが、それでもとても楽しそうにしてくれるのでありがたいかぎりです^^;

しばらくすると、団体の観光客がやってきたので、一緒になってガイドさんの説明を聞いたりしていましたw


そして次に向かったのは、みんともさんが行ってみたいと希望していた場所。
しかしこの日は朝からずっと曇りで、みんともさん流の表現をすると「今にも泣き出しそうな空」だったのですが、向かっている時についに雨が降り出しました。
その場所は雨だとまったく楽しめそうになかったのですが、それでも一応行ってみたのですが…









やはり雨は降りやまず、残念な様子のみんともさんw
さすがにこればかりはどうしようもないので、早めに宿に入ってのんびりしようということに。








この時はまだ冬でしたので宿はみんともさんが探して「是非泊まってみたい」と言っていた温泉宿でした。
みんともさんは温泉宿が立ち並ぶ賑わいのある温泉街よりも、ひっそりとした場所の温泉が好きなのは知っていましたが、本当にこの道で合ってるんだろうかという道の先にある、完全に山の中にある宿でした。









周囲を山に囲まれてひっそりと建っていた宿でしたが、とても情緒の感じられる、趣き深い宿でした。









重厚ささえ感じる母屋では薪ストーブで暖がとられていました。
後から仲居さんに聞いた話によるとこの日の宿泊客は僕達だけだったらしいのですが、そういう場合、良くいえば節制、ぶっちゃけケチくさい手抜きがあちこちに見受けられることが多いそうなのですが、この宿はたった1組の、しかも安いプランの宿泊客だけでも目に見える手抜きが見当たらない、非常に良宿とのことでした。(みんともさん・談)









非常に細かい彫りが施された立派な机がありました。









ご自由に試飲してくださいと地元のお酒も用意されていました。
お酒に強い人には嬉しいおもてなしでしょうね。









山間部とはいえとても広大な敷地の中に離れの部屋がわずか6棟。
母屋から各部屋を繋ぐ通路の途中には休憩スペースがあり、お茶も用意されていました。

ここも後から通った時にはすでにきちんと整理されてお茶も新しくしてありました。お客1組だけだったらこれくらいほっといてもいいのに、真面目な宿です。









こちらが宿泊棟となる離れ。
10畳と18畳の和室が2部屋という贅沢なお部屋でした。









各部屋にはそれぞれ大きな内湯がついていて、これがまた非常にいい味を出していました。
趣き深い旧い木材を使ったお風呂棟いっぱいの、とても広い木造の浴槽に天井から水滴になった湯気がぽちゃんと落ちてくる。

古めかしい木枠の窓をカラカラと音をたてて開ければ宿の中庭や周囲の山の景色が入ってきて、温泉といえば露天風呂ですけど、最近は内湯が好きなんですというみんともさんの言っていることがよくわかりました。
露天風呂も気持ちいいですが、内湯はぐっと落ち着くんですよね。











そして温泉宿といえば料理も楽しみです。

とか言ってますが、みんともさんが一緒に行動してくれるまでは外食といえば、すき屋とか吉野家ばかりでファミレスにも入ったことがなく、職場の集まりで2、3回焼肉に行ったことや、母や祖母とたま~に定食屋に入るくらいでしたので、料理の良し悪しなんてわかるはずもないんですけどね^^;

それこそ初めてみんともさんと食事をした時は、そもそも食事をする時に女の子がいたことがないのに、みんともさんと2人だけでしたので緊張の極地で汗がとまりませんでした。

今だにみんともさんと目が合うだけで顔が赤くなって汗が噴き出てくるほどですので、どうしても席が向かい合わせになる食事の時などはやはりしどろもどろになるんです。

そういう状態のうえ、こういった料理は普段食べ慣れないのですが、それでも非常においしかったです。素材の味が云々とか新鮮な自家製の云々とかはよくわかりませんが^^;


さらに、僕達の食事のお世話をしてくれた仲居さんがいたのですが、その仲居さんは遠方のご出身だったようで、みんともさんがその地域についてあれこれ質問しているうちに非常に仲良くなって、連絡先を交換していましたw

夏頃にその仲居さんのご実家に遊びに行きたいと約束までして、「夏に行く場所が決まりましたね!」と、とても嬉しそうでしたw
僕としては、みんともさんが僕と一緒に行ってくれるつもりなんだということのほうがよっぽど嬉しかったですが^^;

