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くろ★いぬのブログ一覧

2016年03月28日 イイね!

近所の公園で野鳥撮影

近所の公園で野鳥撮影近所の公園でも桜が咲き始めたので、そろそろ野鳥が花の蜜を食べに来るのではと思い、カメラ片手に見物に行ってきました。

場所は大宮の市民の森や、見沼の用水路の周辺です。

野鳥を撮り始めたのはここ最近ですが、やっと分かってきたようですよ~自分がカメラの使い方を知らないってことが(+o+)

D5300には俺の知らない機能が隠されている!!というか説明書読んでないのでこの有様。

やっとガイド機能を活用出来てきたので、拙いながらも楽しく撮影開始です。

この辺にどんな野鳥がいるのか、いやぁ~楽しみですよ。

とりあえず何枚か撮ってみると、

ヒヨドリと


ヒヨドリと


ヒヨドリしかいないですね。


ほんとにヒヨドリだらけです。

ドバト


ヤマバト


ハシブトガラス


カルガモ


スズメ


アカモズ


カワラヒワ


ムクドリ


シジュウカラ


ジョウビタキ


コゲラ


コゲラがいるとは思いませんでした。
けっこう種類いて驚きでした(^○^)


Posted at 2016/03/28 23:22:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2016年03月22日 イイね!

K君のお見舞いと成田空港見物

K君のお見舞いと成田空港見物三連休の最終日は、先日交通事故にあったK君のお見舞い&ついでに成田空港で早朝撮影に行ってきました。

電話で聞く限りでは、本人はいたって無事なようで不幸中の幸いでした。お土産をもって取手のあたりにある利根川河川敷の望郷ラインとかなんとかいう、テクニカルコースを成田空港までひとっ走りです。(この道がまた面白いのよね~)

待ち合わせの時間がまだ先なので、ひとしきり撮影開始。初めて来たので、とりあえず国際線のある第一ターミナルから撮ってみました。

ガルーダ・インドネシア航空 
ボーイング777-300ER


ターミナルへの接続作業のため回頭中でした。

待機中のコンテナリフトローダー。


すぐさま駆け寄りてきぱきと作業を進めるスタッフの方々にしびれます。


春秋航空機とジェットスター機


チャイナ・エアラインと今は亡きエアアジア。

エアアジアって日本から撤退しませんでしたっけ?謎です。

こんな感じで撮ってましたが、この日は強風の影響なのか、空港内にはあまり航空機がなく国際線は閑散としていました。

念のため巡回バスで国内線の第二ターミナルにも行ってみたんですが、そこも閑散としてました。しかも羽田と違って展望台からの撮影には向いていないような気がします。なぁ~んか撮影しづらいんですよね。

とりあえず時間が来たので、K君との待ち合わせ場所の成田市場へ。

祝!奇跡の再会。

全然元気なので安心しました(^○^)

事故ったS660に値段が付いたので、ディーラーでFITに乗り換えたそうです。イエローが眩しい初代の後期最終生産型です。


エアロにアルミホイール、HIDヘッドライト、マフラーなどがひと揃え付いてますが、聞いたらびっくり、これマニュアルなんですよ。


しかもブーツカバーはちゃんと無限パーツで、ステッチもカッコイイねぇ~。ちょっといじらせてもらったら、年式の割にはミッションがかなり軽くて驚きました。

前のオーナーさんが整備を全部ホンダでやらせていたみたいです。サスなんて最近換えてる感じなんですよ。

しかも前のオーナーさんは無限マフラーにしてるんですけど、スリップオンじゃなくてエキマニから全部無限のフルエキマフラーなんですよ!

