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紀世彦のブログ一覧

2014年10月30日 イイね!

初めてのカタログアップ!

こんばんは、本日は初めてのカタログ紹介をやってみようと思います。
とはいっても手持ちのカタログは片手ほどしかありませんが・・・(汗)

(10/31、CMの動画を追加しました。)

記念すべき第1回は(続くのか?)4代目のクラウンでいきます。


1971年2月発売の4代目クラウン2ドアハードトップ(MS70)前期型



エレガンツクラウン世界が見つめる 先代50系クラウンのイメージキャラクター山村さん
から一転し綺麗な外国人女性が起用されます。(これも販売不振の一つかな?)



新しいスタイリングの主流・スピンドルシェイプと呼んで下さい!
先代の直線基調の角ばったスタイルから丸みを帯びた大胆なデザインを採用。
ボンネットをかさ上げし、フードとフロントの間に車幅灯を内蔵してます。
バンパーはボディ一体型、しかもボディと同色のバンパー(鉄板製)と時代を先取りしてました。



真っ赤なクラウンもあります(笑) 今見るといいデザインだと思うのですが
当時はあまりにも斬新すぎて受け入れられなかったのでしょうね・・・
しかも発売された年の夏にクラウンのタクシーがオーバーヒートするという事件もあって
売り上げが伸び悩み僅か3年半ちょいと短命に終わった悲運のクラウンでした(T_T)


ダッシュパネル。渋い梨地のシルバーメッキ仕上げ(後期ではデザインが変更されます)



豪華な内装、シートは高級織物で出来てます。



2ドアハードトップのコラムシフト・ベンチシート仕様^_^;
これを選んだオーナーはどの位いたのか・・・?


ハードトップは角型ランプ採用。リアテールはスモール点灯でテールのふちが赤く光ります。



8トラのカーステが時代ですね~ 写真左の一番下の丸い物は運転席のフロアに付いてる
足踏み式のラジオスイッチ。 どこが開くか分からないパワーウインドースイッチ・・・





9インチ径の大型マスターバックを備えたブレーキは強力な減速力が得られ、
しっかりした制動力を持っていたと評価されてます。
オプションでESC、(電子制御スキッドコントロール装置)今で言うABSのはしりみたいなもの・・・



50系より採用されたフレーム付きシャシー。




高級車の必需品?オートドライブ装置





気になる3速オートマの走りは?全開で加速しても0~100km/hまで18・5秒かかると
当時の雑誌で紹介されてます^_^; パワーロスが思ったより少ないがシフトアップポイントでは
意外とショックが大きいのが気になるとも・・・



最後にボディカラーの紹介。

白鷺(しらさぎ) シュノンソーホワイト

荒磯(あらいそ) ブルーメタリック

樹海(じゅかい) グリーンカレント

鱗光(りんこう) ライトグリーンゴールドメタリック よくわからんなぁ・・・

萌黄(もえぎ) ライトグリーンメタリック

琥珀(こはく) ディープゴールドメタリック

氷洲(ひょうしゅう) シルバーメタリック

緋威(ひおどし) ベスビアスレッド


Posted at 2014/10/30 22:59:13 | コメント(9) | トラックバック(0) | クジラクラウン | 日記
2014年04月11日 イイね!

4代目クラウン(通称クジラ)について続編

今回はクジラクラウンの後期型について書いてみようと思います。
 
オーバーヒートや時代を先に進み過ぎたスタイリングで販売不振に悩んだクラウンは
昭和48年2月に大掛かりなマイナーチェンジを実施する。





フロント&リアを中心に大幅に変更されてます。カラードバンパーも廃止・常識的なメッキバンパー
に改められた。(内装もダッシュパネルのデザインが大きく変更されてます)
皆様は前期と後期どちらがお好きでしょうか?
しかもこの48年は排ガス規制が実施された年で性能の低下が余儀なくされたが逆にクラウンは
パワーアップを実現させてます。

2600ccの4M型、130ps→140ps 2000cc、M-B型SUツイン、125ps→130ps
2000ccのM-D型、ツインキャブこれは後期には設定がないので消滅かな?
2000ccのM-C型シングルキャブ、105ps→115psへそれぞれ向上してます。

エンジンの変更点・燃焼室の球面加工を3球面から4球面へ、クランクシャフトバランスウェイト数を
4個から8個へ、ロッカーアームの軽量化、圧縮比アップ、温度コントロール付きファンの採用
インテークマニホールドの形状変更、カムプロフィールの変更など。
これらの改良により静粛性や出力の向上を果たす。

でっ、実際の走りは?テスト車は2000SL-5MT車、エンジンM-B、SUソレックスキャブ130ps
低回転域で重いフィーリングのあったマイナー前のエンジンの影は全く消えて
とてもレスポンスのいいフィーリングになったと評価されてます。
スタートからスムーズに上昇するエンジン回転はクラウンの重さを全く意識させない
まるで車重の軽いスポーティー車に乗ってるフィーリングだとも・・・
ともかく後期型では走行性能が大幅に向上してるみたいですね。

