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うちの子が、春休みの宿題を真剣に取り組みたいと言うので

私の秘密作業ルームを無料で貸した。

しばらくして「うい～～ん」と聞きなれたリューターの音が聞こえる。

スイッチを入れては切る、の繰り返しの後、「ちゅい～～うん」・・

リューターの速度切り替えを覚えたみたいだ。　今の音は最高速の回転音。

「うい～～～んん」。　私の基本設定速度「３」に戻したみたいだ。


「ういぃーーんんんういーんんげげっうーん」　今、何か削ったけど・・何を削った？？


宿題をしているんじゃないのか？わが子よ！


「おとーさーん！これもらっていい？」　と折れたチタンコートされた超硬ロータリービットを手にしている！！

私：「お前、折ったのか？」

子：「違うよ、机の下に落ちてた」

私：「そうか、有効に使いなさい」


以前カプチ君にサビ落しで高回転で強く押し付けすぎて折れたやつだった。

外で探して、秘密ルームで無くしたのによくぞ見つけてくれた。　　エライ！　あげる！！


あえて何に使うか聞かなかったが、冷蔵庫から瞬間接着剤を取り出して私の秘密作業ルームに戻っていったが、宿題をしていないのは確かだ・・


しばらくたって「おとーさーん！　これかっこよくなったよ！！」



なななんと、うちの子は秘密作業ルームでトミカのＦＤのマフラーを製作していた！！

しかもいつの間にか、ルーフ・ボンネット・リアスポがカーボン仕様になっているではないか！



ホットガン＆カッターの使い方まで取得している。



さっきリューターで削っていたのは、折れたリューターマフラーを貼り付けるためのくぼみ。


「技術は習うのではなく、目で見て技術を盗む」　を小学生にして取得していた。

さすがわが子！　おとーさんはとてもＶｅｒｙＶｅｒｙうれしいよ。　泣いていいか？


宿題もそうしてくれるといいのだがそれでは普通の子になっちまう。　

だから、勉強はほど良くでいいいいんだ。

その代わり、

人の痛み、心の痛みが分かる人間、本当の優しさ・幸せを人に与える事ができる人間、物と人を大切にする事の意味が分かる子に成長してくれればおとーさんは何も言わないからさ。



昨年まで大事に乗っていたＦＣのボディーカラー、うちの子が１歳の頃にいろんな色のミニカーを並べ、「どれが好き？」といって選んだのがこのＦＤミニカーだった。

それで無理をいって行き着けでもない修理工場にこのミニカーを持って行き、ＦＣの色をこの色にオールペンしてもらったのです。

思い出すと今涙が出てきそうな出来事です。


カプチもこのカラーにしようかな。　（今の頭の中は本気）