このエンジンの


この奥のエキマニも無限です。


年代的に2代目が出たタイミングなので、初代は生産終了間際だったはずです。ということは、この人はわざわざエンジンを降ろす手間のかかるフルエキ管を新車購入時に注文して、多分ホンダも在庫が無いから時間をかけて工場で一から組んだはずです。K君がそんな予想をしてました。

しかもK君いわく、前のオーナーさんは女性っぽいんですよ。多分、ダンナか彼氏にいじられたんでしょうが、RSでもなくシビックTYPE-Rでもなく、ノーマルのMTのFITに無限パーツを本気で仕込んでくるあたり、相当な好き者だと思われます。

またね、おかしいんですよね音が。停まっていると普通のFITなんですが、一速に入れて走り出すと無限の快音が響きわたります!

エンジンは普通の1.3Lですが、無理をして走行性能を上げずに、感覚的に感じられる部分での興奮度をあげようという、ラテンのノリでカスタマイズしようとしたんじゃないかと思えました。あ、これ僕の意見です。

退色具合が意外とアクセントになって、金色にも見えるところがまた良い。見た目なんて90年代のプントっぽく見えます。やっぱFITは初代が良いと二人の結論が出たので、成田市場にある食堂で昼食となりました。

「マル福 コパン」

さりげなくオリジンとかいます。

おまかせ3品魚御膳 1400円

カジキと野菜の煮物、おから、菜の花の和え物、切り干し大根の煮物、刺身三品(マグロ、ズワイガニ、ホタテ)、自家製さつま揚げをタルタルソースで、お味噌汁。料理はみんなきちんとした仕事がしてありました。そのうえカジキに食用菊の花弁を散らしてあったりと、和食として見た目も良いです。

ボリュームもあり味も良い。メニューには1000円以下のランチも多く載っていましたが、なかでも隣の人が頼んだ天丼セットが殺人的なボリュームでお勧めです!

食後は一緒に成田空港の近く、さくらの山公園へ再度撮影に向かいました。

滑走路の真正面なので、ジャンボとの距離が近い近い!


なぁ~んだ、最初からここに来ればよかたんですね(^-^)
ただ、こっちからは貨物線は見えますが、国際線は遠くになっちゃいます。

日本貨物航空


大韓航空


ここの飛行機はよく見るとランディングギアが出っ放しです。


アメリカのデルタ航空

尾翼のマークでかろうじて確認。

エア・ニュージーランド

カゲロウの向こうに揺らめいていました。

合間の練習に、40~50kmで走っていたくバイクを撮影。

タイヤの溝まで見えるとは、我が愛機もなかなかのシャッター速度です。

中国南方航空


ピーチ航空


アエロフロート スカイチーム特別塗装機

アエロフロートはロシアの航空会社です。スカイチームと言うのは航空会社が共通のサービスを提供し合えるように組織した航空会社連合の一つで、文句なしに世界トップクラス品質を提供しています。

もちろんあたしゃ利用にゃ縁のない人間ですが。

それはともかく、ロシアの航空機だけあって、ちょっとミリタリーチックでカッコイイですね。

この後はお昼の休憩時間になったせいか、全く来なくなってしまったので、渋滞にはまる前に解散の流れとなりました。

久しぶりに同い年の友人と会って楽しい休日となりました。そして帰宅するとW123の走行メーターが210000kmを突破しました!



自分で走った分は10000kmですが、購入してからほぼノートラブルで10000kmは凄いですね。さすがメルセデス、そしてうちの主治医グッジョブ!!

20世紀のクルマが21世紀まで生き延びたという意味でも、「21」という数字は節目になったように感じられました。

この調子を継続して、目指すは100万km!?




Posted at 2016/03/23 00:43:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2016年03月21日 イイね!

2016.3.20大黒PA

2016.3.20大黒PA3月の第三日曜日は恒例の大黒PAでのHCCミーティングにお邪魔してきました~(^_^)/

2月はインフル&病み上がりの社内研修で生ける屍と化していたので、お久しぶりの大黒でした。

写真のオースチンのA35など、普段とは違ったクルマが見られたので、久々に楽しい気分になりましたよ!

