「ふさのくに神社御朱印めぐり」をすすめるべく、5月31日に前回に引き続き下総東部へ。
匝瑳市の水神社は御朱印を戴きにあがる際には「要予約」となっており、残念ながらご不在でしたので次の目的地である香取市の側高神社へ向かう際にナビに「∴」マークが。
前から気になっていたこの名所マークは「府馬の大クス」と書いてあります。
大クス=大楠
大きな木があるのでしょうか。時間もたっぷりあるので目的地を「府馬の大クス」へ変更して水神社を出発です。
道々看板が出ているので迷うことはありませんでした。
小高い丘陵を上がりきると神社の鳥居が。
その先に駐車場があったので車を降りるともうそれらしい木が。
駐車場の裏手に公園があり展望台も整備されております。
「大クス展望公園」と看板に書いてありますね。
早まる気持ちを落ち着かせてまずは展望台へ
青い水田と里山の風景が広がります。
大クスは宇賀神社の境内にあります。
この大クスは大正15年10月20日に国指定天然記念物に指定されたそうで、樹高約16m、根回り約27.5m、目通り幹周約15mで樹齢は1300年~1500年と言われています。
その後、昭和44年の調査でクスノキだと思われていたこの大木は「タブノキ」であることがわかったそうですが、江戸時代の名所図絵にも大楠と記載されるほど親しまれており、現在でも府馬の大クスというそうです。
残念ながら平成25年の台風により大きな被害を受けてしまったそうですが、治療のうえ景観を整えて現在のお姿になっているそうです。
宇賀神社の鳥居を潜り石段を上った左に「大クス資料館」という小さな庵があり、自由に持ち帰ることのできる資料や記名帳などがあります。
宇賀神社については、あまりの大クスに圧倒されて写真を撮り損ねてしまいましたが、お参りをしてご挨拶しました。
ご祭神は
宇迦之御魂神 (ウカノミタマ)
穀物の神様であります。
またこの丘陵一帯は「府馬城址」であり、千葉一族である府馬氏が1324年頃に最初に城を築いたと言われているそうです。
※大クス資料館にあったタブノキ番付
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Posted at
2016/06/15 16:40:24