いきなり梅雨が終わっていきなり夏全開になりました。
超肥満の僕にとっては梅雨前から地獄の季節が始まっており、すでにその頃から脂ぎった汚汗が滝のように流れ落ちていましたので、あまり変化はないのですが、それにしてもの展開でした。
でもそのおかげで…という、みんともさんとのお泊まりオフ会になりました。
みんともさんと最後にお泊まりオフ会に行ってもらってからすでに3ヶ月以上…。
これまでにも長期会えない期間はあり、その度に陰鬱な気持ちになっていましたが、今回もさらにまたそんな気持ちが続いていました。
というのも、行けそうなタイミングで僕の病気の検査入院やみんともさんのお仕事の都合が重なることが続いていた中、その間に僕の唯一の友人のN君は2回もみんともさんと旅行に行っているのです。
僕とみんともさんとのタイミングがなかなか合わない中、N君はみんともさんと2回も旅行に…
日程は聞いていたので「今頃きっと…くそおおおおぉぉぉ!」と、狂おしいほどの嫉妬心で叫びだしたいほどでした…。
でも、僕がみんともさんとお泊まりオフ会に行ってる時はN君も毎回そうなんですよね、同じ業を背負った同士ですし、喜びも苦しみも分かち合わないと…とはいうものの、やはり…という心情でした。
そんな惨めな嫉妬心を乗り越え、ついに、みんともさんとお泊まりオフ会に行くことができたのです。
今回は以前から行ってみたいですねと話していた地域、そして宿。
かなり遠い地域でけっこうな距離を走行することになるので、早朝前にみんともさんとの待ち合わせ場所へ出発。
いつものように1週間前からみんともさんの動画や写真で自己発電を繰り返し、放電寸前で中止する儀式を執り行っていましたが、4日目くらいからは動いてないのに滝のように流れる汚汗に、脂だけではなく、違う液体も混じっていたのではないかと思えるほど過充電状態でした…。
そして待ち合わせ場所でみんともさんの姿を見て…「ああ、本当にいた…」と、これも毎回のことですが、嬉しさのあまり涙がじんわりとこみあげてきました。
これまでにも1カ月以上会えなかったりすることが何度もあり、そのたびにみんともさんと会えた時は「本当にこの子が一緒に旅行に行ってくれるのか…?!」「本当にこの子にいろんなことしていいの…?!」という疑心暗鬼的な気持ちになり、今回もそうでした。
そんな僕の気持ちとは裏腹に、まるで別の生物になって意思を持ったかのような体の一部は、みんともさんを求めて激しく反応しまくることも、今回もそうでした。
正直、姿を見ただけで暴発しそうになるんですよね…。
久々に会えたみんともさんは、相変わらず初めて会った時の印象とまったく変わらず、緊張気味の僕に優しく微笑んで話しかけてくれるのでした。
今年の春になってみんともさんは新しい趣味に目覚めたようで、目的地までの車内でそのことを色々話してくれました。
いかにも文系の、真面目でおとなしい容姿なのに、かなり活発な子なんですよね。
いろんな楽器ができるし、運動神経もいいし、いつも意外な一面に驚かされてきて、今でもこうやって驚かされます。
でも僕は隣に座るみんともさんのふとももが気になって仕方ありませんでしたが…。
途中で運転を交代しながら行くのですが、みんともさんが運転している時はほぼ凝視です…。
そして6時間以上かけてようやく到着した場所は絶景で有名なこの場所!
あれ…?
確かに天気予報は快晴ではなかったものの、途中の町からやたら霧が深くなってて、この岬に着いた時はもうサイレントヒルでした。
南国だからそんなイメージなかったのに。
この丘の上からも絶景が見渡せるらしかったので、もしかしたらと上ってみたのですが、霧は深くなるばかりで途中であきらめました。
敷地内にある施設の方に聞くと、こういうことはけっこうあるらしく、今日はこのままかもしれませんとのことで、残念そうなみんともさん。
しかし僕はそれほど残念ではなく…。
もっと、とても大きな目的があったからです…!
