年末が近づいてきて、母から年賀状の作成を頼まれ、絵柄となる素材を探していると、いつの間にか2次元美少女のエロ画像を保存しまくっていることってよくあることだと思いますが、それはともかく、僕が子供の頃の冬といえば、寒い日にはつららができていたり、バケツの水が凍っていたりして、今よりもっと寒かった気がします。
近年の冬は日によってはとても暖かかったり、周りの人達が寒い寒いと口にする日でも「まあ寒いかな…?」くらいに感じるのは僕が超デブだからという理由だけではないのかもしれません。
そして今年の冬の中でも少し暖かい日、みんともさんとオフ会と称して長距離ドライブ旅行に行ってもらいました。
僕は年末年始も平常勤務ですし、みんともさんも仕事柄クリスマスや年末年始はお仕事が特に忙しい時期なので、その合間を縫ってという感じになりました。
当日は雨こそ降っていませんでしたが、どんよりとした鉛色の空。
いつものように陽も上りきらない早朝に出発し、みんともさんとの待ち合わせ場所からみんともさんのCX-5で移動開始。
SAで休憩を挟みながら数時間高速を走り抜け、まず向かったのは広域農道。
西側の入り口近くにある展望所。平野が広がり、遠くの市街地まで見渡せる眺めの良い場所でした。
この道は、ある伝説のライダーがここを走った時に、その景色を非常に気に入ったそうで、そのライダーの名前を冠した名前がつけられています。
もちろん僕のようなキモオタブタ野郎がそういうライダーのことを知る由もないのですが、非常に景色の良い道だということをネットで知り、みんともさんとドライブしてみましょうということになったのです。
そういう道路ですから、バイク好き・車好きの方にとっては聖地的な道路なんだろうなと思っていましたが…
休憩所の地面を見るとこの状態。
これでもほんの一部で、一面この状態でした。
だいたいどういう人達の所業か想像に難くないですが…。
休憩所はかなり残念な感じでしたが、このコース自体は適度な曲がり道とアップダウン、なにより流れてくる景色がとても素晴らしい道でした。
しかし、農道ということでのんびり走れるかと思っていたのですが、震災以降この道が主要道路になったようで、大型トラックなどかなりの交通量でした。
東側の入り口近くの展望所。
ここもすごい景色でした。天気がよければもっとすごいと思います。
僕達の他にも多くの人が立ち寄っていましたし、火山地帯であることを見せつけられるかのような荒々しく雄大な風景に圧倒され、しばらく見入っていました。
ちなみに、ここの看板の支柱はバイクの部品で造られているようでした。
上の展望所から下に見えた施設。
どうやら野外音楽堂みたいな感じでした。
書くまでもなく僕はライブなどに行ったことがなく、せいぜい地元のアニメショップに声優さんのイベントを見に行ったくらいなのですが、趣味や仕事でこういう場所に関わりの深いみんともさんはとても興奮していました。
確かに広いステージの後方に雄大な山がそびえるロケーションは見ているだけで気持ちの良いものでしたし、こういう場所でのんびりと音楽を堪能できたらとても良いリフレッシュになりそうです。
上の画像の右のキャラはみんともさんが一緒に遊んでくれているPSO2というネトゲでみんともさんが使っているキャラです。
わざわざスクリーンショットを撮らせてもらってこういうことするからキモいんですよね…。
オフ会の時のみんともさんの服を僕がお願いしてるのはこういう理由だったりします…。
途中で立ち寄った道の駅で。おばあちゃんっ子のみんともさん。
横の広場でご年配の方々がゲートボールに興じているのを眺めながら「老後はこういうとこで暮らしたいですねぇ」と言っていました。
けっこう大きな規模の道の駅で、大きな水車があったりしましたが…
それよりも鯉のほうが気になるみんともさん。
次に向かった場所は牧場の中にあり、駐車場からこの門を通って行った先にありました。
完全に牧場の中ということで門の入り口では消毒液が設置してあり、しっかり除菌して入りました。
すぐに着くのかと思いきや、坂道をけっこう上っていかなければなりませんでした。
そしてここになにがあるのかというと。
めちゃくちゃ大きい杉の大木!
