みなさん、お疲れさまです。愛車との付き合い方は大丈夫ですか。私の友人の車がエンジンをかけるとキュルキュルと音がしていたので、ボンネットを開けて見てみるとベルトがエラい事に!
急遽ベルトの交換をすることにしました。なかなか自分では日常点検ってできないですよね。毎日ボンネット開けて、
オイル、
水、
ベルトは確認しないといけません。自動車学校で習いましたよね?
ベルトはエンジンの回転を利用して主に
発電機、
ウォーターポンプ、
クーラー回しているファンベルトのことです。
タイミングベルトとは違います。
外したベルトがこれ。
見つけるのが早くて良かったです。もうちょっと見つけるのが遅かったら危なかったかもしれません。
エンジンからキュルキュルと変な音がし始めたらファンベルトが痛んでいるので交換をしてください。最近の車がハイブリット車が多くなってきてファンベルトがかかっていない車も多くなってきましたが、まだまだエンジンで走る車が多いので、ベルトの点検、交換もするようにしてくださいね。
ベルトのキュルキュル音問題の原因はコレだ
●ベルトの張りすぎ
●経年劣化
●エンジンの熱による劣化
●スピードを出しての運転
●回転部分(プーリー)のサビ
などがあります。
ベルトを張りすぎでの起こりゆる問題として、大根を下ろす時を想像してください。手で大根を持って擦りますよね。
大根おろし器が発電機などの回転部分、自分の手がエンジン、大根がファンベルト、大根を大根おろし器に押し付ける力がベルトの張り具合、大根を下ろすスピードがエンジンの回転数だと思ってください。
大根を押し付ける力が強ければ強いほど早くおろせませんか?勢い余って自分の手までおろしちゃうことありますよね。
軽く持って擦ればおろすスピードは遅くなりますが自分の負担は軽くなります。
大根をおろすスピードが早くて、力を入れ、目の粗い板なら早くスリおろせます。
ベルトを
キツく張って、スピードを出し、尚且つ回転部分が錆びていたら消耗するのが早くなる事がわかりますね。
ベルトにかかる負担が大きくなるので早く摩耗しやすくなります。ベルトだけでなく回転部分にも負担がかかりますりキュルキュル音だけでなく新たな変な音の発生の原因にもなります。
ベルトが劣化してキュルキュル音がしたまま走っていると、いずれ切れます。
輪ゴムを想像してください。新しく買ったばかりの輪ゴムなら弾力もあってら引っ張ってもなかなか切れる事はないですよね。
けれど、何度も同じ輪ゴムを使っていたり、古くなった輪ゴムを使うとどうなるでしょう。切れますよね。
ファンベルトも一緒で素材はゴムで出来ているんです。古くなってくるとパキパキ割れてきたり、硬くなって切れやすくなります。
硬くなってくるとゴムの弾力がなくなってくるので回転部分との摩擦が無くなり滑ってキュルキュルと音が鳴ります。
特に冬場なんかは
寒いのでとゴムも硬くなり、キュルキュルと変な音がしたりします。
お風呂上がりに髪を乾かす時も、ドライヤーの熱い風を当てて乾かしたら髪が傷むじゃないですか。
ベルトも構造上エンジンの熱にさらされている状態にあるので傷みやすいんです。
ベルトのキュルキュル音問題の原因のおさらい
●ベルトの張りすぎ
●経年劣化
●エンジンの熱による劣化
●スピードを出しての運転による摩耗
●発電機などの回転部分のサビ
もしベルトが切れてしまうとどうなる?起こりうる問題と原因
走行中にファンベルトが切れてしまったら、
しばらくは何事もなく走れますがエンジンが止まります。
エンジン回転中にベルトが切れてもすぐにはエンジン止まる訳ではないんです。
なぜならバッテリーがあるからです
ファンベルトが
発電機を回す事でバッテリーをを常に充電しているのでバッテリーが上がる事がありません。しかし、ベルトが切れてしまうと充電がされなくなるので、バッテリーの限界がきたらエンジンが止まってしまいます。
バッテリーがダメになるぐらいで済めば、