でもねぇ~残念、天気は今一つでしたね。基本曇りでたまに晴れたり。でも早朝一番からコスモスポーツが来てたりね(^<^)

撮影条件は悪かったのですが、とりあえず片っ端から写真に収めてみましたので、フォトアルバムに追加しておきます。よろしければご覧ください。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2116923/album/79383/


フェラーリ ディノ

「コワレもん」さんとおっしゃる方が、なんと13年もかけてご自分で直したものです!パーツの95%はオリジナルというから驚きですよ~。

お話を伺うと予想通りやはりゴム類が出ないそうです。エンジンは意外と物があるそうで、そこまで苦労しないとのことでした。こういう意外な話がまた面白いんですよ(^O^)

でもこのクラスのクルマだと、苦労しないのレベルが並みの旧車とは違うんでしょうねぇ・・・。パーツもバラバラだったものを、組んで動かして不具合潰してまたばらしての繰り返し。延々と続いたスクラップ&ビルドの結晶が今ここで見ることが出来たわけですか!

そういえば見つからないパーツの話で出たのですが、ANSAのマフラー(本物)に入っている赤いラインは耐熱シールだったそうで、これも当時品が見つからなかったそうです。ですのでそこはシール風に塗装したそうなんですが、細部へのこだわりも凄すぎて、いやそこは見えない部分だからどっちでもいいじゃん!と野暮なツッコミも出来ませんでした。

アルファロメオ ジュリエッタ

どこいこ~か?さんのジュリエッタは初拝見でした!

これまた綺麗でしたよ!イタリア人のこういうセンスは最高ですね!


オースチン A35

屋根についてる換気孔(と呼んでいいのかな?)がぷりちーね。オーナー様からはいろいろ楽しいお話しを聞かせていただいたき、誠にありがとうございました<(_ _)>

スバル・1000

初めて見ました!360やR2はまだ見たことがありますが1000のスポーツセダンは初めてです。こちらもオーナー様からはいろいろ楽しいお話しを聞かせていただいたき、誠にありがとうございました<(_ _)>

マツダ・コスモスポーツ

色合いが素敵なコスモスポーツ。パーツ供給の苦労話をはじめ、楽しいお話が印象的なオーナー様でした。<(_ _)>

日産 ローレル 2800SGL

3代目C230系。ブタケツの後のモデルで、4ドアハードトップに280Zや130Zと同系統のL28エンジンを搭載した上級グレード!

ポンティアック・ファイヤーバード




キャデラック


カマロ

アメ車のこの顔触れは大迫力でした!(^^)!

珍しいところだと
ルノー サンク・ターボ

最近は見かけない気がします。かっこいいのにもったいないねぇ~。

フォルクスワーゲン シロッコ

初代シロッコですね。このド派手な色が良いですよね!

トヨタ スプリンター・トレノ

もはや旧車ミーティングの定番ですが、やはりいつ見ても良いものは良いですね!(^^)!

フィアット バルケッタ

ニューバルケッタをアバルト風に味付けしてますね・・・!かつての愛車なので思わず目が釘付けでした。

フェラーリ・488GTB

フェラーリ久々のV8モデルは、電子制御のデジタルモンスターだ!というか日本にあったの?最高出力670cv/ 8,000rpm、7速ギア使用時には最大トルク760Nm、そして2,000rpm時のアクセル・レスポンス・タイムはわずか0.8秒。これらの数値から引き出されるパフォーマンスは、0-200km/h加速タイム8.3秒!!


う~ん、今回も良いもの見れました(*^_^*)

テンションあがってきたので自分も渋滞回避しつつ首都高ドライブしてきました。また来月も楽しい出会いに期待したいと思います。お相手していただけた皆さん、ありがとうございました(^_^)/






Posted at 2016/03/21 21:28:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | HCCミーティング | 日記
2016年03月19日 イイね!