大きさといい形といい、恐いくらいでした。
「なんか動き出しそうですねぇ…」というみんともさんの言葉を聞いて、この大木の枝が触手みたいに動いてみんともさんをエロアニメみたいに…とすぐに想像して危うくなるあたり、相変わらず重症のキモオタです…。
そんなキモい妄想はともかく、周辺の空気も凛としていましたし、異形とも思える大木の雰囲気もあって、不思議な感じのする場所でした。
この辺りで頃合の時間でしたので宿に向かいました。
僕としては一刻も早くみんともさんと宿に入りたいので、いつも宿の受け入れ時間直後にチェックインできるようにしています…
今回の宿はここ。
山の中にある宿で、母屋から離れた場所にある戸建のお部屋でした。
玄関があったり、居間、和室、寝室、台所、ちょっとした茶室や庭まであって、完全に一軒家のようでした。
部屋のすぐ横には小さいながらも水量の多い川が流れていて、とてものんびりとした雰囲気でした。
そして、檜の内湯と、みんともさんのお目当ての川沿いの露天風呂。
部屋付のものなので、自分達だけでこの環境を独占できるのですから贅沢です。
そして夕食。
山の幸がたくさん盛り込まれた、「山の宿ならこれが欲しい」というものが揃ってとてもおいしかったです。
しかし…どの宿でもそうなのですが、僕はみんともさんが仲良くしてくれるまでこういった料理にはまったく縁がなかったせいか、味の良し悪しなどわかるはずもなく、どれも非常においしく感じます。
そんな僕を見ながらみんともさんは「おいしいですか?じゃあこれもあげますね♪」と、色々と分けてくれるのですが…
みんともさんは体が小さいから小食なのだろうと思いますが、特上のメインの品まで「いいですよ~♪」と分けてくれて、僕が食べるのを「おいしいですか?おいしいですか?」と嬉しそうに聞いてきてくれて…。
とても母性の強い慈悲深い性格の女の子だということはよくわかっているのですが、自分の年齢の半分近くも若い女の子からこういうふうに扱われて、つくづく己の威厳の無さに情けなくなります…。
じゃあそういうふうに扱われるのがイヤかというと、めちゃくちゃ、とても嬉しいし、そんなみんともさんに甘えまくりなのですが…
夜になって部屋の露天に入っていた時、当然ながら辺りは真っ暗闇で、うっすらとした月の明かりと夜のしじまに川の流れる音だけが聞こえる中、湯船に浸かりながらぼんやりと川や森を眺めていました。
真夜中に川の近くで森を眺めるということは、普通なら体験しないことでしょうし、川を挟んだ向こうにある森はなんだか違う世界のように感じて、昔の人達が川というものを様々な区切りに感じていたこともわかるような気がしました。
また、川のしぶきがぼんやりと白く光るように見えたりして、そんな中で森を見ていると、昔の人達が夜というのはヒトの世界ではないと考えていたことも理解できる気がしました。
それでもこうやって湯船に浸かりながら、達観するかのように眺めていられるのは、自分が安全な場所にいるという安心感があるから。
やはり自然というものは遠くから眺めるものであって、共存なんて考え方はおこがましく、ヒトの住む世界とは分けなければいけないのかもしれません。
以上、すべてみんともさんからの受け売りですw
そしていつものように翌朝までほぼ一睡もできませんでしたが、翌日はいつものようにこういう天気でしたので、いつものようにSAで遊びながらみんともさんとお別れして帰路に着きました。
みんともさんとお別れして帰り道で考えることもいつものように…。
やはり僕みたいな超デブの見るからにキモオタな中年男とみんともさんみたいな若くて可愛い女の子が一緒に歩いていたりすると自分でも不釣合いなことは自覚できますし、すれ違う人達から奇異の視線を感じますし、DQNっぽい男からはあからさまに「なんでお前なんかと?!あ?!」みたいな態度をとられたり、僕といるのがあまりに不自然なせいか、目の前でナンパまがいに話しかけられることもありますから、みんともさんに対して本当に申し訳なく、情けなく…そんな思考で溜息ばかりの帰り道でした。
冬休みに入るとみんともさんは仕事が非常に忙しくなることもあり、またしばらくはみんともさんに会えることはないと思います。
今年もこんな低学歴低収入の超デブキモオタ醜男にイヤな顔ひとつせずとても優しくしてもらえましたし、色々なことを叶え、受け止めてもらえました。
また来年も…と思いますが、この先、みんともさんが想いを寄せる男が現れたら自分はその時点できっぱりと身を引くんだということを肝に銘じつつ、それができるだけ先であることを願いつつ、また来年も仲良くしてもらえたらと思います。
ところで、今回のオフ会はクリスマス…というより、みんともさんの誕生日が近かったこともあり、プレゼントを用意してお渡ししました。
僕からみんともさんへのプレゼントは「3000円以内じゃないと受取拒否」と言われていましたが、今年の僕の誕生日に高そうな財布をいただきましたし、その前の年もまさに豚に真珠なプレゼントをいただきましたので、これでは不公平すぎますと抗議したところ「3000円台までならOK」という譲歩案をいただけましたので、悩んだ挙句、ちょっと変わったアロマディフューザーを渡しました。
とても喜んでくれて早速部屋で使ってますと写真を送ってくれたのですが…
僕は女の子はブランド物や貴金属をあげたほうが喜んでくれると思いますし、そのほうがプレゼントっぽいと思っていましたが、あっけらかんと「興味ないです」「そういうの欲しい時は自分で買います」と言われました。
恐らくみんともさんは僕の家の経済状態に気を遣ってそういうことを言ってくれているんだろうと思いますが、チラリとそのことを伝えると珍しく憤慨した様子で「私になにをあげようかと考えてくれて、その時間を使ってくれたこと、どうしてそれを選んでくれたのかということが伝わるほうがよっぽど嬉しいんですよ」みたいなことを、柔らかくお説教されたこともありました…。
その言葉は本当のことだとは思いますが、それでもやはり、自分だけ高い物をもらっておいて返せないというのは心苦しいものがあります。
そもそも僕みたいな男ならみんともさんみたいな女の子とは、話をするだけでもお金を払わないといけないと思うのに。
書いている内にまたそんな暗い気持ちになってしまいましたが、また来年もみんともさんと仲良くしてもらえる年であればと思います。
というわけで、いつものように湿り気たっぷりの内容になってしまいましたが…。
今年一年、どういうお気持ちか、酔狂にも僕のブログを訪れて記事を読んでくれた方々、奇特にもコメントまで書いていただけた方々のお気遣い、本当にありがとうございました。
どうぞ皆様が良い新年を迎えられますように。