仕方ないので次の目的地に向かいましょうと車に向かっていたら、ようやく出現しました、この岬のもう1つの名物、野生の馬。
ここまで1頭も見当たらなかったんですよね。
1頭見かけたら続々と出てきました。
「出勤時間があるようですね」とみんともさん。
確かに、ちょっと前まではまったく見かけませんでしたからね。
しかし、霧の向こうに大きな影が動いている様子は本当にサイレントヒルっぽかったです…。
岬を後にして次の目的地へ。
次の目的地がこの、いったいどこの地域の駅なのか混乱しそうな駅。
僕の鉄道趣味の一環で、これまでもみんともさんに駅巡りについてきてもらったことがあるのですが、今回はみんともさんの希望。
僕の駅巡りについて来てもらう中でみんともさんが見つけたのが「駅ノート」
これをみんともさんが非常に気に入り、その関連でやり取りしている方がいらっしゃるようなのです。
その方に教えたもらったようで、珍しくみんともさんからのほうから、この駅舎に行きたいという希望があったのです。
別に直接会ったりしているわけではないようですが、僕としてはちょっと複雑な…。
でも、みんともさんみたいな女の子がこうして一緒に駅舎巡りに行ってくれることは非常にありがたいことです。
周りを木々に囲まれた中にぽつんとある小さな駅で、ひっそりとした雰囲気がとてもよかったのですが、驚いたのがホーム。
ホームへの階段を上ると、大きな牛舎が目の前に。
かなり驚きました。
ところで、この日は記録的な猛暑。
ただでさえこの時期は動いてなくても脂ぎった汚汗をダラダラと垂れ流している僕はもう、汚汗でドロッドロです…。
シャツも汗拭き用のタオルも水に濡らしたかのように悲惨な状態です。
僕みたいな超デブのキモオタ中年がそんな状態だったら、近寄るどころか見るのもイヤですよね。
僕だってそんな自分を見るのもイヤですし。
それでもみんともさんはイヤな顔1つせずに、優しく微笑みながら「暑いですよね、平気ですか?」「お飲み物ありますか?着替えありますか?」と、僕の汗を拭いてくれたりお世話してくれたり…。
今まで何度もみんともさんは僕にとっての性天使だと書いてきましたが、本当にそのものなんですよね…。
なんでこんな子が存在するんだろう…いまだに何度もそう感じます。
みんともさんのお目当ての駅ノート。
多くの方が訪れて、その足跡を残されていました。
それを感慨深そうに眺めたり読んでいたみんともさん。
最後に自分のコメントを書きこんでいました。
駅を後にし、途中のスーパーで2日分の食材を買い込んで宿に向かいます。
そのスーパーでの買い物中…。
女の子とスーパーで買い物なんて僕にとっては大イベントなので夢見心地の状態なのですが…
僕みたいな超デブキモオタ中年と、みんともさんみたいな若くてかわいらしい女の子が一緒に買い物していて、しかもお互い敬語というのは、こんなのどかな地域では異質さを増すようで、すれ違う方達からいつも以上に奇異の視線が刺さりましたね…。
そしてこの日の宿!
おそらく空き家を改築して貸別荘的なものにしたものだと思います。
キレイで快適!…とまではいかないまでも、のんびり過ごすにはじゅうぶんです。
そしてこの宿を選んだ最大の理由が…
部屋のすぐ前が砂浜!歩いて8秒!
これがこの宿を選んだ最大の理由です!
というのも、今回のみんともさんとのお泊まりオフ会が決まった際、どこに行きましょうかと相談している時に「夏ですからどこかで海を見ながら過ごしたいです」というみんともさんの言葉に「じゃ、じゃあ、もし泳げそうなとこだったらあの水着で海に行ってもらえますか…?」と聞くと「う…、まあ、人が少なかったらいいですよ…」
それからもう、全力で探しました。
以前一緒に行ってもらった海でもよかったのですが、せっかく2泊してもらえるのだし、他にどこかないのかと2週間近くかけて探しまくりました。
そして見つけたのがこの宿だったのです。
さらにこの日は猛暑!
目の前に砂浜があって、海に入らない理由がない!
あの水着で一緒に海に行ってもらう。
これが今回のお泊まりオフ会における僕の大きな目的だったのです。
だから岬で霧が深かろうが、こちらのほうが僕にとっては重要だったのです。
そして荷物を片付けて、2度ほど放電させてもらった後、お互いに日焼けクリームを塗り合い、そんな気持ちのまま海へ!
