突然冷え込んできてようやく冬らしくなってきたかと思えば、気づけばもうクリスマス。
今年のイブも毎年恒例の、1年の内でもっとも盛んに子作りが行われている時間帯に洗車に出かけてきました。
クリスマスイブのその時間なら、いつもたむろして僕みたいな超デブキモオタ中年相手を威嚇してワルな俺アピールする輩もいないので、落ち着いて洗えました。
そんなことより。
前回のみんともさんとのお泊まりオフ会から1カ月も経たない内にまた一緒に行ってもらってきました!
下手すると数カ月会えない期間もありますが、今回は1週間ちょっとでした。
だったらいつものようにおかしくなりそうなほど悶々とした時間を過ごさずにすむのかと思いきや、いつもオフ会からの帰り道はすでに会いたくてたまらず色々なことを思い出して発電準備が整っている状態なので、たとえ1週間ちょっとであろうと、待ち遠しい時間には変わりありません。
前回のオフ会で放電しまくって空になった充電液も1週間もあれば余裕でぱんぱんになりますし、加えていつもの儀式もきっちり執り行っていましたので、3~4日前にはすでに漏電状態でした。
今年のオフ会はGoToの影響から温泉地は避けましょうということになり、その状況は1週間弱程度で変わるものではなく、今回もオフシーズンであろう温泉地ではない地域へ向かうことにしました。
いつものように待ち合わせ場所へ向かい、1週間ちょっと前に一晩中でしたので久しぶりという感覚もないのかなと思いきや、やっぱりみんともさんの姿が見えると「うわぁ、本当に来てくれた…」となり、充電棒は瞬時に別の生物のように反応しだすあたり、やはり超デブ中年キモオタがエロゲの世界に迷い込んでいる状況なんだなと再認識したり。
「今日は寒くなりそうですね」と、みんともさんのCX-5に乗り換え、まさに冬の曇り空といった空の下、今回の目的地へ向かいました。
途中で雪がチラつき始め「お~♪」と、みんともさんは嬉しそうでした。
「外は雪が降るほど寒いのに自分はこんなに暖かい状況で移動してるってすごくないですか?」
雪が降る中を車を走らせるのが好きなのだそうです。
そんな中、最初の目的地へ。
某城跡。
オフシーズンだし人も少ないでしょうと話していたとおり人は少なかったのですが、これはシーズン云々じゃなく、この寒さのせいでは…というくらい寒かったです。
立派なお濠や石垣が見どころのようでしたのでじっくり見ていたかったのですが、気温が3度と低いうえに注意報が出るほど強風が吹いていてとにかく寒かったので、あまりじっとせず歩きまわっていました。
そんな中でもドラクエウォークを忘れないみんともさん。
誘うだけ誘って触らせない猫。
さすがに寒いですねと、すぐに次の場所へ向かうことに。
次に来たのがこの橋。
みんともさんが見てみたかったそうで、なんでも男はつらいよの映画で出てきた場所なのだとか。
なるほど、確かにここのようです。
しかし特に観光地として推されているわけではないようで、今でも生活道路として普通に利用されているようでしたが、橋から見える風景はいかにも寅さんがいそうな風情がありました。
さきほどの橋の近くにある場所。ここも寅さんの映画で出てきた場所らしいです。
それに加えてこのような形で造られた道のことを「ブラタモリ」で知り、時代劇好きでもあるみんともさんは見てみたかったそうです。
みんともさんが寅さんシリーズが好きなのは知っていましたが、「そういえば時代劇も好きでしたよね」と言うと、「ですね、それに明後日は討ち入りの日ですよ!」と…!