食事が終わって部屋に戻ってからも何度も内湯に入っていたのですが、夜が明けてうっすらと明るくなってきたのでなんとなく外を見てみると…











遠くに雲海が発生していました。
ひどく幻想的な景色に驚いて、みんともさんと2人で急いで宿の高い位置にある展望風呂へ行って、温泉に浸かりながらずっとその風景に見入っていました。

山の中という静寂感と源泉が湯船に注がれる音だけが聞こえる中で、心地よい温泉に浸かりながらこんな景色を眺めていられるなんて、このまま世界が終わってしまえばいいのになぁと本気で願っていましたw


雲が消えていき、部屋に戻って朝食をいただきに行ったのですが、前夜の仲居さんはこの日はお休みだったらしく残念そうなみんともさんでしたが、僕達がチェックアウトする時にわざわざ見送りにきてくれました。
「夏にまた会いましょうね!」と、まるで姉妹か昔からの友達のようでしたw

そんなことがあったこの宿。
母屋や部屋や料理、1つ1つについても僕では気がつかない細かい配慮が「なにげなく」されていたようで、仕事でもプライベートでも温泉宿に関わることが多いみんともさんが「ものすごく質の高い宿ですよ!」と、絶賛していました。


そしてこの日は宿を出て、遠回りしてドライブしながら帰る予定でしたが、前日にあきらめた、みんともさんが行きたかった場所へ再び向いました。









前日は雨と霧に覆われていましたが、晴天ではないものの、どうにか天候は回復しつつありました。
同じ場所に車をとめ、ガッツポーズで喜びを表現するみんともさんw









みんともさんが行きたがった場所というのは、地獄!地獄谷!
ずっと前に母を連れて行った温泉地の地獄は観光名所としてきれいに整備されていましたが、ここはなんかもうむき出し。













地面のあちこちから湯気が吹き出し、沸騰した水がボコボコと音をたて、灰色の泥がヌタヌタと吐き出され、今にもなにかが噴火しそうな気配で恐かったです^^;
そんな僕とは対照的に「すごいすごい♪」と、とても嬉しそうなみんともさんw











地面から吹き出た湯気がブワーっと広がるたびに「うわ~♪」とテンションが上がるみんともさんw
若い女の子は高いお金を払う場所や物のほうが喜ぶと思い込んでいたのですが、みんともさんは逆にそういう施設や高価な物をあまり好まないので嬉しいです。

前日に来た時には駐車場に車が1台もなかったため、きっと有名な場所ではないんだろうと思いましたが、この日はかなりの数の観光客がいたので、意外に有名な場所なのかもしれません。確かに迫力がある風景でしたからね!

なんだかんだでけっこう長い時間をかけて地獄をうろつきまわったため、遠回りして帰る時間もなくなり、この後はまっすぐ高速に乗り、帰路に着きました。









帰り道に写真だけw

なんだかお宿紹介みたいな記事になってしまいました…。

移動距離はすごく長かったのですが、立ち寄ったところは僅かという、旅行というより泊りがけの長距離ドライブ。
しかし、みんカラを切欠に知り合ったと考えると、みんカラらしいオフ会だったかもしれません^^;
そんな、冬の終わりのオフ会旅行でした。


Posted at 2016/03/29 06:42:52 | コメント(4) | キモオタの二十四節気 | 日記
2016年03月07日 イイね!

キモオタの冬・初版

キモオタの冬・初版※書き終わってみると、久しぶりなこともあって興に乗ったのか調子に乗ったのか、異常な長さになってしまっていました。
よほどお暇な方でない限りは引き返したほうがいいと思われます!








久々に書きます。
せっかく登録しているのだし、なにか書かないととは思ってはいたものの、もともと車に詳しいわけでもカスタムするわけでもなく、みんカラに書けるようなことは…と思いましたが、そもそも車に関連したことなんてほとんど書いたことがありませんでした。

CX-5も故障も事故もなく、毎月のローンや維持費の積み立ては相変わらず苦しいものの、まったく飽きることがない魅力に愛着は深まるばかりです。

そういえば、ディーゼル車の排気ガスかなにかの問題で、マツダ車だけが基準をクリアしていたというニュースがありましたね。
マツダ車を選んで乗っている身としてはとても嬉しいニュースでしたし、さすが僕が選んだ車のメーカーだけありますw

というのは冗談ですが、オタク趣味一辺倒でほっとくとずっと部屋に引き篭もっていた僕に「運転・ドライブは楽しい」という感覚を教えてくれたのは確かですから、やはりそうとうなこだわりを持って造られた車なんだろうと思います。