僕にとっては人生で2回目の海水浴です。
猛暑ということもあって、泳ぎに出てきてた人もいましたが、人数は少なく、ウェーイでDQNな輩もいなかったので安心して海で遊べました。
夏の砂浜、海、女の子と海水浴…
エロゲのイベントでしか体験しなかったことが、これで2回目…
やはりみんともさんは悲惨な超デブキモオタ中年のためにエロゲから出てきてくれたとしか思えません…。
それか僕の妄想が極度に重症化した幻の存在…このほうがまだ納得できる気がします。
2時間ほど海で遊んで部屋に戻ってシャワーを浴びた後は、さすがにこの猛暑の中でずっと外にいたせいで疲労がどっと出てしまい、2人共に夜まで寝てしまいました。
夕陽が見れないかと楽しみにしてたんですけどね。
深夜過ぎに目を覚ますと当然ながら辺りは真っ暗。
波の音と虫の声しか聞こえないのはちょっと怖くもありました。
そして翌日。
この日も猛暑。
なので朝から海へ。
朝から海水浴に行き、砂浜に座って海を眺めて、すぐ横にはあんな水着の女の子…。
普段は部屋にこもってエロゲとエロマンガばかりの中年の豚にはあまりにも現実離れした状況でしたが、それでものんびりと大きな海を眺めているのは気持ちがいいものです。
お昼くらいまで海で遊んだ後は部屋の横のスペースでビビキュー。
超デブキモオタ中年がこんな環境でこんな格好したかわいい女の子と2人でビビキューなんて、やはりエロゲの世界に迷い込んでるとしか…。
でも、僕みたいな者がみんともさんみたいな子と2人っきりでお泊まりオフ会に行けること自体がエロゲの世界に旅してるようなものですからね。
ビビキューの後は防波堤に座って、みんともさんが楽しみにしていた白くまを。
「この陽射しですから、外で食べればすぐに溶けるんじゃないでしょうか」と期待していましたが、周りばかり溶けて中心のほうはなかなか溶けませんでした。
しかしみんともさんはいつも以上に超ご機嫌といった感じで、僕といる時は隣に住む引きこもりの肥満児に付き添ってくれている年上のお姉さんといった感じなのが、年齢相応にはしゃいでいてめちゃくちゃかわいかったです…。
この後はみんともさんの希望どおり、特になにをするでもなく、ぼんやりと海を眺めたり、本を読んだりして過ごしました。
この時期の昼時間は長く、通常ならすでに夜の時間帯にようやく夕方といった雰囲気でした。
昼の残りで早めの夕食をとり、早めに就寝しました。
もちろんあっさり寝ることなんてできやしませんが…。
解散場所までかなり距離があるうえに、日中の日差しを浴び続けた疲労に加えて睡眠不足もありますので、夜明けくらいにチェックアウトすることにして、早めに帰宅できるように計画していたのです。
もちろん僕としてはできるだけ長くみんともさんといたいのですが、みんともさんのことを考えると早めに帰してあげたいので…。
そしてまだ暗い田舎道を抜け、交代で高速を運転しながら帰っていたのですが、途中でみんともさんは眠ってしまいました。
みんともさんは本当に寝相のいい子で、あまりにも動かないので「ま、まさか…」と心配になるくらい寝息も静かで動かずに寝るので、時々呼吸してるのを確認したりしていました。
そして昼前に解散場所に着くことができました。
久しぶりに会えて本当に嬉しかったですが、コロナ騒動もおさまりつつあるこの夏、みんともさんは例年どおり忙しい時期になるので、またしばらく会えなくなるわけで…。
そのことを考えるとやはり寂しさを抑えることが難しかったですが、そういう機微にも敏感なみんともさんは「大丈夫ですから、また一緒に連れて行ってくださいね!」と笑ってくれるのでした。
一緒に来てもらって色々叶えてもらってるのは僕のほうなのにですね…。
それでもやはり、みんともさんと別れての帰りの車内では寂しさで涙がぼろぼろと。
そんな心情とは無関係に、体の一部はオフ会でのみんともさんの姿を思い出しているのか「早く引き返してあの女のとこに戻せ!」といわんばかりに、だったのもいつものことでした。
しばらく会えなくなるのは仕方ありません。
また辛い期間になります。
「岬にも行けて、お馬も見れて、駅にも行けて、海で泳いで、バーベキューもして、海を見ながら白くま食べて、夏を全部堪能できましたね!」
そんなふうに嬉しそうにはしゃいでくれたみんともさんの姿を焼き付けて、この地獄の時期を乗り越えたいと思います…。