
関東から遠く九州は湯布院温泉街のやや外れ、国道沿いを走っていくと怪しげな看板が立ち並ぶ一角があり、そこにあるのがこちらの「岩下コレクション」です。
行ってきたのは3年前の九州ツーリング。先日HDDを整理していたら行方不明になっていた写真が出てきたので、記念にどれだけ凄いところなのか、その一端をご紹介したいと思います。
ちなみに近くには「九州自動車博物館」というこれまた凄い博物館があるんですが、開館時間を過ぎてしまい見に行けなかったのは今生の心残り。ぐぬぬ・・・
入るとステンドグラスや陶磁器のコレクションがお出迎え。何故かいかつい仁王様も鎮座する脈絡のなさですが、これまた意外にマッチしていて全体的な感じとしては「ザ・昭和」という印象でした。
写真は撮っていなかったんですが高倉健を中心とした昭和の映画関係の看板やポスターもかなり充実してます。自分は勝新ファンなのでもっとよく見ていたら何か発見があったかもしれないと思うと残念ですわい。
バイクのコレクションではホンダ、というか本田宗一郎関係が充実しています。なーんか、どこから持ってきたのか分からない凄まじいモノで溢れてんですよ・・・。

最近人気のCBX1000。

初期ホンダの傑作機がずらりそろい踏みする様は圧巻の一言。

バイクブームとともに統廃合され消えて行ったメーカーのバイクもずらり。

なのでメグロとかもふつーに置いてあります。

極めつけが陸王のサイドカー付き!どうやって手に入れたのこれ!?

まぁーた展示がただ置いてあるだけでなく昭和の看板や電話ボックスやガソリンスタンドの備品だとか、昭和の風情を演出しているところがまた楽しいんですよこれが。

げぇースズキのコレダTTじゃん!!これはマジでヤバイで。

所かわってアメリカンコーナー。この博物館はもちろん外車も充実していて、スティーヴ・マックィーンの愛車のインディアンなども展示されております。
・・・どこから入手したの?

また車の展示もあり、このフォードT型は、その鮮やかな赤が印象的でした。車は20世紀初頭のものが多かったと思います。

ケニー・ロバーツ来訪記念。

あとこれ、この博物館の目玉。アポロ11号が月に行った記念にドゥカティが開発した「ドゥカティ・アポロ」。これパワーがありすぎて当時のタイヤの技術では性能が追いつけなかったため市販できず、試作機のみしか存在しないという、つまり世界にここだけにしかないという逸品中の逸品だそうです。なんでも鑑定団に出して1億円ついたらしいですが、ここまで来るともう唸るしかない圧倒的な内容。これがまだまだ続くんですよ。

なんかすごかった覚えのあるモトグッツィとドゥカティ。

さりげなくダグラスなどのイギリス車もあります。ダグラスって俺知りませんよ。

そして圧巻のドイツ車。ん、奥に見えるのはまさか・・・
そう、ドイツ第三帝国、ナチスの将校が使用したツュンダップ軍用サイドカー。こりゃあ海洋堂の専務とか欲しがりそうです。ここまで来るとケッテンクラートとかも倉庫に眠ってんじゃないですかね?

そして止めの馬車!馬は置物ですが、つーか馬の置物ってどうやったら手に入るのかも分からないのですが、マリリン・モンローの置物とか、もう終始圧倒される内容でした。
以上長々と失礼しました。全部の写真は流石にないのですが、車とバイク好きなら何が何でもお勧めです。写真撮影もOKな気さくな博物館なので、九州旅行の際には是非お立ち寄りください。
そういう自分ももう一度行きたいので、何が何でもまた行きたいですわ。九州自動車博物館の方もあわせて行ってやる。(と、思ったら行くに越したことはないよなぁ)
Posted at 2014/11/06 20:50:16 | |
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