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2023年07月17日 イイね!

フロント用カーボンカナードの取付 - Audi R8編

フロント用カーボンカナードの取付 - Audi R8編 皆んな大好き、炭素化計画。

#職人のクルマに、「脱炭素」という言葉はありません。

Carbon Front Winglet Canard - Audi R8

 フロントバンパー用のカーボン製のカナード(ウィングレット)です。

 こちらは、2011年に発売された「Audi R8 GT」用の部品です。

Audi R8 GT

 Audi R8 GTは、世界限定333台で発売され、その内の5台が日本に導入されました。(価格:2,740万円)

 画像ではよく分かりませんが、「カーボン・カナード」の素地は、「カーボン・サイドブレード」と同じ、“艶あり”です。

Carbon Front Winglet Canard - Audi R8 GT

 図中、40がカナード本体(Carbon Winglet)で、フロントバンパーの裏側から41のクリップ(Retaining Clip)で固定するようです。(クリップは、片側で5ヶ所)

Audi R8 LMX

 一方、こちらは、2014年に発売された「Audi R8 LMX」です。

 その名のとおり、栄光のLe Mansでの「Audi R18 e-tron quattro」の大活躍に合わせたもので、世界限定99台て発売され、その内の6台が日本に導入されました。(価格:2,905万円)

 Audi R8 LMXに奢られているカーボンの素地は、すべて“艶消し”になっていますので、こちらの「カーボン・カナード」も、“艶消し”です。

 職人のAudi R8は、2014年モデルで、ミッションがR-Tronic(シングルクラッチ)からS-Tronic(ダブルクラッチ)に切り替わったモデル(いわゆる後期型)で、年式としてはAudi R8 LMX用が適合します。

 しかしながら、「カーボン・サイドブレード」が“艶あり”であるため、統一性を持たせるべく、Audi R8 GT用の“艶あり”にすることにしました。

Carbon Front Winglet Canard - Audi R8 LMX

 ちなみに、Audi R8 LMXでは、カナード本体の固定方法が強化されていて、フロントバンパーの裏側から36のブラケット(Bracket)で挟んで、37のクリップ(Locking Clip)で固定するようです。(クリップは、片側で4ヶ所)

 能書きが長くなりましたが、本題に入ります。

Carbon Front Winglet Canard - Audi R8

 開封し、中身を確認します。

 ご存知のとおり、AudiもVolksWagenグループの一員のため、VWの箱に入っています。

 「カーボン・カナード」の内部は、中空になっていて、側面に検印シールが貼られていました。

Carbon Front Winglet Canard - Audi R8

 シールを剥がして、記載内容を確認します。

 きちんと、品名、品番、シリアル番号が記載されていました。

 この手のカーボンカナードは、某オークションでも、数万円レベルの、安っすぃ~パチモンが数多く売られています。

 2,000万円のクルマですから、ここで数万円をケチるようなセコいことはせず、真正のAudi純正パーツを奢ることにしました。

#ちゅーこく製のザンネンな粗悪品を取り付けて、嬉しいですか?

Carbon Front Winglet Canard - Audi R8

 Audi純正の「カーボン・カナード」です。

 カーボンの織り目も、継ぎ目なく美しく出ていて、しかも、その継ぎ目の角度も、しっかり左右シンメトリーになっています

#ちゅーこく製のバッタモンとは、レベルが違います。

 前述のとおり、Audi R8 GT用は、固定用に片側で5ヶ所のツメが出ています。

Proxxon High Speed Steel Cutter, No.26727

 このツメを、切断します。

 フロントバンパー側を加工してもよいのですが、売却時に元に戻せなくなってしまうため、カーボンカナード側を加工することにします。

 Proxxonのミニルーター(No.28400)に、ハイスカッター(No.26727)を取り付け、ツメを切断します。

Carbon Front Winglet Canard - Audi R8

 ハイスカッターでツメを切断し、軸付き砥石で整形したところです。

 前述のとおり、カナードの内部は中空になっていることから、パテで埋めることにします。

Soft99 Ultra Lightweight Putty, 09178

 通常の補修用パテを使ってもよいのですが、せっかくのカーボン素材ですから、軽量性を失わないよう、特殊なパテを使うことにしました。

 99工房の「超軽量パテ」です。

 素材の中にマイクロバルーンが配合されており、通常のものより単位体積当たりの重さが軽くなっています。

 ちなみに、パテの成形完了後、カナードの重量を量ったところ、片側でわずか60gでした。

Carbon Front Winglet Canard - Audi R8

 超軽量パテで埋めた後、「バンパー用うすづけパテ」で表面を整えます。

 最終的には見えなくなるところですので、表面の平滑性はあまり深追いせず、カーボンの外周部の面が出たところで、サンディングを止めておきます。

3M Scotch Double-Sided Tape for Cars, PCA-10R

 つづいては、こちら。

 BMW M3 Coupe(E92 LCI)に取り付けた「カーボン・フロント・リップスポイラー」や、Porsche 911 Carrera S(Type 997 Phase 2)に取り付けた「フロント・リップスポイラー」と同様、3Mの「車両用両面テープ」(PCA-10R)を使います。