なるほどそうだったんですかと、こういう場所で時代劇の話をすると雰囲気が高まって盛り上がってしまいました。
ところで、みんともさんの年代で寅さんや時代劇が好きだなんて珍しいなと思うのですが、みんともさんによると「大和撫子の嗜みですから」らしいです。
寅さんや忠臣蔵の話で盛り上がっていましたが、ここは維新の町。
この方の生家を訪れてみることにしました。
僕でもどういう人物だったか知ってるほどの重要人物の生家でしたが、なんというか、突然普通にありました。
お隣は普通の民家のようで、なにやら大声でもめているようでした。
僕は幕末の歴史にはあまり詳しくないのですが、当時でこの感じだとそこそこ裕福なご家庭だったのでしょうか。
まあ…そうじゃないと日々の生活を終えるだけで精一杯だというのは今も変わらないのでしょうね…。
展示してあったものには直筆であろう手紙などがあったのですが、中でも興味を引かれたのがこの人相書き。
本当に使われたものかはわかりませんが、捜索を混乱させるに違いないほど似てないですね。
しかし、絵のタッチはどこか現代っぽい感じがします。
と、この後も何か所か見て回る予定だったのですが…チラついていた雪が本格的に降って吹雪いてきて、さすがに寒さが厳しくなり、「今日はおでん屋さんにします…」と、宿に逃げ帰ることにしました。
僕としては宿でみんともさんと過ごす時間がなにより重要なので嬉しい限りでしたが…「おでん屋さんにする」の理由は後で書きます。
そして今回の宿。
旅館やコテージではなく、普通の家をまるっと使わせてくれる感じの宿でした。
中州を囲む川と、この町のシンボルの山を見渡せる素晴らしい立地でした。
晴れていればもっと満足感があるでしょうね。
部屋の窓からもこの景色が見えるように工夫されていました。
「女優ミラーっぽいじゃないですか!」と、みんともさんが面白がっていた鏡。
実際は眩しすぎて使いにくかったらしいです。
お風呂からも外の景色が見えるので、電気を消して入ると露天風呂気分になれました。
部屋も広く、使い勝手もよく、オシャレすぎない造りが落ち着く空間。
とても広々とした和室。扉で仕切ることもできました。
「これだけ広いとやりたくなりますよね…」と、みんともさんは小柄な体を活かし、見事に前転・後転をきめていました。
いかにも文学少女といった見た目ですが、運動神経いいんですよね…。
連泊できるように…というか、そういう利用の仕方が主なのかもしれませんが、洗濯機もありました。
ドラム式…というのでしょうか、僕の家計ではとても手が出る機械ではありませんが、みんともさんも興味津々なようでした。
みんともさんがとても喜んだのがオーディオシステム。
天井にちゃんとしたスピーカーが吊るされて重低音用の大きなスピーカーもあり、僕みたいな無知でも良い音だとわかりました。
テレビを観るより音楽を聴いていたいみんともさんとしてはとても嬉しい環境だったようで、ずっとジャズを流していました。
そして今回もまた食事なしの宿でキッチンがあるということで、前回のオフ会でみんともさんの手慣れた料理姿と手料理に深く感激した僕は今回もまたお願いしていたのです。
キッチンにいい感じのカウンターがあり、調味料や、なにより食器用として地元の焼き物がたくさんあったことで、最初は「小料理屋さんごっこでもしましょうか」と話しており、『小料理まりの』を開店してくれる予定だったのですが、あまりの寒さに「今日はおでん屋さんにします…」となったのでした。
で、でも、小料理屋さんにもおでんはある…はず…ですよね…?
行ったことないのでわかりませんが、ありそうな雰囲気なのであることにして…
『小料理まりの』開店!
