
※書き終わってみると、久しぶりなこともあって興に乗ったのか調子に乗ったのか、異常な長さになってしまっていました。
よほどお暇な方でない限りは引き返したほうがいいと思われます!
久々に書きます。
せっかく登録しているのだし、なにか書かないととは思ってはいたものの、もともと車に詳しいわけでもカスタムするわけでもなく、みんカラに書けるようなことは…と思いましたが、そもそも車に関連したことなんてほとんど書いたことがありませんでした。
CX-5も故障も事故もなく、毎月のローンや維持費の積み立ては相変わらず苦しいものの、まったく飽きることがない魅力に愛着は深まるばかりです。
そういえば、ディーゼル車の排気ガスかなにかの問題で、マツダ車だけが基準をクリアしていたというニュースがありましたね。
マツダ車を選んで乗っている身としてはとても嬉しいニュースでしたし、さすが僕が選んだ車のメーカーだけありますw
というのは冗談ですが、オタク趣味一辺倒でほっとくとずっと部屋に引き篭もっていた僕に「運転・ドライブは楽しい」という感覚を教えてくれたのは確かですから、やはりそうとうなこだわりを持って造られた車なんだろうと思います。
そのドライブの目的も、僕の場合はみんともの女の子に会うためということが大きいですが^^;
その、みんともの女の子もこんな年齢も倍近くの超デブチビキモオタ醜男に相変わらずとても優しく接してくれて、申し訳なく思いつつも、その母性の強さと慈悲深さに甘えさせてもらっていて、年明けには一緒に遊んでもらっているネットゲームのイベントに一緒に行ってもらえました。
みんともの女の子と一緒にドライブや旅行に行ってもらう時は、みんカラで知り合ったことから、オフ会と称してCX-5で移動しているのですが、みんともさんから…
◆旅費や交通費は折半
◆できるだけみんともさんのCX-5で移動する
◆ついでに、誕生日のプレゼントは3000円以内じゃないと受取拒否
という条件を出されているのですが、この時は場所や予定の都合から、初めて車を使わずに電車で移動してからの待ち合わせだったので、なんだか新鮮でしたw
ゲーム内でもコミュ障を発揮している僕に対して、みんともさんは会場内でたくさん話しかけられていて、中には僕の目の前で「このあと合流しませんか?!」と、ナンパまがいに誘われていたくらい、僕みたいな男と一緒にいるのがアンバランスだったようですw
そして先月。
僕にとって特に印象的だった旅行に一緒に行ってもらえました。
いつものように行き先を相談していて、冬ということもあり、温泉に行こうと話していたのですが、みんともさんがとても気に入っている
【たまゆら】というアニメがもうすぐ終了することを思い出しました。
【たまゆら】はみんともさんが大好きだという瀬戸内海沿岸の町が舞台になっている作品で、1人で舞台巡りをしたこともあるほど思い入れのある作品のようで、僕も鑑賞したところ、絵柄こそ萌えキャラですが、今時珍しいくらいまったく毒のない純粋な作品で、キャラクターの心情と共に舞台となっている町並みがとても丁寧に描かれている作品でした。
そのことを思い出したので、みんともさんに「竹原に行きたいんですが…」と伝えると、「いいんですか?!」と、とても嬉しそうに喜んでくれました。
僕としてはやはりみんともさんの嬉しそうな楽しそうな顔を見ていたいですし、舞台となった町並みを見てみたいということもありましたが、僕にとってもどうしてもやっておきたい目的を思いついたのです。
そして日程やルートを決め、当日はいつものように元みんともさんの住む町まで向かい、そこからみんともさんのCX-5に乗り換えて出発しました。
まず向かったのは、メイン舞台の竹原ではなく、主要キャラの実家がある場所として描かれて、みんともさんが是非行ってみたかったという大崎下島へ。
瀬戸内海に浮かぶ小さな島の端にある小さな集落のような港町。
それでも江戸時代まではかなりの賑わいのあった町のようで、当時の歴史を色濃く残すものがたくさん残っていました。
この場所は江戸時代に造られた防波堤の先にある灯台。