Carbon Front Winglet Canard - Audi R8

 曲率がきついところがあるため、10mm幅の両面テープを5mm幅の短冊状に切り出し、カナードの外周に合わせて貼り込んでいきます。

 その際、外周のエッジからは、約0.5mmほど、内側に貼るようにします。

Carbon Front Winglet Canard - Audi R8

 カナードの両端点は、同じく3Mの「超強力両面シート」を切り出し、貼り込みます。

 厚さは、同じ0.8mm厚のものを使用しました。

 いったん、アプリケーションシートの紙の方に、鉛筆で形状を写し取り、外周から約0.5mmほど内部になるよう、切り出しました。

Carbon Front Winglet Canard - Audi R8

 「カーボン・カナード」の準備ができたところで、いよいよフロントバンパーに取り付けます。

Prep Sol, Dupont - Audi R8

 カナードを貼り込む前に、フロントバンパー表面を脱脂しておきます。

 画像は、かなり以前にTOYOTAのディーラーさんからいただいた、業務用の脱脂剤、「プリップゾル」(デュポン社製)です。

Carbon Front Winglet Canard - Audi R8

 左右シンメトリーに取り付けられるよう、少し工夫します。

 「Audi R8 GT」や「Audi R8 LMX」の画像を基に、取り付け位置を割り出します。

 カナードを少しずつずらしながら、カナードの曲面とフロントバンパーの表面とがぴったり合う位置を探ります。

 カナード内側の端点は、コーナーセンサ(超音波センサ)の外周から30mmの位置、カナード外側の端点は、フロントバンパー上端のエッジから182mmの位置でした。

 取り付け調整した後、逆側でも同じ位置に取り付けられるよう、型紙を取っておきます。

Carbon Front Winglet Canard - Audi R8

 カナードを取り付けたところです。

Carbon Front Winglet Canard - Audi R8

 このような感じになります。

Carbon Front Winglet Canard - Audi R8

 例の場所にて。

 Audi R8 GTやLMXのように、フロントバンパーの裏から固定していないため、接着強度が気になるところですが、まぁ、法定速度で走っている分には、問題ないでしょう。

 詳しくは、こちら
Posted at 2023/07/17 13:35:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2023年07月09日 イイね!

〔危険予知トレーニング〕海岸道路疾走編 #警察取締り警察

〔危険予知トレーニング〕海岸道路疾走編 #警察取締り警察 と、いうことで、さっそく使ってみる。


 あなたは休日の早朝、見通しの良い直線道路を、イ~ィ感じにカッ飛ばしています。

 この時あなたは、何に気を付けて走りますか。10秒以内に答えなさい。


 答え合わせ。

 さて、あなたは、ゴールド免許をキープできましたか?
Posted at 2023/07/09 11:24:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2023年07月09日 イイね!

〔危険予知トレーニング〕峠道疾走編 #警察取締り警察

〔危険予知トレーニング〕峠道疾走編 #警察取締り警察 と、いうことで、さっそく使ってみる。


 あなたは休日の早朝、交通量の少ない峠道を、イ~ィ感じにカッ飛ばしています。

 この時あなたは、何に気を付けて走りますか。10秒以内に答えなさい。


 答え合わせ。

 さて、あなたは、ゴールド免許をキープできましたか?
Posted at 2023/07/09 11:08:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2023年07月08日 イイね!

360°全天球カメラによる走行動画撮影

360°全天球カメラによる走行動画撮影 だいぶ前に購入したものの、しばらく放ったらかしになっていた「RICOH THETA V」ですが・・・、

 ちょっとしたアイデアを思い付きまして、取り組んでみます。

PGYTECH Three-Arm Suction Mount

 今回購入した、PGYTECHの「Three-Arm Suction Mount」(定価:69.95ドル、購入価格:6,600円)です。

PGYTECH Three-Arm Suction Mount

 サクションカップ(真空吸盤)が1つのものもありますが、ボディーに取り付けた時の安定性を考慮し、サクションカップが3つのものを選択しました。

Ricoh Theta Stick TM-2

 こちらは、RICOH THETA Vのアクセサリー、「RICOH THETA Stick TM-2」です。(オープンプライス、購入価格:6,820円)

 THETA用のスティックには、「TM-2」と「TM-3」とがあります。TM-2が伸長836mm、TM-3が伸長423mmとなっています。

 専用設計ということで、THETAに装着した際、スティックの取付部の映り込みが最小となるような形状となっています。

PGYTECH Three-Arm Suction Mount and Ricoh Theta Stick TM-2

 Three-Arm Suction Mountに、RICOH THETA Stick TM-2を組み合わせたところ。

Audi R8 V10 5.2L quattro and RICOH THETA V

 このような感じで、Audi R8 V10 5.2L quattroのリヤパネルに設置し、走行動画を撮影してみました。

#場所は、「例のプール」、ではなく、「例の駐車場」です。

 撮影したサンプル画像は、こちらこちら

#みんカラは、スクリプトを埋め込めないので、リンク形式で。

PGYTECH Three-Arm Suction Mount and Ricoh Theta Stick TM-2

 で、ですね。

 サクションマウントにはボールジョイントが2ヶ所あって、走行速度が上がるとスティックが傾いてしまうので、改造します。

#なんでもカイゾー。

PGYTECH Three-Arm Suction Mount and Ricoh Theta Stick TM-2

 このような感じで、がっちり固定します。


 と、いうことで、走行動画を編集してみました。

#場所は、「例のプール」、ではなく(しつこい?)、「例の駐車場」からビューラウンジ方向に上っていったところです。
Posted at 2023/07/09 10:46:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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「サイドステッカーの製作 - Audi R8編 http://cvw.jp/b/212753/48594081/
何シテル?   08/11 19:22
平日サラリーマン、休日メカニック。 時々、へっぽこレーサー。
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