それからこのクジラは、ブレーキ、クラッチペダルが軽いの対してアクセルペダルがかなり重くて
微妙なコントトロールが難しいと書かれてます (汗

そして、翌年の昭和49年には、排気対策の要請から、電子制御燃料噴射システム(EFI)
を採用したM-E型エンジンを追加投入する。スペックは135ps、17.5kg-m
当時としてはハイパワー?だったと言えますね。
ただ、キャブ全盛時代であり技術面や信頼性では疑問の残るところ・・・
それに壊れたら修理がキャブ車より大変そうな気がしますね^_^;

その他、安全装備ではESC電子制御スキッドコントロール(ABSのはしりみたいなもの?)
EAT電子制御自動変速機をオプション設定。

こうして大幅なマイナーチェンジを行ったが販売台数ではセドリック・グロリア連合にリードされた
ままでした。よって予定を繰り上げ昭和49年10月に5代目(MS80系)を発表します。

最後に不人気で早々モデルチェンジされたクジラですが生産期間は3年8ヶ月
昭和46年2月~昭和49年10月

人気のあったMS50系は昭和42年9月~昭和46年2月の3年5ヶ月とクジラより短命でした。

Posted at 2014/04/11 23:22:47 | コメント(2) | トラックバック(0) | クジラクラウン | 日記
2014年04月01日 イイね!

MS60.70系クラウン開発秘話

MS60.70系クラウン開発秘話昭和43年○月○日 愛知県豊田市トヨタ自工会議室にて
製品企画室からニュークラウン(4代目)担当の
デザインチームに開発にあたっての説明がおこなわれて
いた。

今のクラウン(3代目・50系)は高級車として実にふさわしい
形をしておりスタティック?な豪華さをもった車だ。
だが、今度のクラウンではさらにもう一歩前進して乗って
走る豪華車というイメージを持った車に脱皮させたい。

それが昭和46年の自由化・国際化に対処する道だと考えている。
製品企画の説明会は終夜に及びそして最後にデザインチームに対し最終的なテーマが与えられた
それは今までのクラウンのイメージを気にしないでこれからの時代にふさわしい車をデザインして
もらいたいのだ。新しいクラウンには3つの大きなテーマがあるこれにそって全員努力せよ。


いいか、ニュークラウンのテーマを発表するぞ。
(1)空力的に優れたデザインであること
(2)2000ccクラスの車にふさわしい豪華さを持っていること
(3)安全なデザインであること

社員・岬さん・・流行のウエッジライン取り入れるのは空力的に有利だがクラウンにはちょっと・・・
社員・天知さん・・ウン、それに安全なデザインという見地からは好ましくないんじゃないか?
社員・岬さん・・そうだウェッジを極端にすればつきささるようなイメージになりかねないな・・・

トヨタ自工デザイナーの岬 謙治は車を運転しながら、安全なデザイン・・安全なかたち・・・と
考えていた。そのときだった信号で停止中に車の左側に立つ女性の腕に子供の投げたボールが
当たった。それを目撃した岬は、今のがボールではなくブロックや硬い物だったら・・・
ん!これだー!!キタ―

早速、会社に戻り報告。部長!分かりましたよ安全なデザインがついに!!
安全なデザインというのは、まるい型ですよ~だからまるい車をつくればいいんですよ。(何か単純
それを聞いた他の社員は・・・しかし、2000ccクラスでまるい車というのは・・・ザワザワ
部長・・岬くん、でかしたぞもっと詳しく説明してくれたまえ。
岬・・安全なデザインといっても色々あります。頑丈そうなスタイル・安定感のあるすたいる・・・
  どれも安全なデザインにつながります。しかしそれは安全そうに見えるイメージにすぎなかったん
  ですよ。
部長・・君の言う丸い車はもっと実質的な安全性を持っているというのだな・・・
岬・・そうです。対人間への安全性を考えた場合、箱とボールではどっが安全と思いますか?
部長・・ウム・・机の角が丸くなっているのと同じ理屈だな・・・

岬・・安全のためには車の突起物はなるたけ少ないほうがいいのも常識ですよね。
   車のコーナーも突起物なんです、対人間性の安全性を考えた場合このコーナーという
   突起物を取り去るべきなんですよ。
   キャビンを含め車全体をカプセルと考えれば・・・今までのクサビ型でもコ―クラインでもない
   まったく新しい未来的なデザインが出来上がると思いますよ。(それがスピンドルシェイブ)
部長・・まるい車・・・カプセル・・・よぉし!それだ、それでいこう。

そして、カプセルデザイン・・・それからのデザインは丸い車をめざして急速に進展していったとさ。

バンパーも突起物なのでカプセルのうちに含め、一体化した。(しかもカラードバンパー)
前面投影実験から、空力的にもまるい車は有利だった。強度の面でも四角よりも強かった。
三角窓もとりのぞかれ、フロントピラーもロールオーバー方式によって細くされて前面の視認性が
大幅に向上された。
さらにランプ類は独立式、後方からの視認性を良くすることで安全性を高めた。
だが、全てが順調ではなく大きな問題もあった。それはキャビンの広さとドアの形状だった。
限られたスペースの中でキャビンを広くとりたいので、ドアの厚さをできるだけ薄くする必要があった
しかし、まるい車なので薄いドアだとカ―ブドグラスが使えなくなる・・・
垂直なドアなら強度の点をクリアできれば薄くするのにさほど問題ないが・・・うーん??