バイク屋巡りしてきました

バイク屋巡りしてきました天気の悪い休日は、もう掃除するしかないという気分になるので、模様替えを兼ねて家の半分だけ徹底的に掃除して半日終了。

せっかくの休日なので、大宮市場で昼飯を食いがてらバイク屋めぐりしてきました。

今日の昼は大宮市場の「キッチン ニューほしの」にて。

「キッチン ニューほしの」

昼と夜だとかなりメニューが違うようです。

ジャンボカツカレー(レギュラー) 950円

レギュラーサイズはライスの量が普通なので減量中の自分には助かりますが、それでもなかなかのボリュームです。カツは揚げたてでサイズも大きく、これで950円はなかなかリーズナブルかと思います。

カレーは玉ねぎの甘味が効いてるのか、思ったよりも甘くてクリーミーでした。次はトルコライス食いたいですね!(^^)!

食後は適当にバイク屋物色。大分車種が絞られてきたんですが、これだというものがなかなか無いのが実情です。大雑把に分けると・・・

ホンダ:XR250 CRM250

スズキ:DRZ-400、ジェペル250

ヤマハ:セロー250

カワサキ:スーパーシェルパ

だいたいこんな感じでオフ車を探してますよん。

今日見た中ではこのセローが良かったかな~?


でも見てたら結局大型欲しくなってきて

この前期のVFR800でもええんじゃね?パニア付いてるしぃ~、という気分になってきました。で、結局大型買うならスズキが好きだからGSX-Rかハヤブサ買うわ!となるので、あとはスズキに行って契約書にハンコ押すだけになっちゃたりしてね~。気を付けないと。

ほんと、日に日に暖かくなるので、バイクに乗りたくてうずうずしてきました。いざ買うとなると悩んで悩んで、ちょっと怖気づいたり。そういう時間も楽しいもんです。

暖かさのついでに気合入れてTシャツで洗車してたら汗ばむ陽気になってきてびっくりですよ。もう春ですね~。

あとはプールでもりもり泳いでカロリー消費して一日終了。明日は大黒なのでよろしくお願いいたします(*^_^*)






Posted at 2016/03/19 21:34:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | 備忘録 | 日記
2016年03月16日 イイね!

うろおぼえな 金山城

うろおぼえな 金山城
昨年の12月に行ってきた、群馬県太田市にある金山城を、写真を使ってご紹介したいと思います。いやぁ~時間が経っちゃって、実は市のボランティアの人の話がうろ覚えだったり(^_^;)




全体図

赤い部分は自分で書き込んでます。

金山城は戦国時代にあった城で、この一帯を治めていた新田一族の岩松氏の城です。

戦国時代はマイナー武将に甘んじている新田一族の岩松氏ですが、その前の室町時代(だいたい戦国より200年くらい前)では、この新田氏の一人である新田義貞と足利尊氏が、それぞれ別の天皇を立てて争いました。いわゆる南北朝時代ですね。

ただ新田義貞と言う人は、新田氏の中でもかなぁ~り末端の人だったので、衆寡敵せず、善戦もむなしく足利一族に敗北します。義貞って鎌倉幕府滅ぼしたんですがねぇ・・・。

結果として関東一帯の支配者だった足利氏に、喧嘩を売ったら地元じゃ生きていけなくなるのは必然。早々に足利側に着いていたほかの新田氏はともかく、義貞直系は北関東では身を隠してひっそりと生きていくことになったそうです。いやもうね、これがつい最近までの話らしいですよ。案内してくれたボランティアさんが言ってました。

新田義貞は室町時代では逆賊扱いだったんですが、面白いことに明治時代では逆に天皇を助けた忠義の士として評価されてます。

そしてその新田氏の治めた金山城はどういう目的の城かというと、ずばり北関東の橋頭堡です。越後・東北への玄関口であり、逆から見れば前線基地であり、補給拠点でした。昔はこの辺はかなり農業生産力が高かったようです。