そのドライブの目的も、僕の場合はみんともの女の子に会うためということが大きいですが^^;

その、みんともの女の子もこんな年齢も倍近くの超デブチビキモオタ醜男に相変わらずとても優しく接してくれて、申し訳なく思いつつも、その母性の強さと慈悲深さに甘えさせてもらっていて、年明けには一緒に遊んでもらっているネットゲームのイベントに一緒に行ってもらえました。











みんともの女の子と一緒にドライブや旅行に行ってもらう時は、みんカラで知り合ったことから、オフ会と称してCX-5で移動しているのですが、みんともさんから…
◆旅費や交通費は折半
◆できるだけみんともさんのCX-5で移動する
◆ついでに、誕生日のプレゼントは3000円以内じゃないと受取拒否
という条件を出されているのですが、この時は場所や予定の都合から、初めて車を使わずに電車で移動してからの待ち合わせだったので、なんだか新鮮でしたw

ゲーム内でもコミュ障を発揮している僕に対して、みんともさんは会場内でたくさん話しかけられていて、中には僕の目の前で「このあと合流しませんか?!」と、ナンパまがいに誘われていたくらい、僕みたいな男と一緒にいるのがアンバランスだったようですw

そして先月。
僕にとって特に印象的だった旅行に一緒に行ってもらえました。

いつものように行き先を相談していて、冬ということもあり、温泉に行こうと話していたのですが、みんともさんがとても気に入っている【たまゆら】というアニメがもうすぐ終了することを思い出しました。

【たまゆら】はみんともさんが大好きだという瀬戸内海沿岸の町が舞台になっている作品で、1人で舞台巡りをしたこともあるほど思い入れのある作品のようで、僕も鑑賞したところ、絵柄こそ萌えキャラですが、今時珍しいくらいまったく毒のない純粋な作品で、キャラクターの心情と共に舞台となっている町並みがとても丁寧に描かれている作品でした。

そのことを思い出したので、みんともさんに「竹原に行きたいんですが…」と伝えると、「いいんですか?!」と、とても嬉しそうに喜んでくれました。

僕としてはやはりみんともさんの嬉しそうな楽しそうな顔を見ていたいですし、舞台となった町並みを見てみたいということもありましたが、僕にとってもどうしてもやっておきたい目的を思いついたのです。

そして日程やルートを決め、当日はいつものように元みんともさんの住む町まで向かい、そこからみんともさんのCX-5に乗り換えて出発しました。

まず向かったのは、メイン舞台の竹原ではなく、主要キャラの実家がある場所として描かれて、みんともさんが是非行ってみたかったという大崎下島へ。



瀬戸内海に浮かぶ小さな島の端にある小さな集落のような港町。
それでも江戸時代まではかなりの賑わいのあった町のようで、当時の歴史を色濃く残すものがたくさん残っていました。
この場所は江戸時代に造られた防波堤の先にある灯台。








境内から上の防波堤に続く神社。
ところで、島に入ってこの町が見えてきたら、みんともさんはテンション上がりまくりで、「やっと来れた…」と涙ぐんでいましたw
それがまた可愛くてたまらなかったんですが、自分の娘といってもおかしくない年齢の女の子にこんな感情を抱くのですから、我ながらキモいですよね^^;








神社へ続く太鼓橋と、この町の目印みたいな高灯篭。
この灯篭も江戸時代に造られたものらしく、当時は大きな港町だったという証ですね。







海岸沿いにあった、あなご飯のお店。
登場キャラの実家のモデルになっていました。









町中に入っていくと、非常に趣き深い建物がたくさん、自然に、当然のように残っていました。

下の建物は若胡子屋といって、当時の御茶屋さん…といっても、当時の港町にある御茶屋さんですから、遊女さんが多数いらっしゃったそうで、遊女さんに纏わる恐ろしくも悲しい事件の痕が残っている屋敷です。








こちらは町の中にあった小さな神社。
桃や梅の花が咲き始めた頃でした。
たくさんの木々が植えられた場所で咲いているよりも、こういう場所で静かに花をつけているほうが好きだと、まだ二十歳ちょっとなんですけど、やたら風流な風情を好むみんともさんw

他にもたくさん当時の面影をそのまま残している建物や風景がたくさんあり、とても静かな町で人工的な音がほとんど聞こえないということもあり、歩いているだけで不思議な感覚になれました。

