
ドイツは駐車規制に関してかなり緩いです。
規制が無いところはどこでも駐められるという具合です。言葉で表せば日本も同じなのですが、許容と言いましょうか範囲や考え方が全く異なります。
都会に行くとこのような駐車に関する標識があります。
・月-金の9-17時は駐車チケット購入
・土の9-13時は4時間まで駐車OK (無料)
ここまではなるほど、日本でも理解出来る・・・ですが、これ以外の時間帯は無制限で駐車出来るのです。
駐車チケットは分単位で決められていて、都市規模・場所によってまちまち(2~5セントくらいが多い)です。
ただ、販売機はお釣りは出ないので、自分の駐めるつもりの時間より長め且つ端数切り上げで入れることになります。
4セント/1分として20分駐めるつもりで80セントでも、1ユーロしかなければ25分のチケットが発券されます。またデビットカード対応機もあります。
更に、手持ちが2ユーロしかなく、16:30に購入すると無料時間帯を飛ばして翌日の9:20までのチケットが発券されます。ありがたいんだか何だかわからない律儀なシステムです。(^^ゞ
都心のホテル前とかだと翌朝10時までなど使いではあるかと思います。
駐車チケット販売機です、コインを入れ時間が表示されるので希望時間で発券ボタンを押せば券が出ますのでダッシュボードに置いて完了です。
ただ、都会慣れした毎日駐めるような人たちは、月一とかでしか違反キップ切られない(見回り頻度が高くない)からとチケット無しで駐車することも結構あるようです。
罰金が10~20ユーロだそうなので、毎日2ユーロ払うよりも安い、というのが現実とのこと。
しかしハンディキャップ優先スペースだけは、とてつもなく違反金高いので絶対に駐めてはいけないそうです。
そしてこちらが、時間制限の駐車の際に使う時間票です。
単純なのに秀逸で、例えば1時間までOKのとこに駐めるのに、10時スタートなら10を指しておくんです。
10時から駐めてるから11時過ぎたら違反と判断出来ます。
そして時間誤魔化そうとしても、10:30を指しておいたとしたら、30分の間に見つかればズルがバレてアウトです。
なお、この上の土曜9-13時は4時間OKというのは根本的に間違っていますね、ネットでの拾いものなのでイタズラ標識かもしれないです。
どのみち4時間OKなんだから実質終日無料という意味になります。(笑)
この駐車時間票はMercedesから貰ったもので、裏にスーパーのカートに入れるコイン代わりが付いています。ドイツの車は必ずこれ持ってるので、こういうオマケは非常に便利です。
また、この駐車票の回りはウィンドウの霜をこそげるように、ヘラになっていて1枚何役もこなせるものです。
なお、住宅街の道路沿いは基本駐車OKで片側、時に両側びっしり路上駐車でいっぱいなんてのもあります。必要に応じて規制が掛かりそういうとこは誰も駐めません。
歩道に乗り上げて駐車OKとか、広めの歩道そのものの一部が駐車可能スペースとされていたり、臨機応変なんでもありです。
大都会の住宅街では、住民のみに路上駐車OKの許可証(有料もあるらしい)が発行されたりと日本のように車庫代だけで月に数万円なんて事はあまりないようです。
Posted at 2020/06/14 04:22:54 | |
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ドイツの日常 | 日記