こんばんは、本日はMS60系クラウン後期のカタログを紹介しようと思います。
オーバーヒートの件や時代を先取りしすぎたスタイルで売り上げが低迷したクラウンが
昭和48年2月、大掛かりなマイナーチェンジを実施します。
外観ではカラードバンパーから常識的なメッキバンパーに変更・フロントグリルを高級感のある
メッキを多様した厳ついタイプに変更・リヤまわりテールランプの大型化・エアアウトレットルーバー
の意匠変更・そして丸いボディーを角ばって見せるためにリアクォーターパネルの面形状の変更。
エンジン、駆動系、ブレーキ系の改良。加速性や耐久性、静粛性が一段と向上。
このマイナーチェンジのおかげか月間販売4000台ペースから7000台へと躍進したそうです。
(それでもライバルの230セド・グロには大きく水をあけられているんですが・・・)

リアクォ―ター辺りが整形されて角ばったデザインになってますね。
後期ではテコ入れのため新グレードがいくつか投入されました。
↑このモデルはスポーツタイプのSLなんですが昭和49年に追加投入された今では当たり前田の
電子制御燃料噴射装置(EFI)仕様のM-E型、135馬力とポルシェタイプの5速MTを装備。
凄いですね~外観のみならずダッシュパネルのデザインやステアリングのデザインも変更ですよ。

トヨタの工場で見学中の山村さん♪ 何を聞いてるんでしょうかね?

ペリメーターフレームの前で語る山村さん♪

ずらりと並んだM型エンジン達。試験テスト中かな?おそらくエンジンの説明を受ける山村さん♪

このマイナーチェンジでエンジンも大幅に改良され性能も向上します。
まずは48年の排ガス対策を実施、それと同時に出力アップを実現させます。
燃焼室形状を3球型から4球型に変更・クランクシャフトもバランスウェイトを4個から8個に改めて
静粛性や耐久性の向上をはかりました。
M-C型は105馬力から115馬力に向上してます。その他も5~10馬力アップしてます。
これスゲーです。スーパーサルーンにオプションで装備できるリアパワシート・エアピュリファイヤー
(空気清浄機)・デュアルエアコン・専用のコンソールとマガジンラックですよ~まさにⅤIP。
さりげなく置いてあるバック?カバンは当時のブランド物?

右下のアシストグリップは手縫い製なんですよ。

SL用の本革ステアリングは職人さんが丹念に縫い上げているんですね。

ドライビンググローブを装着して正しい運転操作(笑)ナウいですね自分も装着してますよ。

うーんカッコイイな~クジラクラウン♪

伝統のフレーム構造。最高級車にふさわしい安全性と快適さ・クラウンは頑固に科学に裏付け
されたフレーム構造を守り続けています。

以上で終わります。
最後にクラウンのCM動画をアップしておきます。
この頃からクラウンのイメージキャラクターは、山村總と吉永小百合のコンビになりましたね。
しかしこのCMでの2人の関係って・・・? 不倫じゃないよね^_^;
Posted at 2014/11/13 22:39:32 | |
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MS60系クラウンカタログ | 日記