昨日の口直しにと思って、またしても期待していない映画を消化してみました。
『16ブロック』です。
ブルース・ウィリス観たさに録画しただけの、言ってみればただの暇つぶし要員です。
昨日の電気代ドロボー的映画もそう(=暇つぶし)だったんですが、あれが想像を遥かに超えたクソだったおかげで、予定外に口直ししたくなってしまいました。
しかし、
ブルース・ウィリス、良いですね。
ダイハードより、こういう渋めな感じの方がおいらは好きです。『ジャッカル』の時の悪役なんてゾックゾクしました。
足が悪い中年刑事って設定にしてアクションを抑え目にしたのも観やすくて良かったと思います。
クライマックスでの、元相棒フランクとの、いっさい銃を使わない対決シーンは好きですね。
そしてそのシーンの終わり、フランクが部下に電話をかけた後にする何とも言えない絶妙な表情が今作品で1番印象に残ったシーンでした。
デヴィッド・モースの天才的名演ですな。
ただ、アクションが派手でない割りにストーリーが緻密に組まれている訳でもなく、コレという
「売り」が無い。
「たった16ブロック(1.6km)先の裁判所まで証人を連れて行けばいいだけなのに・・・。」なんて、とっても面白そうな要素を謳ってるクセに一切それが活かされていない。
それどころか、ただ単に世界観を無意味に狭くしただけ。な気がする。
「やっと1ブロック抜けた!・・・あと○ブロック!」みたいな、普段は大した事の無い距離なのに、元同僚達が立ちはだかってなかなか進めない的なのを期待していたんですけどね。
もしくは、これ1本分の話を30分程度の短編で作ってみたりすると、そのスピード感と16ブロックという狭い世界観とが上手く合いそうな気がするんだけどな。
まぁとにかくこの映画は、
惜しい!!ということです。
Posted at 2008/01/21 00:35:33 | |
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