2006年12月16日
以前レンタル屋で見つけて、会社の上司と「あれもSAWシリーズなのか?」という話になりオイラが人柱になったんだけど、結果からして、SAWシリーズとは全く関係は無かった。
作品の方向性も全く異なっていて、極限状態の人間の心理を題材にしたSAWとは違い、こちらはコテコテのミステリー。
でもこれ、フランス映画なのよね。
フランス映画に対するオイラの勝手な偏見どおり、色んなジャンルの要素が継ぎ接いだように盛り込まれていたり、ひとつの事象を伝えるのに伏線だけを引きっぱなしにして結果を描かなかったりっていう、オイラが「ああ、あっちの映画なんだな」ってすぐに感じてしまうような作品だった。
そんな映画、大好きなんだけどね。
で、肝心の「面白いか?面白くないか?」なんだけど、
オイラはむっさ面白いと思った。
上にも書いてるけど、「1+2=3」という事象を
「1」と「2」だけを見せて「3」という結果を連想させるけど「3」は絶対見せないとか、
「3」だけを見せて「1」と「2」があった経緯を連想させるけど「1」と「2」は見せないまま「2」が本筋に深く関わっているといった、
オイラが『あっちの映画』特有だと思っているクセがこの上なく大好きなのだす。
しかもこの映画、ストーリーも実に良く出来てる。
1度観て良く分からなくて、疑問に感じた部分だけをスキップで見直し、頭の中で全ての伏線が繫がっていって物語が完全に理解できる。
その後もう一度観ると、1度目では全く気付かなかった様な、なんとも細かい伏線が沢山あるではないですか。
これは見事にハマった。
本家「SAW」を観たとき程の衝撃は十分あったと思う。
少なくとも「SAW2」みたいなクソ映画の数億倍は面白い。
でも、これはあくまでオイラの感想であって、この映画は万人受けする作品では絶対に無いと思う。
それどころか、拒絶反応を示す人の方がおそらく多いんではないだろうか?
誰か観た人がいたら、意見欲しいな。
Posted at 2007/01/08 00:45:26 | |
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