
10/4の日曜日は御殿場で行われていた「Klassisches VW Treffen In Japan 2015」の一般参加日でしたので、クルマの師匠と行ってきました。
自分はワーゲン素人なので、いろいろ教えてもらいながら物見遊山で回っていたのですが、もぉーとにかくバリエーションが多いですね!
このバリエの多さとパーツの安価なことがTYPE1ビートルの魅力を引き上げていることだけはなんとなく分かりました。ただ50年代と60年代の差はまだ勉強中です。
メキビーだけは直ぐ分かるようになりましたけど・・・。
(ヘブミュラー)
幻と言われる2シーターカブリオレ仕様のTYPE1です。1台はFLAT4の社長さんの所有じゃなかったかと思います。
確かカブリオレでも4シーターはカルマンが、2シーターはヘブミュラー社が製作したんですよね。ツートンカラーのボディが上品です。
中でもこのフロントバンパーを付けた1台は、特に目が引き付けられました。こんな形のバンパーがあるんですねぇ~。
内装はため息が出るほど綺麗です。
(比較的新しめのTYPE1)
新しいと言っても「この中では」という断りが付きます。ほとんどナンバーは一桁でした。60年代だとしても、もう50年前のクルマということでしょうか・・・。
ナンバーの、地名のない「5」って何???
教えてもらった付け焼刃の知識によれば、電飾ウィンカーがあると比較的新しいTYPE1と言うことになるそうです。その前の型は、旗がボディの横から上がるんですよね。素晴らしいアナログ感ですが、それで首都高の分岐なんかを走るのはかなり勇気がいりそうです。
古いVWのエンブレムを付けている人もたくさんいました。あの城みたいなエンブレム、良いですよね(^^)
あとこれ
1964年東京オリンピックのJAFエンブレムですよ!かっこええなぁ・・・。
ひょっとしたらオーナーさんがTYPE1を買った年が1964年なのかもしれませんね。
(オーバル、スプリット)
オーバルやスプリットのTYPE1もたくさん来てました。当然大興奮ですヨ。
シックな黒のカブリオレですね。
小ぶりのフォグランプがプリティ。
こちらは同じように見えますが片方はクリアタイプのフォグです。
そして何よりエンジン。
ツインキャブ化してますね!これは速いで(^-^)d
ツインキャブ化に耐熱ホース化など、ドラッグ仕様にしている車両もちらほらあって、フードの隙間からちょっと覗くと高性能パーツ満載だったり。TYPE1のこういう牙の隠し方、好きです。
キャリア付き + 後輪のサイドカバーが印象的でした。
マルーンカラーのカブリオレ。
ベージュの幌が渋いですねぇ。
こちらのTYPE1も立ち姿がしゃんとしてて素敵です。
それにしてもこのナンバーの「0002」の部分、言われて気が付いたのですが普通「・・・2」になりますよね?点々じゃなく0で表記していたのっていつの時代なんでしょうか。
こちらはヘブミュラー風のカスタムのようでした。アンテナが正面中央にあるのは初めて見ました。
内装はオーナー様のセンス炸裂 d(^^*)
メタリックでシンプルなサンバイザーとか細部まで半端ない作りこみが感じられますね!花瓶にはバラですよ。洒落てるなぁ。
美人の褒め言葉ですが「歩く姿は百合の花」。走っているところを見てみたいですね。
ワーゲンと言えば旅装、トランクを積み込んで今にもどこかへ行ってしまいそうな楽しい車両も目白押しでした。
ヘッドライトの横にあるサブの小型ランプはフォグ?ウィンカー?付けている方が結構いらしたんですがFLAT4のパーツリストでも読まないと用途や年代まで把握できないですねこりゃ。
この方のはナンバーのペガサスが格好良すぎです。あと丸いテールランプは後付でしょうか。これも何人か付けている方がいました。DってのはドイツのDかな?電飾が入っているかは未確認です。
同じく旅仕様。
カブリオレなのでトランクラックを後部に装着されてますね。これ格好いいですね。
一つ前の方とは違う後付?のテールランプです。ガラスもクリアですね。もともとのはハートタイプの小型のものなので、安全上追加されたのかもしれません。
そういえばハートタイプのテールランプも、上のハート形部分をふさいでいる人とふさいでない人がいるんですが、その辺の意図の違いまでは分かりませんでした。気になります。
(カルマンギア&356)
ソフトトップにトランクキャリア。青いボディが綺麗です!