話はそれますが、この辺は古墳が多く見つかります。それも副葬品がかなり立派な物、それこそ近畿地方の中央権力に近い位置にある古墳と同レベルのものが出土するそうです。つまり昔から中央の権力が及んだ=重要拠点だったということらしいですね。

そういうわけで誰もがこの土地を欲しがったので、ヤバい時だと武田に上杉に北条に佐竹に囲まれてました。ちなみに武田の先方は、あの真田信繁の親父の真田昌幸というから、ヤバさのほどがうかがえます。光栄三国志でいうと、陶謙シナリオを太史慈(一発変換したよ)抜きでやるようなものでしょうか。

最後は北条に降伏するんですが、それでも100年以上も難攻不落でした。

正面入り口

ここからだと良くわかりませんが、通路に沿って峰を生かした土塁があります。

土塁

これ、どっちも両側は切り立った崖になってます。当時ははげ山に近かったらしいので、登るのはかなり難しかったでしょう。

駐車場展望台からの眺め

ご覧の通りのかなりの標高です。麓には立派な寺があり門前通りになっていますが、整備されたのは戦国より後で、当時は家臣団も山城の方に居住していたと考えられています。

城についてざっくりいうと、この城は駐車場のある場所を起点に東西に細長く伸びていて、峰と峰をつないで防衛線を形成しています。この防衛線の名残が土塁なのですが、堀や通路にも工夫が凝らしてあります。

空堀


馬場通路


上の二つは堀と通路ですが、どちらも石畳になっていますね。普通は水の少ない山城でも、侵入を防ぐ堀は、歩きにくくするため杭などが打ち付けてあります。それなのに通路と同じく歩きやすくされている。中世~戦国期の城で石畳が敷いてあるのは極めて珍しいそうです。

これは防衛側の兵が移動しやすいようになっていたと考えられています。つまり地形を生かして、機動力のある防衛態勢を取ることが可能だったのではないか?

さらに全体の中央部に位置する物見台。

物見台

出城と物見台が各所にあり、ここからは関東平野を一望することができます。

物見台から

ここからは赤城山が見えます。

話がそれますが、上杉謙信が攻めてくるときは農村の余剰人員を連れてきて、冬場に捨てて帰っていったそうです。さすが戦争キ〇ガイの謙信はやることが違いますねぇ~。えげつないぜ。んで、実はこの辺にはそのまま定住した越後の人が残っているそうで、わりと住民性が違うらしいですよ。ウソかホントかは分かりませんが、案内の人がゆーてました。

おっと城の話でした。この城の泣き所は細長いせいで、南側が死角になっていることです。というわけで南には出城が築かれました。

見附出丸


ここからなら死角なし。

上杉謙信はよくここから攻めていたようです。

さて、物見台すぐ下は虎口で、その先には兵士や馬の駐屯所があります。

虎口

虎口っていうのは城の出入り口です。攻め手はまずここを目指すので防御も堅い、まさに虎の口というわけですね。(もともとは小口と書いたとも言われています)

虎口は食い違いにしたり二重構造にして、守り手側が攻撃しやすい作りになっていますが、こちらも微妙に通路の中心線から外れていて見通しが悪く、両側は崖になっています。物見台側の高台からの攻撃も容易でしょうね。

虎口の先はかなり広々としています。おそらく、ここまで攻められることなんてまずなかったでしょうね。

月ノ池

虎口から先は緩やかな上り坂で、途中には月ノ池という小さなため池があります。

大手虎口



この城の最終防衛ラインです。ここはかなりの迫力です!!

分かりやすく左手側からの俯瞰。

上手側が圧倒的に有利な位置関係が見えます。

日ノ池

この城の目玉であるもう一つの池です。直径は約15m。間近で見るとかなり大きく、驚いたことにここは湧水が出てます!それもかなり山の上なのに!