境内から上の防波堤に続く神社。
ところで、島に入ってこの町が見えてきたら、みんともさんはテンション上がりまくりで、「やっと来れた…」と涙ぐんでいましたw
それがまた可愛くてたまらなかったんですが、自分の娘といってもおかしくない年齢の女の子にこんな感情を抱くのですから、我ながらキモいですよね^^;
神社へ続く太鼓橋と、この町の目印みたいな高灯篭。
この灯篭も江戸時代に造られたものらしく、当時は大きな港町だったという証ですね。
海岸沿いにあった、あなご飯のお店。
登場キャラの実家のモデルになっていました。
町中に入っていくと、非常に趣き深い建物がたくさん、自然に、当然のように残っていました。
下の建物は若胡子屋といって、当時の御茶屋さん…といっても、当時の港町にある御茶屋さんですから、遊女さんが多数いらっしゃったそうで、遊女さんに纏わる恐ろしくも悲しい事件の痕が残っている屋敷です。
こちらは町の中にあった小さな神社。
桃や梅の花が咲き始めた頃でした。
たくさんの木々が植えられた場所で咲いているよりも、こういう場所で静かに花をつけているほうが好きだと、まだ二十歳ちょっとなんですけど、やたら風流な風情を好むみんともさんw
他にもたくさん当時の面影をそのまま残している建物や風景がたくさんあり、とても静かな町で人工的な音がほとんど聞こえないということもあり、歩いているだけで不思議な感覚になれました。
中に入れる建物もいくつかあって、みんともさんはその中の1つの乙女座という建物を見学することを楽しみにしていたようですが、残念ながらいずれも休業日でした…。
しかし翌日、本来は乙女座の中にある物に思わぬところで遭遇するのでした。
町並みを散策した後は、みんともさんがこの大崎下島の中でも、今回の旅行行程の中でも、1番行きたかったという公園へ。
狭い上り道を、後続のバイクに道を譲りながら公園に到着。
この公園は【たまゆら】の話の中でも、特に印象に残っている話の舞台で、主要キャラの4人が、本人達は覚えてないけれど、実は幼い日に出会っていたという場所です。
みんともさんも「ここなんですねぇ…」と、感慨深げに周辺の風景を眺めていました。
ずっと来たかったんです、ありがとうございますと何度もお礼を言われたのですが、土下座して感謝しても足りないくらいなのは僕のほうなんですが!
しかし、好きなアニメの舞台だったということを抜きにしても非常に、非常に素晴らしい展望の公園でした!
海に浮かぶ小さな島々、そこにかかる橋といった、瀬戸内海らしい風景。見下ろせば小さな港町がすっぽり見えて。
いつまでもこの景色を見ていたいなと、みんともさんが瀬戸内海沿岸の町が好きと言う理由が少し解かる気がしました。
素晴らしい展望かつ思い入れのある場所ということもあってか、なかなか立ち去りにくく、ベンチに座って話したり、結局2時間近くこの場所にいました。
陽が沈むまでいましょうかと話していましたがそういうわけにもいかず、この日の宿となるホテルへ向かいました。
この日の宿としたホテルは、作品のメイン舞台でもある竹原にあるホテルにしました。
ホテルのフロントのすぐ後ろにはたまゆらコーナーが!
劇場版4部作のチラシをすべてもらってきてご満悦のみんともさんw
予想よりずっと早くホテルに着いてしまったので夜まで待って、夕食は絶対にここで食べようと話していたお店に向かいました。
この辺りは町並み保存地区となっているようで、旧い建物が並んでいる中、雰囲気を壊すほどの街灯は設置されておらず、町中にも関わらず山の中のような星空で、まさに当時の夜はこんな雰囲気だったであろうということが非常に色濃く感じられました。
僕は竹原に来るのは初めてだったのですが、みんともさんも夜に歩くのは初めてだったようで、良い雰囲気ですね~♪と、とても喜んでくれていました。
お目当てのお店はここ。
主人公の子の家のモデルとなったお好み焼屋さんです。
古い倉を改築して店舗にしているので、やたら趣きがありました。
さすが店内にはたまゆらに関するたくさんの展示物が。
ファンにとってはまさにここが聖地ですからね!
