ブログから久しく離れていたため、経過報告が遅くなりまして申し訳ありません。
捜索隊の懸命な努力もむなしく、本田大輔さんは帰らぬ人となりました。
登攀クルー4名のうち唯一の発見者が彼。
未だ3名がヒマラヤに残っているという意味では、事故はまだ収束とは言えないかもしれませんが、亡骸となっても帰国できたことは本人にとって、そして家族にとっては喜ばしいことでした。
彼はネパールのカトマンズで荼毘に付され、10月28日に愛知の実家にて法要が執り行われました。
享年32歳。
ご協力頂きましたみなさまには、心より感謝申し上げます。
彼の奥様より報道各社に寄せたコメントを掲載します。
今回の事故では仲間や面識のない方まで本当にたくさんの方から、ご支援、励ましのメッセージをいただきました。本当にありがとうございました。
六日にカトマンズ入りし、厳しい自然環境の中での捜索活動を肌身で知り、そしてまた主人の最後を見届けることが出来たことは只々(ただただ)、現地みなさまに感謝の気持ちでいっぱいです。
四人(シェルパさん含む)のうちで主人だけが発見される結果となったのは、残念でなりませんが、四人の代表となったのだと今は受け止めるよりしかたありません。
今後は主人が残した仲間との繋(つな)がりを大切に生きてゆきたいと思います。
本田幸恵 家族一同
合掌
◇以下2010/10/9投稿文◇
「本田大輔・ダウラギリ遭難捜索募金のお願い」(白馬遭対協事務局より訂正引用)
ネパール・ヒマラヤにおけるダウラギリ(8167m)に出向いていた日本人登山隊が9月末、雪崩により行方不明になりました。
その登山隊内3名が行方不明、そのひとりが弊社発行の『Powder Ski』でとてもお世話になっている、本田大輔氏です。
北アルプスガイド協会及び白馬山案内人組合、また白馬遭難防止対策協会では、本田大輔の遭難捜索に対しその支援を目的に、募金活動を行うことにいたしました。
皆様からの暖かいご支援ご協力、お待ちしております。
白馬山案内人組合組合長:降籏義道
北アルプスガイド協会会長:松本正信
白馬遭難防止対策協会事務局長:舎川朋弘
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○本田大輔:
白馬村在住、北アルプスガイド協会及び白馬山案内人組合所属
○概要
9月28日:
ダウラギリに向かっていた登山隊が雪崩に遭遇。
9月29日:
日本関係者へ連絡が入る。
10月2日:
行方不明者3名の家族方々とミーテイン グ。
現在までの報告と今後の動きについて協議を行う。
10月5日:
家族を含めた関係者カトマンズ入り。
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■期間:
平成22年10月~
■義援金取扱金融機関:
長野銀行 白馬支店 (普通)8435855
本田大輔募金 (ホンダダイスケボキン)
※匿名、個人名、団体名いずれでもお受けしております。
※手数料については、各自にてご負担いただけますようお願いいたします。
■義援金金額について:
一口1,000円から
※お気持ちです。皆様多くからのご支援お待ちしております。
■義援金の使用:
取りまとめた義援金は本田大輔の遭難捜索に要した諸費用に当てさせていただきます。
■問い合わせ先:
・林 信之(林ペンション)/
0261-72-4724
・舎川 朋弘(カラースポーツクラブ事務局、グットカラー)/
0261-71-1229
コメント:
現在、登山隊派遣元である母体(日本プロガイド協会)が中心となり、情報を一括し動いております。
当白馬における山岳関係者においてはこの度、その遭難捜索費用に対し募金活動を行うことにいたしました。
遭難現場が高所の為、またヒマラヤ山系の中ということで捜索活動は難航を極めることが予想されます。
皆様からお預かりした義援金は、本田大輔の遭難捜索に要した諸費用に当てさせていただきます。
※こちらの募金活動を周りの方に、転送いただければ幸いです。
より多くの方々にお知らせいただき、対応いただければまた幸いです。
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以上、情報をお寄せいただきました皆様にはありがとうございました。
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白馬村山岳遭難防止対策協会事務局
舎川 朋弘(とねがわ ともひろ)
0261-71-1229(カラースポーツクラブ事務局、グットカラー)
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Posted at
2010/10/09 16:49:31