「料理はお休みの日に作るくらいです」というわりに、なにも戸惑うことなくするするとおでんのタネとなる具材を切り分けたり仕込んでいくみんともさん…。
ところで、僕はおでんなんてコンビニのしか食べたことがないのですが、各家庭によってタネの内容が違ったりするのでしょうか。
みんともさんは里芋とちゃんぽん麺を投入していて驚いたのですが、これがまためちゃくちゃおいしかったのです。
おでんのタネとして卵があったので、出汁巻き卵を作ってもらえませんかとお願いすると「いいですよ~」と、簡単に作ってくれるみんともさん。
可愛くて優しくて真面目でおとなしくて従順で母性が強くてすごくエッチで料理上手なんて、最高のお嫁さんなんでしょうね…僕なんかとこんな関係を続けてくれていいんだろうかと考えだすと思いっきり落ち込むので全力で振り切りました。
ある程度作り終えたところで小料理屋さんごっこ開始です。
「外は寒かったでしょう?お酒、飲みますか?」みたいな…。
熱燗がいいんでしょうけど、みんともさんも僕もお酒に弱く、悪酔いしそうですねとひやで飲みました。
切って焼いただけを料理とは呼べないと言うみんともさん。
出汁巻き卵は手料理と考えていいですよねと聞くと「そう…ですね…?」と。
人生で2回目の女の子の手料理です…(1回目は前回のオフ会)
おいしさと感激で一気に全部食べてしまいそうでした。
小料理屋さんにありそうですよねと買ってきた角煮。
出来合いのものですが、みんともさんは自分で作ることもあるそうで…いいなぁ…。
今度是非つくってくださいとお願いしたら、圧力鍋がないと難しいそうです…。
「はい、温まりますよ」みたいな感じで、メインのおでん。
今日作ったものだから味が染みてないですよということでしたが、コンビニのおでんしか知らない僕にはとてもおいしかったです。
「今日は他にお客さんもいないから私もご一緒していいですか…?」みたいな…!
僕はすっかり酔ってしまい、酔いに任せて「飲みすぎたから今日はここに泊めてもらって…寂しくないように僕と一緒に寝てもらえませんか…?」
そう言うと、まだ若い女将は恥ずかしそうに俯きながら…静かにうなずいてくれました…。
ああ、なんかそういうエロゲありそうです!
まさにエロゲの世界に迷い込んでいるようです!
でも少量のお酒でも確かに少し酔いが回っていましたので、いつも以上に…でした。
周囲に民家がなくてよかったです…。
そんな感じでいつものように明け方になり、雪がやんでいるのを確認してから少し眠ったのですが、みんともさんも僕も寝すぎてしまい、超大慌てでチェックアウトしました。
今回は距離的なこともあったのでチェックアウト後は解散場所へ直行し、みんともさんに何度もお礼を言い、「また来年もご一緒しましょうね!」というみんともさんの言葉に涙ぐみ、見送ってくれるみんともさんの姿が見えなった途端に寂しさがこみ上げて泣きながら運転するも、10分も経たないうちにいろいろ思い出して剛直させたまま走らせるといういつもの状態だったのですが…。
高速の途中で激しく吹雪いてきて…標高の高い場所では景色は真っ白、道路脇にも雪が積もり始めていて、「さすがにやばいな…」と、トラックの後ろをついて行き、次のインターで降りました。
道路状況を知ったみんともさんから連絡があり、「帰宅したら絶対連絡してくださいよ!絶対ですよ!」と、珍しく強くお願いされました。
下道は雪は降っていたものの凍結はないようでしたが、さすがに非常に時間がかかり、家に着いた頃はすっかり夜。
みんともさんに連絡すると、すぐに電話に出てくれて「よかったぁ~」と、安心してくれました。
ああ、本当に心配してくれたんだなと心が温かくなり…ましたが、すぐに「会いたい…!」という気持ちになってしまうのでした。
そしてテレビをつけてニュースを見て…あの時高速を降りて本当によかったと…。
そんな今回のオフ会でした。
さて、今年のブログはこれで終わりになると思います。
みんともさんは今年もこんな低学歴低収入低能の超デブキモオタ中年醜男にイヤな顔ひとつせず、とても優しくしてもらえましたし、色々なことを叶え、受け止めてもらえました。
また来年も…と思いますが、この先、みんともさんが想いを寄せる男性が現れたら自分はその時点できっぱりと身を引くんだということを肝に銘じつつ。
でもそれはできるだけ先であることを願いつつ。
また来年も仲良くしてもらえたらと思います。
今年一年、どういうお気持ちか、酔狂にも僕のブログを訪れて記事を読んでくれた方々、ありがとうございました。
当たり前だった日常が変わっていっている状況ですが、その中にある「相変わらず」を大切にしてください。
どうぞ皆様が良い新年を迎えられますように。