こっちは正面から。芝生が似合います(^^)
落ち着いた色合いの二車。これで走ると気持ちいいんでしょうねぇ。
356も、こうしてTYPE1の中に入れてみると、ベースが同じということが良くわかります。
にしてもボディがビカビカですがな。
(TYPE2)
数は少ないけどTYPE2はバスもトラックも両方参加でした。
カワイイ(^^)
こっちは商用車ぽいところが渋いですね!
フロントモールがあるのがDXでしたっけ?ツートンカラーが良い!
窓の少ない赤も良い。
あとサファリウィンドのTYPE2もいたはずなんですが、写真が見当たりませんでした・・・。
(物販)
小規模ですがパーツ等のバザーもありました。
こちらは北陸ナンバーでしたから、後ろ引いて来るの大変だったでしょうね。お疲れ様です。
そういえば一番遠かったのは多分、中国地方の車両だったと思います。フラバグの時は山口ナンバーなんてのもいましたから、ワーゲンのコミュニティの、ディープな繋がりが見えます。
これでキャンプしたい(^^)
その近くのTYPE1はエンジンが凄そうでした。フードから少しだけ見えていたんですが、ツインキャブと燃料ホース系のカスタムだけは確認できました。
そういえばエアホースを追加で取り付け、排気系で温めた空気を室内にまわし暖房にするカスタムがあるんですが、エンジンを見せている人の中ではやってる人は見かけませんでした。
ヘブミュラー風の人は、ひょっとしたらやってるかも。ヒーターのスイッチがサイドブレーキの付近にありましたので。
(駐車場)
それでは恒例の一般参加者様の車両を見ていきたいと思います。
うーん、カッコイイ「ポルシェ911S」です。ナンバーから推測するに、ひょっとしたら60年代の車両かもしれません。目は可愛いのに口元はシャープで精悍、という印象を受けます。
後ろの「ポルシェ356」も色が良いですね。しかもお隣はオーバルのTYPE1。
この手のイベントはエントリーしなかった人の車両が駐車場で見られるから面白いですよ。
いやぁ綺麗なTYPE3ですね~。そういや中にはTYPE3はいませんでした。
んで隣は・・・何ですかこれは?初代のシロッコ?
「フォルクスワーゲン K-70L」とあります。
これ、うちの師匠がかなり驚いてましたけど、相当のレア車らしいです。
聞いたところによると不具合が多く生産が早々に打ち切られたとかで、現存数が恐ろしく少ないそうです。
一応書きながらwikiも見てみると
フォルクスワーゲン・K70はNSUによって開発され、フォルクスワーゲン(以下、VW)によって1970年から1974年まで生産・販売された乗用車で、VWの乗用車としては初めて水冷フロントエンジンレイアウトが採用された。
水冷直列4気筒エンジンは当初1,605ccのみで、75PS/5,200rpmと90PS/5,200rpmの2種のチューンがあり、前者はノーマルの「K70」に、後者はデラックス版の「K70L」に搭載された。
日本にも、当時の輸入代理店ヤナセを通じ、1972年-1973年に輸入された。
だそうです。1年しか輸入してないんじゃ、そりゃ日本じゃ激レアです!見た感じ、格好良いんですけど、クルマにもいろいろ難しい歴史がありますね。
ちなみに初代のシロッコはこんな感じでした。
普通にいたよ。
こちらのTYPE3、エンジンがイカレてます。
後部板を貫いてツインキャブ + ポルシェファンを装着!!
めっちゃくちゃ速そうσ(゚ー^*)
珍しいところだと軍用ワーゲンなども来てました。
最後の締めはキャルルックのTYPE1です。べたべたの車高にポルシェホイールは王道ですね。
とりあえずこんなところで終了。以上「Klassisches VW Treffen In Japan 2015」のレポートでした。
※帰りは富士スカ走って山中湖のグータンでハンバーグ食べてファイナルでした。