中に入れる建物もいくつかあって、みんともさんはその中の1つの乙女座という建物を見学することを楽しみにしていたようですが、残念ながらいずれも休業日でした…。
しかし翌日、本来は乙女座の中にある物に思わぬところで遭遇するのでした。

町並みを散策した後は、みんともさんがこの大崎下島の中でも、今回の旅行行程の中でも、1番行きたかったという公園へ。



狭い上り道を、後続のバイクに道を譲りながら公園に到着。
この公園は【たまゆら】の話の中でも、特に印象に残っている話の舞台で、主要キャラの4人が、本人達は覚えてないけれど、実は幼い日に出会っていたという場所です。



























みんともさんも「ここなんですねぇ…」と、感慨深げに周辺の風景を眺めていました。
ずっと来たかったんです、ありがとうございますと何度もお礼を言われたのですが、土下座して感謝しても足りないくらいなのは僕のほうなんですが!

しかし、好きなアニメの舞台だったということを抜きにしても非常に、非常に素晴らしい展望の公園でした!
海に浮かぶ小さな島々、そこにかかる橋といった、瀬戸内海らしい風景。見下ろせば小さな港町がすっぽり見えて。
いつまでもこの景色を見ていたいなと、みんともさんが瀬戸内海沿岸の町が好きと言う理由が少し解かる気がしました。

素晴らしい展望かつ思い入れのある場所ということもあってか、なかなか立ち去りにくく、ベンチに座って話したり、結局2時間近くこの場所にいました。

陽が沈むまでいましょうかと話していましたがそういうわけにもいかず、この日の宿となるホテルへ向かいました。







この日の宿としたホテルは、作品のメイン舞台でもある竹原にあるホテルにしました。
ホテルのフロントのすぐ後ろにはたまゆらコーナーが!








劇場版4部作のチラシをすべてもらってきてご満悦のみんともさんw








予想よりずっと早くホテルに着いてしまったので夜まで待って、夕食は絶対にここで食べようと話していたお店に向かいました。

この辺りは町並み保存地区となっているようで、旧い建物が並んでいる中、雰囲気を壊すほどの街灯は設置されておらず、町中にも関わらず山の中のような星空で、まさに当時の夜はこんな雰囲気だったであろうということが非常に色濃く感じられました。

僕は竹原に来るのは初めてだったのですが、みんともさんも夜に歩くのは初めてだったようで、良い雰囲気ですね~♪と、とても喜んでくれていました。








お目当てのお店はここ。
主人公の子の家のモデルとなったお好み焼屋さんです。
古い倉を改築して店舗にしているので、やたら趣きがありました。










さすが店内にはたまゆらに関するたくさんの展示物が。
ファンにとってはまさにここが聖地ですからね!








みんともさんに聞いて、以前みんともさんが訪れた時の席に座りました。
みんともさんは作中での店名がつけられた「ほぼろ焼き」を注文。
僕はそれでは足りなそうなので2倍のを…^^;

写真のお好み焼の量もそうですが、僕の横幅はみんともさんの2倍以上あるんです…^^;

お好み焼にしては少々値が張りますが、近くにあったら通い詰めるであろうくらい、本当においしかったです。








ホテルに戻ってからはここでもPSO2で遊んだりしていましたw
いつも一緒に遊んでもらっていますが、実際は遠く離れた場所なので、一緒に遊ぶといっても同じ空間にいるわけではないですからね。

そして翌日はいよいよ竹原探索でした。
案内はみんともさんに甘えて、まずは竹原駅から。










竹原駅の出入り口にある「おかえりなさい」の文字。
住んでる人にはなんでもないことかもしれませんが、こういうのって、故郷から離れた時に帰ってくるとグッとくると思うんです。








駅前にはタクシーがつきもの。
見ると、なんとたまゆらに登場するマスコットキャラ的な存在のももねこ様が施されたタクシーが!
みんともさんによると、塗装までももねこ様カスタムのタクシーもいるそうです。








駅のすぐ横の観光案内所。
大きなたまゆらの看板が!








駅前の商店街。
登場キャラクターのプレートがあちこちに設置されているだけではなく、店名のプレートや、壁面の色までももねこ様になっていました!








商店街の中心にはももねこ様の銅像が!
まさに町をあげて応援しているというか…ここまで力を入れてるなんてすごい…!