水源か高い所でも確保できていた、とうのも難攻不落の要因なんでしょう。前も書いた通り、日本の山城で水源が今も生きているのは「金山城」と佐野の「唐沢山城」、そして上杉謙信の居城「春日山城」だけです。(富山の山城でも生きてたかも)

しかもこの池からは平安時代の遺物が出るそうです。戦国時代でも戦勝祈願や雨乞いの行事が行われていたらしいので、城が出来る前から、宗教的な行事の場として神聖視されていたのではないかと推測されています。

また話がそれますが、この辺の古墳は頭が必ず赤城山を向いているそうです。信仰の中心に赤城山があったことから、この日ノ池も何かしら関係しているのでは?なんて想像もできますね。

水路

通路にはかなり深い水路があります。これは石垣を劣化させる雨による土壌の流失を防ぐ目的があったと考えられています。ため池が日と月の二段構えなのも、水利施設への工夫が見えますね。

南曲輪

大手虎口の右手高台が南の城郭で、かなり広いスペースがあり、多くの兵士が駐屯していたとみられます。実は山頂に神社があるので、この道を登っていくのが一番楽。でも下りより、登りながら見ていく方が攻め手の気分が味わえて良いですよ。

新田神社

金山城の実城(みじょう、城主のいる中心部分)と言われる部分は、新田氏ゆかりの新田神社があります。


クスノキかケヤキでしょうか。とても大きな古木がありました。

現在天守閣に当たる部分は何もありませんが、石垣と日ノ池だけでもお腹いっぱい、戦国の山城が満喫できる見事な城だったと思います。

個人的な意見ですが、ただ守るだけでなく機動的に敵を迎え撃つことも主眼に置かれているような印象を受けました。こういう城は新田氏よりも、同じ南北朝時代を戦った楠木正成が好きそうな気がしますが、無名に近い小戦国大名の城としては、かなり驚かされましたね。

ところでこの城は北条に降伏した後、最終的に廃城になりました。ですがこの地域は徳川の直轄領になったので、江戸時代でも変わらぬ重要拠点だったのでしょう。

なんて質問を案内の人にしてみたら意外な答えが聞けました。家康って新田氏系列の清和源氏を名乗ってるんですが、天領にしたのもその箔付けらしいですよ。

あと最初にちょこっと名前が出た城主の岩松さん。この人は結局部下に下剋上されます。しかもその後、家康に新田一族の家系図の供出を命じられるも拒否。そのせいで江戸時代はずっと冷や飯食いでした。いやぁ権力者って偉くなり過ぎると、本当にろくな事しないですね・・・。

三国志の劉備も、他人の国を騙して乗っ取ったとき(入蜀のこと)、祝いの酒盛りを開いたら部下に「こんな仁義に背くことして酒盛りなんざぁ、たいした聖人君子さまだな、えぇ?」みたいな皮肉を丁寧に言われて、まぁブチ切れてその人の一族郎党皆殺しにしてたり。

そんな人間の歴史はろくでもないものですが、残った城はろくでもある立派な物でした。

案内のボランティアさんがいつもいるのかは分かりませんが、いるととても丁寧に面白く教えてくれるのが良かったので、桜や紅葉の時期にまた来てみたいですね。麓から歩くとなかなかハードなハイキングにもなります。子供とお弁当を持って出かけるのにも良いかもしれません。

群馬のマチュピチュ?いや、これはまさに群馬オリジナルでしょ。太田市の金山城、とても良い城跡です。戦国好きならぜひ行ってみてください。オススメよ!

Posted at 2016/03/16 23:48:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「今日は谷保天満宮旧車祭に行ってきました」
何シテル?   12/12 01:16
過去記事整理始めます。昔の自分の文章は読んでると恥ずかしくなってきますね。
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2017/09/30 19:49:55
もうさすがに取材はなかろう、とタカをくくった訳じゃ無いですが😅 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/09/08 18:55:15

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