何か、いいデザインはないのか?キャビンの大きさを変えずにいかにドアをふくらませるか?
ここでデザインチームはデッド・ロックに乗り上げてしまう・・・

しかし毎日のようにディスカッションが繰り返されて、ようやく問題を解決する新しいデザインが
みつかったのであった。
フロントからエンジンフードを通って、サイドに抜けていく一種のアクセントラインがそれであった。

数千枚のラフ・スケッチ、いくつものクレーモデル。こうしてニュークラウンはひとつの新しい形を
あらわそうとしていた。

昭和46年2月16日、ニュークラウンはヒルトンホテルで発表された。


豊田英二社長より、トヨタはこれでGMやフォードがノックダウンでやってきても恐れることはなく
なった。クラウンこそが安全で豪華なこれからのハイオーナーカーである。
Posted at 2014/04/01 19:02:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | クジラクラウン | 日記
2014年03月26日 イイね!

4代目クラウン(通称クジラ)について

今回は私が乗りたかったクジラクラウンについて書いてみようと思います。

通称クジラこと4代目クラウンがベールを脱いだのは1971年2月のこと。
ボデイバリエーションは、MS60型の4ドアセダンと、MS70型の2ドアハードトップ
その他にバンやワゴンがありました。
セダンは丸目4灯ランプ、2ドアハードは角目2灯のヘッドランプを採用する。

MS60セダン初期型フロント

MS60セダン初期型リア

MS70初期型フロント

MS70初期型リア

この4代目クラウンのイメージキャラクターは先代50系の山村聰からキレイな外国人女性に変更
されました(汗)エレガンツクラウンとかって言ってたような・・・

このクラウンで話題をまいたのは大胆なエクステリア。(スピンドルシェイプの斬新なデザイン)
ボンネットをかさ上げし、フードとフロントグリルの間に車幅灯とウインカーを内蔵した2段式グリル
メッキバンパー全盛時代にボディと同色のボディ一体型のバンパーを採用した。
とはいっても今の樹脂製バンパーではなく鉄板に色を塗っただけ・・・
エンジンは2000ccのM型6気筒をメインとしている。M-B型SUツインキャブMーD型ツインキャブ
M-C型シングルキャブ。ミッションは4速MT、ATは3速を用意。
一般的にこの4代目クラウンは失敗作と言われてますが、以外にも販売当初はメーカーの期待以上
にユーザーに好感をもって迎えられて、販売は好調に推移したらしいのです。
ただし、ある事件が発生するまでは・・・
その事件とは発売後から半年の1971年の夏、猛暑の都心での大渋滞でクジラのタクシーが
あちこちでオーバーヒートして立ち往生する事態が発生したとのこと。あちゃー(汗)
早速、メーカーが調べてみると、フロントラジエータグリルから入った空気が悪さをしていた・・・
風がエンジンルームに入りにくいデザインだったので、走行中は問題ないが、停止中だとラジエータ
を通って後ろに回った熱風が循環していたとのことです。うーん良く分からないが初期型オーナー
の方は気をつけて下さい(汗)

しかもエンジンは2000ccなのでパワー不足、加えてクーラーやパワステ・パワーウインドーを装備
したために車重が増え、装備を動かすために電気を食うようにもなっていた。
渋滞でオーバーヒートする要因は揃っていたのに、その対策が充分でなかったと反省・・・

早速、マイナーチェンジでバンパーに穴を開けました(笑 それだけですか?


↑わかりますか?ナンバー周辺の部分に穴が開いてるのが・・・
 前期では穴開きと穴がないタイプの2種類があるんですね~
ですが、せっかくのマイナーチェンジも空しく販売を大きく落としてしまいます(T_T)
評判の良かった?スピンドルシェイプもけちがついてですね、車が小さく見えるだの
フロント周りが丸くて左前端を擦りやすいとか、カラードバンパーも擦るとそこから錆びが発生
するなど非難の十字砲火を浴びました(汗

結果、発売1年後には、販売シェアをライバル230セド・グロに逆転されて営業面で大失敗に
終わりました。

失敗に終わったこのモデルでは大きな教訓も残したみたいで紹介します。
それはクラウンの開発では、ユーザーの求める時代の少し先を行くのが良い事だとわかった。
決して行き過ぎたり、独りよがりで進んではいけない・・・なるほど。

それとですねこの4代目で気になったモデルがあるんですよ。

それがこの真っ赤なクラウンです^_^;まずこの色の実車を見たことがない・・・売れたのか?
ちなみにボディーカラーの名称はベスビアスレッド 緋威(ひおどし)と言います。
Posted at 2014/03/26 23:20:05 | コメント(5) | トラックバック(0) | クジラクラウン | 日記

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