商店街を抜けて、道の駅へ。ここにも大きなたまゆらの看板がありました。
この看板と道の駅は、以前みんともさんがブログに載せていたのを見ていたのですが、やはり実際に見るとテンション上がりましたw








作中でも写真館として登場する建物。
木造3階建ての洒落た建物で、ちょっと色合いを変えるだけで、なんかイラストっぽくなるのがすごい。








そして前日の夜に通った竹原の町並み保存地区。
明るい時に来てあらためてその雰囲気に驚きました。
旧い建物が建ち並ぶだけじゃなく、実際に住居や仕事場として使われているものが多い。
昔の建物を見て回るといった遺跡見学みたいなものじゃなく、実際に活きている町ですから、生活感を感じられるのです。

観光地でもありますから人の往来も多かったですが、いわゆる観光地の喧騒とはまったく無縁で静寂感に包まれ、陳腐な表現ではありますが、とても緩やかに時間が流れていました。
それは【たまゆら】の世界観そのままで、この町を舞台にしたならば、確かにああいう作品になるはずです。









「何度でも来たくなる」というみんともさんの言葉も実に納得できました。
特に目立ったなにかがあるわけでもないですが、なんとなく、この町の空気を感じに行きたい、そんな町でした。








僕達が訪れた時期は、お雛様関連の催しが間近だったようで、中を見学できる旧い家に入らせてもらったら、町の人が雛人形を並べて準備していました。

見ると天保8年とか書いてあって驚いていたら、準備のために雛人形を古い箱から取り出そうとするものの難儀していたおばあさんがいて、それを見て手伝い始めるみんともさん。
「お客さんなのにごめんねぇ」と言われながら、そのまましばらく手伝っていましたw








お手伝いを終えたみんともさんw
後ろのはほとんどみんともさんが並べましたw
いそいそと手伝うみんともさんはおばあさん達にすっかり気に入られたようで、この町にお嫁においでと勧誘されていましたw

その時はできれば僕と一緒に…と強く思いますが、さすがにそれは叶わぬ夢でしょうね^^;









そのまま2階へ上がらせてもらいました。
2階にも雛人形が飾られていましたが、ここは作中でも登場した場所で、発表会の場として使われていました。

そしてここでみんともさんを感激させたのが…









前日に入れなかった乙女座にあると思われていた劇中劇の舞台セットがここに!
作中で使われていた舞台セットが実際に作られているんですね。
思わぬ遭遇にみんともさんはとても感激していました。

この他にも作中で使われていた場所や景色もたくさん見ることができましたし、とにかくどこを歩いても情緒や風情といったものが実際に庶民的に息づいている、アニメの世界観そのままの雰囲気の町でした。

そして、みんともさんも言っていたことなのですが、なにより嬉しいと感じるのが、この町の人達が【たまゆら】という作品に対して大切にしてくれているのだなということがわかることでした。
もちろん総意ではないでしょうし、少なからず反対意見もあったと聞きましたが、それでもどうか、この町の雰囲気はいつまでもそのままでいてほしいと思いました。

そして今回の旅行で僕の1番の目的であった場所へ。












町並み保存地区を見守るかのようにある西方寺と普明閣。
劇中でも頻繁に出てくる場所ですし、キービジュアルにも使われています。

ここがたまゆらの舞台巡りとして絶対に外せない場所だから…ということもありますが、本当の目的は…。





この場所でこの写真を撮ることでした。

というのも、以前みんともさんが竹原を訪れた時に通りすがりのおばあさんに撮ってもらった写真をブログに載せていたのですが…





上の写真のデータはみんともさんからいただきました。
みんともさんがこの写真を撮った翌日、思いつきで立ち寄った場所で、同じく思いつきでその場所にいた僕がみんともさんと偶然に遭遇したのでした。

あの日、あの時、あの場所で、お互い住んでる場所も全然違うのに、僕はみんともさんと友人登録さえしておらず、一方的にファン登録していただけなのに、偶然というにはあまりにも奇跡的なタイミングでみんともさんに遭遇したのでした。

あの時以来、僕の人生は非常に大きく変わりました。
そもそも40年近く生きてきて女の子とまともに3分以上話したことさえ初めてだったのです。

もしみんともさんが真っ直ぐ目的地に向かっていたら…もし僕が母親を実家に送る時にサービスエリアで休憩しなかったら…ほんの5分程度の時間が違っていただけでも、僕はみんともさんに遭遇することもなく、今も相変わらず鬱屈として陰惨なキモオタ一辺倒な生活で妖精になって消えていたと思います。