みんともさんに聞いて、以前みんともさんが訪れた時の席に座りました。
みんともさんは作中での店名がつけられた「ほぼろ焼き」を注文。
僕はそれでは足りなそうなので2倍のを…^^;
写真のお好み焼の量もそうですが、僕の横幅はみんともさんの2倍以上あるんです…^^;
お好み焼にしては少々値が張りますが、近くにあったら通い詰めるであろうくらい、本当においしかったです。
ホテルに戻ってからはここでもPSO2で遊んだりしていましたw
いつも一緒に遊んでもらっていますが、実際は遠く離れた場所なので、一緒に遊ぶといっても同じ空間にいるわけではないですからね。
そして翌日はいよいよ竹原探索でした。
案内はみんともさんに甘えて、まずは竹原駅から。
竹原駅の出入り口にある「おかえりなさい」の文字。
住んでる人にはなんでもないことかもしれませんが、こういうのって、故郷から離れた時に帰ってくるとグッとくると思うんです。
駅前にはタクシーがつきもの。
見ると、なんとたまゆらに登場するマスコットキャラ的な存在のももねこ様が施されたタクシーが!
みんともさんによると、塗装までももねこ様カスタムのタクシーもいるそうです。
駅のすぐ横の観光案内所。
大きなたまゆらの看板が!
駅前の商店街。
登場キャラクターのプレートがあちこちに設置されているだけではなく、店名のプレートや、壁面の色までももねこ様になっていました!
商店街の中心にはももねこ様の銅像が!
まさに町をあげて応援しているというか…ここまで力を入れてるなんてすごい…!
商店街を抜けて、道の駅へ。ここにも大きなたまゆらの看板がありました。
この看板と道の駅は、以前みんともさんがブログに載せていたのを見ていたのですが、やはり実際に見るとテンション上がりましたw
作中でも写真館として登場する建物。
木造3階建ての洒落た建物で、ちょっと色合いを変えるだけで、なんかイラストっぽくなるのがすごい。
そして前日の夜に通った竹原の町並み保存地区。
明るい時に来てあらためてその雰囲気に驚きました。
旧い建物が建ち並ぶだけじゃなく、実際に住居や仕事場として使われているものが多い。
昔の建物を見て回るといった遺跡見学みたいなものじゃなく、実際に活きている町ですから、生活感を感じられるのです。
観光地でもありますから人の往来も多かったですが、いわゆる観光地の喧騒とはまったく無縁で静寂感に包まれ、陳腐な表現ではありますが、とても緩やかに時間が流れていました。
それは【たまゆら】の世界観そのままで、この町を舞台にしたならば、確かにああいう作品になるはずです。
「何度でも来たくなる」というみんともさんの言葉も実に納得できました。
特に目立ったなにかがあるわけでもないですが、なんとなく、この町の空気を感じに行きたい、そんな町でした。
僕達が訪れた時期は、お雛様関連の催しが間近だったようで、中を見学できる旧い家に入らせてもらったら、町の人が雛人形を並べて準備していました。
見ると天保8年とか書いてあって驚いていたら、準備のために雛人形を古い箱から取り出そうとするものの難儀していたおばあさんがいて、それを見て手伝い始めるみんともさん。
「お客さんなのにごめんねぇ」と言われながら、そのまましばらく手伝っていましたw
お手伝いを終えたみんともさんw
後ろのはほとんどみんともさんが並べましたw
いそいそと手伝うみんともさんはおばあさん達にすっかり気に入られたようで、この町にお嫁においでと勧誘されていましたw
その時はできれば僕と一緒に…と強く思いますが、さすがにそれは叶わぬ夢でしょうね^^;
そのまま2階へ上がらせてもらいました。
2階にも雛人形が飾られていましたが、ここは作中でも登場した場所で、発表会の場として使われていました。
そしてここでみんともさんを感激させたのが…
前日に入れなかった乙女座にあると思われていた劇中劇の舞台セットがここに!