バッテリー代と
ベルト代、必要であれば
レッカー代ぐらいの出費でおさまります。
エンジンが止まる
ファンベルトが切れてバッテリーが充電されなくなり、バッテリーの性能が落ちた為。
もうひとつエンジンの止まる原因があります。それは切れたファンベルトが
エンジン本体の回転部(プーリー)に絡まる事です。
自転車を思いっきり漕いでタイヤを空転させているところに木の枝を差し込んだ事ないですか?私が子供の時はそんなことをして遊んでいた事があります。高速で回転しているところに異物を入れる事で急に止まります。
切れたファンベルトは自由になり、回転部に絡まればエンジンが急に止まる事になります。走行中なら不意に急ブレーキをかけた時のようになりかねません。ベルトが切れると危ないんです。
そうなれば
レッカー移動になることでしょう。
またベルトで回しているのは発電機だけではありません。エアコンのコンプレッサーもベルトで回しています。クーラーのコンプレッサーが回らなくなっても夏なら灼熱地獄が待ち受けているだけです。
エアコンが急に効かなくなる
ファンベルトが切れてエアコンのコンプレッサーが回らない為。
一番厄介なのがエンジンがかかっているのに
ウォーターポンプが止まる事
ウォーターポンプとは、エンジンを冷やす為の冷却水を循環させるためのポンプです。そう、エンジンというのは水で冷やしています。
適温が80度〜90度ほどです。
冷却水はファンや走行中の風で冷やされます。冷えた水をウォーターポンプと呼ばれる部品をベルトで回す事によってエンジンが熱くなりすぎないように保たれているんです。
走行中にベルトが切れてウォーターポンプが止まれば、たちまちオーバーヒートしてしまいます。オーバーヒートしてしまったエンジンは熱で変形して使えなくなってしまいます。
なのでエンジンの交換が必要になるという事です。そうなれば車種にもよりますが
30万コースになっちゃいます。
オーバーヒート
ファンベルトが切れてウォーターポンプが回らないことが原因でエンジンを冷やすことが出来なくなった為
ファンベルトを交換費用や時間
ファンベルトの費用や時間は車種によってバラバラです。ファンベルトの長さも違うし幅も違う、1本で全てを回している車種もあれば3本も4本も付いている車もあります。
1本ものになると、
長ーーーーーーーーいので、その分ファンベルト代が高くなってしまいます。それでも1万円ぐらいです。
2本や3本になってくると、長さや太さによって金額が変わっていますが、1本あたり5千円以下ぐらいです。
発電機に2本のベルトを使っている車もあります。車によって様々なので、金額が極端に安い場合もあるし、高い場合もあります。
交換にかかる時間、大体平均して1時間ぐらいですね。
早くて5分で交換出来る車もあるば、1時間以上かかる車もあります。
この車はだいたい3、40分ぐらいで交換することが出来ました。
ベルトのキュルキュル音問題のまとめ
●交換してください。
●音がしだしたら、交換のサイン
●きちんと毎年点検を受けてファンベルトが傷んでいたら、交換
●発電機などの回転部分の錆びている場合はベルトを外しワイヤーブラシなどで擦ってサビを落とすか、回転部分(プーリー)の交換
エンジンオイルは車のことをよく知らなくても交換しないといけないものだと大体の人が知ってます。ベルトも同じように消耗部品なので交換をするようにしてください。
ベルトを交換することで、さらに愛車に愛着が湧き、安心して車に乗る事が出来ます。ファンベルトもエンジンオイルと同じようにエンジンを長持ちさせるものです。乗ってる車には愛着があると思いますし、大事な人を乗せる事があると思います。是非交換をしてください。
Posted at 2019/03/08 21:55:04 | |
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