そういうこともあって、是非この場所でこの写真を撮っておきたいと思ったのです。

そのこともみんともさんに伝え、あらためて深くお礼を伝え、これからも、できるだけの間でいいのでよろしくお願いしますと伝えて竹原を後にして、みんともさんを送り届けて帰路に着きました。


これまでにも何度もみんともさんには一緒に旅行やドライブに行ってもらってますが、今回の旅行は特に印象深いものでした。
というのも、やはり訪れた町が、アニメの世界観そのままの、とてもゆったりとした雰囲気の町だったことが大きいと思います。

何度でも訪れたい、いっそ住みたい。

瀬戸内海沿岸の町、尾道や今回訪れた大崎下島や竹原のことをそう評するみんともさんですが、みんともさんの性格を考えると確かにそれも頷けますし、瀬戸内海の風景は何故か懐かしさを感じると共に、どこか憧憬にも似た心情を抱かせて、僕にとっても忘れられない景色になりました。


非常に、非常に長くなってしまいました。
しかしこれでも最初よりもかなり省いたのです^^;

もし、ここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、貴重な時間を割かせてしまって本当に申し訳ありませんでした。

最後にみんともさんが送ってくれた心和む画像を貼って終わります。
みんともさんが自分へのお土産として買って帰ったももねこ様の雛飾りですw



うまくまとめきれず、ただただ長くなってしまい、あらためて申し訳ありませんでした。
Posted at 2016/03/07 03:10:09 | コメント(9) | キモオタの二十四節気 | 日記
2015年12月31日 イイね!

キモオタの師走・初版改訂

早いものですっかり年の瀬になってしまいました。
冬になって気温もグッと下がり、僕にとっては過ごしやすい季節になりましたが、車のグッズを購入したわけでも取り立ててなにか車に関することをしたわけでもないのでみんカラで記事にするようなこともない日々を過ごして12月になったかと思えばもうすでに大晦日です。

そんな、冬、12月に入ってからの出来事といえば…

初旬の頃に元みんともさんとドライブに行ってもらいました。







今年も何度も一緒にドライブや旅行に行ってもらえました。
いまだに会うと非常に緊張してしまうのですが、いつも仲良く…というより応援してくれて、本当に本当にありがたいです。


さて、12月も中旬頃になってくると年賀状を準備したりするものと思います。
僕も母に年賀状の印刷を頼まれてパソコンとプリンターで大量の年賀状を印刷したのですが、かなりの枚数の年賀ハガキが余りました。
あんたも年賀状くらい書きなさいと余ったハガキをもらったのですが、そもそも僕が年賀状を出せる相手といえば、高校時代のオタク友人1人と元みんともの女の子だけなので2枚あればいいので、余ったハガキをどうしようかと考え、思いついたのが…


オリジナルの卓上カレンダーを作ってみようと思い、元みんともさんの写真で来年のカレンダーを作ってみました。
これに限らず、元みんともさんの写真をフォトフレームに入れて何枚か部屋に飾ったりしているのですが、どうも母はアイドルとかの芸能人の写真だと思っているらしく、僕がようやく3次元の女の子に目を向けたことに安心しているような感じがしますw


そして12月のイベントというとクリスマスなわけですが、去年ちょうどクリスマスにみんカラに記事を書いていたのですが、今年のクリスマスはなにをしていたかというと…。



普通に仕事で夜勤だったわけで、上の画像は仕事が終わって帰る前に車内で撮ってみたものです。
この日はクリスマスイブだったということもあり、この日のこの時間帯のさらにこの気温ならば世間のウェーイな皆さんやDQNの皆さんは、懸念される国の少子化対策の一環として子作りに余念がないだろうから安心して洗車できるかなと思い、洗車して帰ることにしました。

予想どおり洗車場には誰もおらず、誰に遠慮することも警戒してビクビクすることもなくゆっくりと洗車することができました。
1℃という気温の中で洗車するのは確かに寒いのですが、そこは超デブの僕。少し体を動かすだけで汗が出るほどに温まるのですw
おかげで今年最後に丁寧に洗車することができました。

そんなクリスマスの出来事でしたが、去年も書いたようにクリスマスに一人身ということは当たり前すぎて、外に出てカップルさん達を見て妬ましく思うどころか、僕の存在がせっかくの雰囲気を壊しそうで逆に気を遣ってしまうくらいなのですが、ゲームの中だと話は別です。