作中で使われていた舞台セットが実際に作られているんですね。
思わぬ遭遇にみんともさんはとても感激していました。
この他にも作中で使われていた場所や景色もたくさん見ることができましたし、とにかくどこを歩いても情緒や風情といったものが実際に庶民的に息づいている、アニメの世界観そのままの雰囲気の町でした。
そして、みんともさんも言っていたことなのですが、なにより嬉しいと感じるのが、この町の人達が【たまゆら】という作品に対して大切にしてくれているのだなということがわかることでした。
もちろん総意ではないでしょうし、少なからず反対意見もあったと聞きましたが、それでもどうか、この町の雰囲気はいつまでもそのままでいてほしいと思いました。
そして今回の旅行で僕の1番の目的であった場所へ。
町並み保存地区を見守るかのようにある西方寺と普明閣。
劇中でも頻繁に出てくる場所ですし、キービジュアルにも使われています。
ここがたまゆらの舞台巡りとして絶対に外せない場所だから…ということもありますが、本当の目的は…。
この場所でこの写真を撮ることでした。
というのも、以前みんともさんが竹原を訪れた時に通りすがりのおばあさんに撮ってもらった写真をブログに載せていたのですが…
上の写真のデータはみんともさんからいただきました。
みんともさんがこの写真を撮った翌日、思いつきで立ち寄った場所で、同じく思いつきでその場所にいた僕がみんともさんと偶然に遭遇したのでした。
あの日、あの時、あの場所で、お互い住んでる場所も全然違うのに、僕はみんともさんと友人登録さえしておらず、一方的にファン登録していただけなのに、偶然というにはあまりにも奇跡的なタイミングでみんともさんに遭遇したのでした。
あの時以来、僕の人生は非常に大きく変わりました。
そもそも40年近く生きてきて女の子とまともに3分以上話したことさえ初めてだったのです。
もしみんともさんが真っ直ぐ目的地に向かっていたら…もし僕が母親を実家に送る時にサービスエリアで休憩しなかったら…ほんの5分程度の時間が違っていただけでも、僕はみんともさんに遭遇することもなく、今も相変わらず鬱屈として陰惨なキモオタ一辺倒な生活で妖精になって消えていたと思います。
そういうこともあって、是非この場所でこの写真を撮っておきたいと思ったのです。
そのこともみんともさんに伝え、あらためて深くお礼を伝え、これからも、できるだけの間でいいのでよろしくお願いしますと伝えて竹原を後にして、みんともさんを送り届けて帰路に着きました。
これまでにも何度もみんともさんには一緒に旅行やドライブに行ってもらってますが、今回の旅行は特に印象深いものでした。
というのも、やはり訪れた町が、アニメの世界観そのままの、とてもゆったりとした雰囲気の町だったことが大きいと思います。
何度でも訪れたい、いっそ住みたい。
瀬戸内海沿岸の町、尾道や今回訪れた大崎下島や竹原のことをそう評するみんともさんですが、みんともさんの性格を考えると確かにそれも頷けますし、瀬戸内海の風景は何故か懐かしさを感じると共に、どこか憧憬にも似た心情を抱かせて、僕にとっても忘れられない景色になりました。
非常に、非常に長くなってしまいました。
しかしこれでも最初よりもかなり省いたのです^^;
もし、ここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、貴重な時間を割かせてしまって本当に申し訳ありませんでした。
最後にみんともさんが送ってくれた心和む画像を貼って終わります。
みんともさんが自分へのお土産として買って帰ったももねこ様の雛飾りですw
うまくまとめきれず、ただただ長くなってしまい、あらためて申し訳ありませんでした。