
まだ1000キロ走っていませんが、シングル・クラッチらしいシフトショックが話題の(?)変速機、ETG(Efficient Tronic Gearbox)について思ったことを書いてみます。
試乗した時、ディーラーの営業さんから「一般的なATと思って乗っていただくと厳しいです。自動変速できるMTだと思っていただければ…」と説明されました。先日放送された「クルマでいこう」の2008の時もプジョージャポンの広報さんが同じようなことを言っていたので、インポーターからの公式セールストークなのかもしれません。
で、うちの208はまだ慣らし運転中のため、今はもっぱらATモードで走っています。
駐車時に窓を開けてシフトをA(前進)>N(ニュートラル)>R(後退)と入れ替えると、外から「カチっ」という「クラッチ動かしてる?」的な音が聞こえます
シフトショックですが1速から2速へのシフトアップ時に一番強く感じます。その後2>3>4>5と上にいくごとにだんだん気にならなくなります。
シフトショックを少なくする為には変速時にアクセルを少し抜く、と雑誌などに書かれていますが、発進時にアクセルの踏み込みを少なめにして、ゆっくり走り出すことでも大分押さえられますね。
ETGモデルに追加されたアイドリングストップも、発進時にはゆっくり走り出した方がいいです。停止時からエンジン起動時には一旦1700くらいまで回転数が上がり、その後1000弱に落ち着くのですが、焦って発進しようとアクセル踏み込むと、1700くらいの時にクラッチ繋がって”ガウン”というショックとともに発進するはめに。イメージはMT車のアクセル踏み込み過ぎてからクラッチ繋いだ時の「あの感じ」です。しかも、そのままアクセル開けっ放しだと1>2速の変速ショックが来るので”ガウン”>”ガウン”と前後に揺さぶられる羽目に…
まぁ知らず知らずのうちに「急発進は控えるように」なるので、安全運転やエコ運転のためにはいいんですけどね^^;;
それでも最近は大分慣れてきて、発進や変速時にアクセルを開けるタイミングが少しずつ分かってきましたが、ディーラーで初めて試乗する人には第一印象がよくないかも?と少し心配になりました。
2ペダルのETGはAT限定免許でも乗ることが出来ますが、教習所でさえMTを運転した経験が無い方には慣れが必要でしょう。
AT(オートマチック・トランスミッション)が、そもそもクラッチ操作から運転者を解放して、より楽に運転する為のものである以上、ロボタイズドMTとは言えスムーズに運転するのにコツがいるETGは、出来がよい2ペダルではないようです。気軽に運転するという点では、現状ではトルコンATやCVTに劣ると思います。
でも、AL4の車に12年乗り5速ETGに乗り換えた自分としては、「PSAのオートマはダメだなぁ」とかブツブツ言いながら乗るのがプジョーのAT乗りの常なんだよなぁ…などと思ったりもするのです。(達観?)
あと、なんだかんだ言っても工夫しながら乗るのが楽しいんですよ>ETG(変態?)
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プジョー208 | クルマ
Posted at
2014/03/19 21:07:07