PSO2でクリスマス装飾が実装され、元みんともさんと一緒にサンタの衣装を着せたりしてクリスマスの雰囲気を(ゲーム内で)楽しませてもらいました。
本当にありがたい限りです…。

そんな12月も師走の様相が強まり、年末年始の休暇期間の方も多いと思われます。
僕はお盆もお正月も無関係な仕事なので至って変わらぬ日常なのですが、年末の雰囲気はなんとなくソワソワさせられますし、嫌いじゃありません。

CX-5を購入して以来、これまでにない経験や、すっかりあきらめていた色々な願望もたくさん叶えられることができて、1年の過ごし方は非常に大きく変わりましたが、それでもやはり根本的なことは相変わらずなのだと思います。
僕の場合は人間的・人格的にもっと進歩すべきだとは思いますが、少なくとも周囲の人達に関しては相変わらずでいてほしいと思います。

どういうわけか僕のような者を気にかけていただいた酔狂な方々、本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
皆様方には良い事が多く訪れ、しかし相変わらずな1年でありますように願います。




なんとなくシギィさんを…。

Posted at 2015/12/31 06:52:20 | コメント(4) | キモオタの二十四節気 | 日記
2015年11月25日 イイね!

すり抜けながらかっさらえ! 初版


この時期になるとさすがに気温が下がってきて、ようやく僕にとって「なにもしてないのに汗が噴出する」季節が過ぎようとしています。本当にありがたいです。

みんカラにおいても、いつもコメントをいただける方が失意の底からついに新しい車を入手され、車のチョイスがまた、他になにがあるというくらい、こちらまで嬉しくなるような選択で、本当によかったと思います。

そして僕も嬉しい買い物をしてしまったので、嬉しさのあまり書き留めておきたいと思います。
※結果、かなり長くなってしまいました…


CX-5を買ってからというもの、あれだけ執着していた美少女フィギュアの購入を控えていました。
理由としてはやはりローンと維持費の捻出なのですが、ちょうどその時期から美少女フィギュアの価格がどんどん高騰していき、いまやすっかり1万円超えは当たり前で、良い出来のものになると1万円代後半になりますので、そんなものを毎月購入するなんて、僕のような低学歴低収入のキモオタには到底無理になってきたということもあります。

しかし、そんな事情でも。これだけは、これだけはどうしても欲しい。そんなフィギュアが発売されると知り、予約していたものがあったのです。
そのフィギュアがこれなのです!


























































































なんと意外なことに美少女フィギュアではないという。
天空の城ラピュタに出てきたフラップターです。
あの、シータを助けに行く時にドーラ一家が乗っていた乗り物です。「シャルルやもっと低く飛びな」のフラップターです。これです。




さて、今回は長くなります。語らせてもらいます。

僕の中で『少年が大人になる前に観ておかねばならないアニメ』が3本あります。
それは【カリオストロの城】【銀河鉄道999】そして【天空の城ラピュタ】です。

まあ…それらを観ててもこんな救い難いキモオタになってしまう例もあるわけですが…。

その中でも僕にとってラピュタは特別な思い出があるのです。

僕は幼少の頃から、小・中・高とずっといじめに遭ってきました。
金銭的な被害こそなかったですが、DQN男子からは暴力、それを煽るDQN女子からは嘲笑と蔑視の対象でした。
あまりの惨めさに登校拒否にもなりかけましたが、母子家庭でパートを掛持ちして朝早くから夜遅くまで働き、僕が不自由することなく生活できるよう苦労していた母が悲しむことを考えると、自分がいじめられていることも言えず、ひたすら隠して耐えていました。

そんないじめの体験の中でもラピュタが公開された当時は学校のクラスの構成が最悪だったこともあり、もっともひどいいじめに遭っていた時期で、今だからこそ言えますが自殺まで考えていたほど辛い時期でした。

そんな時期に公開されたのがラピュタでした。
僕をいじめていたDQN達から逃げるように映画館に観に行き、パズーの活躍はもちろん、活き活きとしたキャラクター達にずいぶん勇気づけられ、お小遣いをはたいて5回くらい観に行った覚えがあります。
だからといっていじめがなくなるわけでも、いじめに立ち向かったわけでもないのですが、もしこの時にラピュタを観ていなかったら…と考えるとぞっとします。
とにかく僕にとってはそれくらい思い入れ深い作品なのです。

