せっかくのブログ、日記なのですから、もう少しこまめに更新しようと思いつつも、もう年の瀬。僕のことですから更新したところで車に関係ないことばかりでしょうけど…。
今月に入って寒さが厳しくなってきた頃、今年最後になるであろう、みんともさんとのお泊まりドライブオフ会に行ってもらえました。
みんともさんもクリスマスシーズンになるとまた忙しくなるそうで、今のうちに休みを消化したいということで今回は2泊してもらえることになりました。
となると、今回はちょっとだけ遠くに行けるかもしれない…ということで、僕からお願いが…。
最近のオフ会で、僕がアニメやゲームだけではなく実は鉄道もちょっと好きという、ただでさえ超デブチビブサキモオタなのに、その属性を更に悪化させる趣味があるということを自白し、僕が1度行ってみたかった駅に一緒に行ってもらって写真を撮らせてほしいという、非常にキモいお願いまで快く受け入れてくれただけではなく、こういう駅巡りは楽しいとまで言ってくれたみんともさん。
ただでさえみんともさんみたいな女の子が中年の超デブキモオタと仲良くしてくれるだけじゃなく、数十年かけて拗らせた女の子に対する妄想や願望をすべて叶えてくれているのに、鉄道趣味にまで付き合ってくれて…本当、なんでこんな女の子が存在するのか、やはり悲惨な中年超デブキモオタのためにエロゲから出てきてくれたとしか思えません…。
そんなみんともさんのご厚意に甘え、今回もまた駅巡りを中心にお願いしたところ、その地域周辺はみんともさんが好きなアニメの舞台となった地域でもあるようで、前から1度行ってみたかったんですと、とても喜んでくれました。
やはり…僕はエロゲの世界に迷い込んでいるのかもしれません…。みんともさんくらいの女の子が、こんな何の取り得も無い低学歴低収入の中年超デブキモオタの要望をなんの見返りもなく受け入れてくれるなんて…。
そんな僕のキモい心情はともかく。
1日に3回は自家発電している僕がいつものように1週間前からみんともさんの画像や動画で放電寸前での過充電を繰り返し、当日早朝に自宅を出発し、みんともさんとの待ち合わせ場所へ。
すでに放電準備状態ですから、待ち合わせ場所でみんともさんの姿を見ただけで漏電気味になるも、みんともさんのCX-5に乗り換え、高速を抜けて目的地へ。
今回は大きな川沿いの道を進むルートで、まず最初の予定の駅へ向かったのですが、事前に調べた情報どおり、離合不可能な狭い道が数キロ続き、CX-5の車幅ではギリギリの場所もあり、対向車が来ないよう祈りながら辿り着きました。
最初の予定地の駅。
ここは僕が行きたかったというより、みんともさんの好きなアニメに出てきた駅。
「ああ!ここです!」と、みんともさんはとても嬉しそうで、その姿を見れただけでも来てよかったと安堵しました。
しかし…「ニャンコ先生のぬいぐるみ持ってくるの忘れました…」と、そこはショックだったようでした。
先ほどの駅からまた狭い道を進んだ先にある駅。
ここは僕が行ってみたかった駅の1つで、駅舎もないほど小さい駅ですが、ホームから眺める川の景色がとても美しいらしいのです。
そういう場所に僕が行くということは雨か、良くて曇りで、この日もやはり曇っていましたのでその雰囲気は伝わらないと思いますが…。
でも、桜の咲く季節の晴れた日ならば、それはもう素晴らしい景色になると思います。
途中で案内看板を見つけて立ち寄ってみた場所。
いかにも伝説の装備とかが隠されていそうな雰囲気の洞窟の中には神社がありました。
場所が場所だけに只ならぬ気配が漂う雰囲気があり、まさに神域といった感じがありました。
次に立ち寄ったのが、この地域では有数の観光地であろう鍾乳洞。
そこまで大きな鍾乳洞ではなかったのですが、内部は常温ということもあり、超デブの僕は汚汗をダラダラと垂れ流してブヒブヒ言いながら歩き周りました…。
周辺を探していた時に見つけた神社…。
こういう場所に一緒に行ってもらってちょっと恥ずかしそうな様子のみんともさんを見るためです…。
手水舎代わりの蛇口にすごく反応してくれて、非常に嬉し恥ずかしな感じでした…。
この神社もかなり辺鄙な場所にあり、神社の横を流れる川の景色がとてもきれいでした。
僕が是非行ってみたかった鉄道記念館…の横にあった機関車庫。
この重厚さがたまりません。
記念館ではみんともさんは退屈だろうと不安でしたが、珍しそうに見て回ってくれて、記念切符を買って楽しそうにしていてくれました。
そしてこの日の宿であるホテルへチェックイン。
そこまで観光で賑わう地域じゃないためか値段の割りに年季の入った宿しかなく、このホテルもかなり古い建物でした。
しかし、部屋へ入ってみるとこの広さで、思わずフロントに部屋を間違えてないか確認してしまいました。
サービスでグレードアップしてくれたらしいのでよかったのですが、窓からは川の景色が一望でき、贅沢な気分になれました。
周辺には辛うじてコンビニがあったので、夕食はコンビニかなと思っていましたが、みんともさんの希望で地元の小さな焼き鳥屋さんへ。
職場主催の酒宴で全国チェーンの居酒屋には行ったことがありますが、交友関係は友人のN君しかいない僕は「友達と飲む」なんて機会もなく、恥ずかしい話ですがこういう焼き鳥屋さんに入ったのは初めてでした…。
最初のほうこそ緊張しましたが、オサレなお店にいる時ほどの落ち着かなさはなく、僕にとっては貴重な体験となりました。
ほとんど眠れずに翌日。
