寒くなって、温かくなって、雨が降って、晴れたなと思ったら桜が満開。
春なんですね…気温が上がっていくんですね…
多くの方は春の訪れとその陽気に気持ちが明るくなっていくのでしょうが、僕みたいな超肥満の豚男は少しずつ辛くなっていく季節です…。
早くも脂ぎった汚汗が垂れ落ちてきてますからね…。
そんな春を迎える少し前、みんともさんとのお泊まりオフ会に行くことができました!
世界情勢がとんでもないことになりましたし、果たしてまた会うことができるのかさえ不安になってましたからね。
「後悔のないよう過ごしていきたいですね」というみんともさんの言葉どおり、みんともさんに会える時は、もう絶対に会っておきたい!
なので、今回のオフ会はいつも以上に楽しみでした。
そのせいか、1週間前からの儀式も、いつも以上の苦行に感じました。
そして迎えた当日。
まだ春先でしたので、少し冷え込むかと思いきや、かなりの温かさ…というか暑いくらいでした。
ということは、動きもしないのに無様にダラダラと汚汗が垂れ落ちてくるという醜態を晒してしまうわけで…。
それでもみんともさんは「大変ですねー♪」と、笑って汗を拭いてくれるような子なのですが…。
そんな心配をしながら待ち合わせ場所に向かい、待っていてくれたみんともさんの姿を見て「ほ、本当にいた…!」「本当にあの子と…?!」と、相変わらず心も体も緊張してしまうのでした。
目的地までの車内の会話で次第に心の緊張は柔らいでいきますが、体のほうは硬くなるばかりで…。
なにを書いているのでしょうか。いつものことですが。
そしてここ半年ほど、静かな場所で時間を無駄にしたいというみんともさんの希望(そして僕にとってはありがたい状況)で、何度も利用させてもらっている宿へ。
温かい日でしたので、部屋に入る前にみんともさんの希望で宿周辺をちょっと散歩してみることに。
特になにもない風景ですが「それがいいんですよ」とみんともさん。
おっかなびっくりで橋の下を観察するみんともさん。
残念ながらあまりきれいな川ではありませんでした。
先のほうに進んでみると、貯水池のようなものがあり、用水路に反応するみんともさんは興味津々。
この辺で部屋に戻ることにしました。
いつもの部屋です。
さすがにもう新鮮さはありませんが、もはや帰ってきたような感覚もあり、落ち着きます。
部屋の露天風呂。
暑いくらいの日でしたので、冬に入るような感動はありませんが、なにしろ僕の家では経済的な理由から湯舟に入ることが滅多にないので、たっぷりとしたお湯に入るだけでも、ものすごい贅沢気分なのです。
この日の夕食は、事前に予定を話し合っていた時はまだ冷え込む日が多く、部屋で鍋を作りましょうと話していたのですが、この気温ですし、バーベキューにしましょうかということになりました。
そして部屋に隣接しているバーベキュー用の小屋を使わせてもらえるよう女将さんに話に行ったみんともさんがなかなか帰ってこない!
さすがに心配になって母屋のほうへ行ってみたら、2人でキャイキャイと非常に盛り上がっていました。
話の内容を察するに、どうもこの辺に別荘を買う成金趣味のお金持ちの方々を女将さんがおもしろおかしく話していたようで、大笑いしながら話し込んでいました。
前々から女将さんに非常に気に入ってもらえていて、親娘のようだなと感じていましたが、むしろ友達のようでした。
そういった経緯で部屋の横にある小屋でバーベキュー。
この利用料金も無料…
施設によってはいちいち細かく料金を取るところもあるというのに…
実は僕は肉らしい肉を食べるのが前回のオフ会以来だったので、そのことを話すとみんともさんが奮発して高い肉を買ってくれました。
これがまた…おいしいのなんの…「これお店で頼んだらいくらだろう?!」と、みんともさんも驚いていました。
そしてまた自分は2枚くらいだけ食べて残りは僕に譲ってくれるのでした…。
なんか最近ネットで…いや、僕は交友関係がまったくありませんし、女の子の知り合いなんてみんともさんしかいませんので、ネットの情報でしかわからないのですが…
そのネットで「サイゼリヤで喜ぶ彼女」というのが嘲笑されているようですが、今の女の子ってそんな感じなのでしょうか…?