という暗い話も書きながらも。

このラピュタという映画には数多くの名場面・名台詞がありますが、中でも特に、捕らわれのシータを火の海からフラップターで救出するシーンは男性は男として、女性は女として、それぞれが胸熱くなるシーンではないでしょうか。

ロボット兵が蘇り、その騒動に紛れて逃げようとしたシータを捉え、目に見えるすべてを破壊して火の海にするロボット兵。
しかし、実はそのロボット兵は自分を助けようとしていたことがわかるも、その途端に目の前で破壊される。
自分のために引き起こされたかもしれない惨劇の中、命を賭して自分を守ろうとした、崩れ落ちるロボット兵が差し伸べる手を取りながら、成す術なく、混沌とする感情に押し潰され、絶望の中で悲鳴のように叫んだ言葉は…
「パズー!!」

この時の横沢啓子さんの叫びは何度観ても鳥肌が立ちます。片手間にお芝居をやってる俳優さんでは絶対に出せない、長年声優として演技をしてきた者だけが出せる声だと思います。

そして、シータを救うべく、傷を負いながらも火の海に飛び込んでいくドーラのフラップター。
「最後のチャンスだ!すり抜けながらかっさらえ!!」
パズーはシータを、シータはパズーを信じて空に身を投げる。

いや~、キーボードを打ちながら思い出すだけでも熱くなってしまいます。
ラピュタの中でも特に大好きな一連のシーンです。

そのシーンで飛び回っていたフラップター。当然、憧れないはずがありません。
そのフラップターが精巧な造りでフィギュア化されるというのですから、抑えられるはずもありませんでした。





宣伝どおり、非常に精巧に造られていて、特に操縦席の造形は見ててワクワクします。





ギミックも搭載されていて、土台部のスイッチを入れると羽が動いたり、ヘッドライトが点灯したり…





ブースターや計器部も点灯します。
しかも、ブースター部を消す時はパツンと消えるのではなく、ふわんと柔らかく消えます。







箱も凝っていました。これは捨てられない!

という感じで、なんだか非常に僕らしくない買い物でしたが、とても満足して部屋でニヤニヤと気持ち悪い顔をして眺めています。

しかし…これをどうやって飾ろうかという大問題が発生しています。
タイガーモス号に収容される時の、羽を閉じた状態にもできるのですが、せっかくだから飛行形態で飾りたい。
そうなると横幅が約450mmになり、置き場所に非常に難儀しています。
それに、なにより埃を積もらせたくない!せっかくきれいな羽が造られているのですから、ケースに入れて飾りたい!
でも、そんな都合のいいサイズの安価なケースなどあるはずもなく…だからといってケースに1万以上出せないし…。
というわけで、なんというか、自分の家の駐車スペースを考えずに大きな車を購入した感じになってしまっているのが、最近の大きな悩みですw

もう1つの問題点としては、劇場版ガールズ&パンツァーを観に行きたかったのですが、資金的な面から断念せざるを得なくなったことでしょうか…。


これだけでは僕らしくないのでやはりこういうのを…。



前回同様、母親を買い物に連れて行った時の待ち時間にゲームコーナーで取ってきたものです。
ネットで調べたらセットで数千円という値段がついてたのに、そこのゲームコーナーでは早く取ってくださいと言わんばかりの状態でした。
やはりこういうプライズ品は田舎のちょっと大きめのスーパーマーケットが穴場ですねw

僕としてはやはり美奈子ちゃん…いや、亜美ちゃん…レイちゃんも…
比率としては5:3:2くらいでしょうか。もちろん所持している薄い本での比率です。

あと、元みんともさんが毎年行っているという九州周遊ドライブに同行させてもらえました。





かなりの長距離ドライブだったのですが、以前は1人で車中泊をしながら走り周ったそうで、まだ若いうえに、小さくて童顔なロリロリとした幼い容姿に反して、すごい行動力だなぁと思います…。

そんな感じで秋も深まり、ようやく僕にとって過ごしやすい季節になってきましたので、元みんともさんに会いに行くだけではなく、いろんな場所に出かけるという行動力を身につけられたらと思います。





Posted at 2015/11/25 05:21:53 | コメント(5) | キモオタの二十四節気 | 日記

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チビ・超デブ・ブサイク・キモイ・コミュ障・低学歴・低収入の、これまで美少女フィギュアとかエロゲとか薄い本とかそっち方面にばかりお金を費やしてきた悲惨な中年オ...
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