
納車してから4年、95000km。
ずっとハイウェイシミーに悩まされてきました。
シミーとは走ってるときにハンドルや車体がプルプルと微振動を起こす事ですね。
原因として圧倒的に多いのがホイールバランス不良。
あとはタイヤ、ホイールのユニフォミティ不良
タイヤの偏摩耗
ホイールの歪み
社外ホイールの場合、ホイールそのものの精度
ハブリング不装着
ナックル、アーム類のガタ
などなど。
自分もいろんな店でバランス取り直したり
タイヤ交換
アライメント調整
ハブベアリング交換
ドライブシャフト交換
各アーム類、ブッシュ、ステアリングラック等の点検
ホイール交換
全てやりましたが直ることはありませんでした。
そうそう、つい最近ホイール交換して少しはマシになったんだけど完治とは言えずだったのです。
ワイドトレッドスペーサーもKSPの車検対応、大パワー車対応、ハブリング一体型、精度は1/100単位で管理してるような品質の物だし……
迷宮入りだわ……ハズレ車だったんだろうか……
昨日は途方に暮れてました。
あと考えられるのは車体そのものの剛性不足くらいか?
いやでも軽だって○40出したってブレないのに
カローラだって○80出したってブレないのに
今すぐ何かできる事。
試しにワイトレ全部外してテストしてみるか。
いや、ダッセェ(笑)

当たり前だけどめっちゃ引っ込んどるー
とりあえず車をテストコースへ持ち込みます(笑)
徐々にスピードを上げていき振動が始まる速度域へ。
○20km。振動無し
○30km。振動無し
○40km。振動無し
○50km。振動無し
○60km。かすかに微振動
それからリミッターまで振動無し
緩やかな下りコーナーをリミッター当てっぱなしで通過すると振動が強くなる傾向だったがそれも無し。片手運転余裕。
原因ワイトレかい!!!!!!!!(笑)
そう、車種によってはワイトレがいくら精度が高かろうが、強度があろうがシミーの原因だって事がわかったのです。
スクラブ半径(キングピンオフセット)
聞いたことある方もいるかもしれませんがこれが関係しています。
厚みにもよりますがワイトレを装着するとホイールのオフセットが大幅に縮小され、テコの原理と似たような感じでサスペンションへの負荷が大きくなるそうです。
自分はあまり感じませんでしたが、轍にハンドルを取られやすくなったり。
元々、ステアリングの回転軸がタイヤ幅の中心より外側に位置している車で、コーナリング中に負荷のかかる外側サイドウォールの近い位置にステアリング回転軸があり、外側に障害物や路面のうねりで圧力が掛かっても影響されにくく、ステアリングにキックバックを起こしにくい設計なのにワイトレによってステアリング回転軸がタイヤ幅の中心よりも内側になっちゃってたわけです。
また、ステアリング軸がタイヤ幅中心より外側にある場合、ブレーキング時にトーインになることでアンチノーズダイブになる設計だそうで、極端に分厚いスペーサーやインセットの小さいホイールを履かせると、スクラブ半径が狂い、ブレーキング時にトーアウト側に動くようになってしまうこともあり、サスペンションジオメトリは崩壊してしまう。
さらに、この車はタイロッドが後ろ引きなので、ブレーキング時にトーインとなりタイロッドが引っ張られることが前提の設計となっているが、これがブレーキでトーアウト側に動く場合には、タイロッドが押される方向の圧力に耐えなければならなくなり、これも大きな負荷となるそうです。従って、ワイトレを装着して繰り返し走行するうちに、ブッシュ類にガタが来ることは十分に考えられることでもあるとの事。
要するにワイトレによって負荷が掛かり路面からの入力を押さえつける事が出来なかったのが原因でしょうね。
○60km付近での微振動はおそらくオンザカーバランスやったり、ユニフォミティマッチングとかやれば直るんだろうけど高いしそこまではやらなくていいかなって感じかな。
ワイトレを付けてる皆様、見た目以外に何もメリットがない行為だと言うことです。(笑)
アンチワイトレが多いのもやっと理解できました。
アンチアンチワイトレでしたが辞めます(笑)
車になるべく負担を掛けずにツラを出したいなら、オフセットをあまり変えずリム幅を拡大する。
でもホイールなんて買う金ねぇーよ……(T_T)
結局………
戻した。バカなのは知ってるー!(笑)
原因が分かったからプルプルしてていいや(笑)
知識が増えました!
おわり!!!
Posted at 2019/11/04 17:26:34 | |
トラックバック(0)