みんともさんとかサイゼリヤでもすごく喜んでくれると思うのですが…いやまあ、僕はサイゼリヤなんて行ったことさえないですが…。
本当にもう…何度も書いてますが、こんなに可愛くて若い女の子が僕みたいな超デブのキモオタ中年と2人っきりで泊まりがけで旅行してくれるなんて、全額負担して高額の謝礼金も払わないといけないと思うのに…自分でもいまだに信じられないです…。
いつもどおり、朝方になってようやく少し眠って、翌日の宿へ。
2時間くらいの距離で、道中は雄大な景色ばかりなので、とても良いドライブになります。
しかし、一気に気温が高くなったこともあってか、平日なのに車の数も人の数も、とても多かったです。
お気に入りの公園でおやつがてら休憩。
銅像との一体化を試みるみんともさん。
ちょっと不思議な感じのする公園ですが、とても静かで落ち着ける場所で、時々立ち寄らせてもらっています。
いつ来ても銅像がきれいなので、きちんと手入れされているのでしょう。
途中で買った焼餅を食べながら、のんびりと景色を眺めていました。
そしてこの日の宿。
前回利用させてもらって、とてもよくしていただいたこの宿へ。
本当はいつものお気に入りの宿にするつもりだったのですが、卒業旅行シーズンのためか、予約が取れなかったのです。
なんて大袈裟なことではなかったんですが、僕にとってはもう、ハラハラモヤモヤイライラなことになったのでした。
この日も非常に天気がよく温かい日でしたので、陽が高い内から外でバーベキューをして、なんちゃってキャンプ気分を楽しみましょうかということになったのですが。
グリルは点火が簡単で火力も強くて便利だなーとか呑気に焼いていたところ、隣接する別の部屋に宿泊するであろう、自転車の集団がやってきました。
こんな場所に自転車で?!しかもいわゆるサイクリスト的な感じではなく、普通の自転車の高校生っぽい男子が5人。
これが改造車集団だったら厄介なことになったかもしれませんが、様子を見るに、真面目そうな、いたって普通の子達みたいだったので、安心したのですが。
荷物を置いて散歩に出たのでしょう、僕達の部屋の前を全員で通り過ぎた後、何故か2人ずつになって代わる代わる何度も僕達の部屋の前を行き来していました。
これもう、完全にみんともさん目当てです。それに加えて、一緒にいるのが僕のようなあからさまにキモオタ丸出しの超デブ中年だったから、さぞ奇妙に見えたのでしょう、あまりにチラチラこちらを見ながら通り過ぎるので、さすがにわかります。
これがまだ改造車集団のようなウェーイな感じのDQNな輩だったらみんともさんも無視していたと思います。
しかし、真面目そうな男子学生達だったこともあってか、みんともさんも「こんにちはー♪」と挨拶して、恥ずかしそうに「こんにちは…」と返してきます。
そんなことが何回かあった後、その中の2人が話しかけてきたのです。「バーベキューやったことないから見せてください」と。
それは本当かもしれません。本当かもしれませんが、それなら僕に聞けばいいじゃないですか!炭を敷いて火を熾したのは僕なのですから!