チェックアウト後に窓から見えた川の中州を散歩してみました。
天候はこの日も曇り。
この日は今回の旅程の中で僕が1番行ってみたかった駅に向かいました。
僕がいつか訪れてみたいと思っていた、大畑駅。
秘境駅としてだけではなく、鉄道好きにはループ&スイッチバックがある駅として有名な駅です。航空写真で見るとよくわかります。
事前に調べた情報だと軽自動車じゃないと厳しいということでしたが、意外にスムーズにたどり着くことができました。
駅舎にはおびただしい数の名刺がお札のように貼られていました。
この駅舎に名刺を置いていくと出世するという噂があるからなのだそうですが根拠はなく、恐らくこの駅からスイッチバックで上っていく次の矢岳駅までの急勾配が出世を連想させるんじゃないかなと思います。
ただの工場作業員の僕は名刺など大それた物は持っていないのですが、みんともさんはせっかくですからと財布から名刺を取り出してどこに貼ろうか探していたら「あーっ!」と、みんともさんを驚かせたものが…
まるで本物かのような友人帖でした。
すごいすごいと大喜びのみんともさん、中を見て、訪れた人がちゃんと自分の名前を書いて挟んであるのを見てさらに感激して涙ぐんでいました。
この駅もまた、みんともさんのお気に入りのアニメ【夏目友人帳】の作中で、とても印象的な話の舞台となった駅なのでした。
僕はその作品はそこまで熱心に観たことはないのですが、作中に流れるどこか懐かしい雰囲気には少なからず心奪われ、この駅とその周辺には、まさにそんな気配が漂っていました。
古い木造の駅舎、静寂が音として聞こえてきそうな駅周辺の雰囲気、みんともさんも言っていましたが、まさに時間が止まっているかのような雰囲気で、とても味わい深い時間を過ごすことができました。
この後、次の矢岳駅に行ってみたかったのですが、大畑駅でのんびりしすぎたため時間的にちょっと厳しそうでしたので、次の場所へ。
次にやって来たのがこの駅。
日本で唯一駅名に「幸福」がつく駅なのだそうです。
出来て間もないのか改築されて間もないのか駅舎は新しく、入口には何故か本坪鈴がありました。
途中で寄った道の駅にあった銅像。
道中、この方の墓所を示す案内板がいくつかあり、みんともさんはとても気になっていたそうですw
この地域での最後の目的地が、みんともさんが是非行きたいと言っていたこの橋。
みんともさんは感慨深げにしばらく黙って眺めていました。
大きな川沿いに道が走り、町がある地域なのでこういった橋もいくつか見られ、それがこの地域独特の景色になっていました。
正直なところ、目的地以外にはそんなに期待していなかったのですが、常に大きな川と深い山々が視界に入ってくる景色はどこか郷愁を誘うようで、ゆるやかな時間の流れがとても心地のいい地域でした。
みんともさんもまた来たいですねと言ってくれましたが、ただ…もうちょっと条件が良い宿があればなぁ…と思います…。
この後はこの日の宿、もう1つの目的でもある温泉宿に向かいました。
この日の宿のお部屋は、宿の横を流れる小川沿いに建てられた離れのお部屋でした!
いかにも温泉宿といった感じのお部屋と、部屋の窓のすぐ下には小川が流れ、お部屋の露天も川沿い。
そのお部屋の露天も部屋付にしてはかなり広く、大人が4~5人は余裕で入れる広さで僕のような超デブが入ってもゆったりと体を伸ばせましたし、なにより僕のような超デブが湯舟に浸かった時に豪快に溢れ出すお湯がなんとも贅沢。
しかもこの日はとても冷え込んでいましたので、芯まで冷えた体が温まっていくのが非常に気持ちよく、すぐ横を流れる川の音を聞きながらお湯に浸かっているとなにもかもがどうでもよくなる極楽気分になれました。
夕食はすき焼きに鯛の刺身盛りとすごく豪華だと驚きましたが、おや…?と思う箇所も多く、このクラスの宿としてはちょっと残念な感じでした^^;
そして前日に続きまたしてもあまり寝ることができず、外がぼんやりと青白くなってきた頃にようやく眠りにつきました。
朝食をいただき、チェックアウトして外へ出てみるとこの状態。
予定では帰る前にもいくつか周ってみるつもりでしたが、主要道路以外は完全に凍結していましたので、かなり寝不足だったこともあり、途中の道の駅で休憩しながら帰ることになりました。
助手席で眠るみんともさんを乗せ、待ち合わせ場所でもあった解散場所へ。
いつも思うのですが、みんともさんは異様に寝相がいいというか、目も口も静かに閉じたまま、まさに死んだように静かに眠るので、時々心配になって呼吸を確かめたりします^^;
そして解散場所で何度もお礼を言い、見送ってくれるみんともさんの姿が見えなくなった途端に、これで来年まで会えないのかと、深い溜息と涙がじんわりと溢れてきたのでした。
みんともさんをみんカラで見つけ、あり得ない場所であり得ないタイミングでご本人に遭遇し、そのご本人は超キモオタが自分の事は棚に上げて己に都合よく思い描く、まさにエロゲから出てきたとしか思えない理想の女の子そのままの子で、それから僕が40年近くかけて拗らせた女の子に対する妄想や願望をすべて叶えてもらい、惨めな超キモオタを救ってもらってきました。
今年は個人的なことが色々あり、N君とみんともさんのことも暗黙の了解になったりしましたが、それでもみんともさんは最初の頃と同じように優しく、楽しそうにしてくれました。
来年もまたみんともさんとできるだけたくさん会えればと願っています。