でも僕には話しかけないのですよ。みんともさんもそれはわかっていて「準備したのは私じゃないから、この方に聞いたほうがいいよ」と、僕のほうへ促すのですが「あ~…」と視線を向けるだけ。
そのうち残りの3人もやってきて「僕達のぶんも持ってきて一緒に焼いていいですか?」ということになってですね。
そりゃ僕だって大人ですから不機嫌そうにはできないじゃないですか。
寛大な大人のフリして笑顔を浮かべていましたが、端から見ると若い人達の輪の中に入れず、横でニタニタしてるだけの痛々しい中年キモオタにしか見えなかったと思います。
彼らもけしてウェーイな感じじゃなくて、礼儀もしっかりした真面目な子達だったから、ビクビク怯えることはありませんでしたが、それでもワイワイやってるうちに、次第に打ち解けていくんですよ、僕を除いて。
そしてやっぱりそうなると出てくるわけですよ。「親娘なんですか?」「え、じゃあ親戚かなにかで…」みたいな会話が!そうなると説明が難しいじゃないですか!
「ネットゲームで知り合った友達同士だよ」と、みんともさんが事実の範囲で答えると「えー!ネトゲとかやるんですか?!」「夢が広がるー!」「え、じゃあいつもこんな旅行してるんですか?」みたいに盛り上がってヒヤヒヤしてしまうじゃないですか。
さすがみんともさんはうまい具合に肝心なところはかわしてくれていましたが、楽しげに盛り上がる彼らの傍らで、僕は薄ら笑いを浮かべながらひたすら彼らの食べるものを焼いていました…。
それ以外に僕がやっていたことは…
「ああ、空がとても青いなぁ…」「夕陽がきれいだなぁ…」と、ぼんやり空を眺めているだけでした。
陽が落ちてきたところでみんともさんが「じゃあこれくらいにして、みんなは自分達の思い出を作ってきてね!」と追い帰してくれました。
この間、僕が話しかけられた内容…
「えと…おいくつですか…?」と、触れてはいけない雰囲気で話かけられたことと…
「あの!写真撮ってもらっていいですか?!」「あ!僕もいいですか!」と、スマホを渡され、彼らとみんともさんの写真を撮っただけでした…。
片付けの途中で「元気な子達でしたね~ははは…」と、無理矢理大人ぶって平静を装うとしましたが、みんともさんにはお見通しで、いつもよりずっと優しく慰めてもらえました…。これまた情けないことですが…。
しかしそこからはみんともさんと2人だけの時間!
そりゃもう!そりゃーもう!!
しかしひとまず部屋の様子を…。
せっかくのいい雰囲気の部屋だから、室内で過ごせばあんなことには…と後悔。
「山だから冷え込むかも」と、ちょっと期待していたのですが、さすがに薪ストーブを使うことはありませんでした。
そしてやはりみんともさんはロフトが気になるようで、はしゃいでいました。
「ロッジのロフトなのに畳なのがいいですよね!」と、和室スペースが気に入っているようで、寝転んで窓から外を眺めていました。
しかしやはり諸般の事情から寝るのは1階の和室です。
昼間のこともあり、僕の嫉妬心は我ながら凄まじいことになっていて、明け方までずっとでした。
昨夜の色々なことがあり、早めに宿を出ることにしたので、ゆったりとはできずに慌ただしくチェックアウト。
帰りの車内では今回はあまりのんびりとした感じにはなれなかったですねと話しながらで、さすがに途中のSAでは少し眠りました。
そして解散場所でいつものように寂しさこらえてのお別れ。
解散場所からの帰り道では心は寂しさでいっぱいなのに、みんともさんを求めて反応しまくっているのもいつものこと。
春になり、みんともさんと一緒に桜を見に行けたらなぁと思っていましたが、今年の春はみんともさんのお仕事が忙しいようで、次のお泊まりオフ会はちょっと先になりそうですということでした。
もちろん残念ではありますが、また次も一緒に行ってくれる気持ちがあるのがなによりの励みになります。
様々なことが起こっている情勢ですが、後悔のないよう、1日でも、1回でも多くみんともさんと会いたいです。
僕にとってそれ以外の後悔なんてないのですから。
だから春なんてさっさと終わってしまえと思うのですが、そうするとすぐに地獄の夏がやってくるわけで…。
しかしひたすら待つしかありませんね。
という今回のオフ会でした。