• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2018年01月25日

新型シビック タイプRとWRX STIを乗り比べた!後編

前編ではエクステリアとインテリアを比較した。
後編では街乗りの試乗インプレッションを書いていく。もちろん素人の意見なので感じ方は人それぞれだということをご了承下さい。


[エンジン]


シビックタイプR
K20C横置き直列4気筒シングルスクロールターボ
最高出力320PS/6500rpm
最大トルク400N・m/2500〜4500rpm



(画像は以前のもの)
WRX STI
EJ20水平対向4気筒ツインスクロールターボ
最高出力308PS/6400rpm
最大トルク422N・m/4400rpm


このスペックから分かるように、最高出力はシビック タイプRの方が高い。しかも、最大トルクは2500回転から発生させ、4500回転まで最大トルクを維持する最近のダウンサイジングターボのような特性だ。なのでとても扱いやすくなっている。
ただ、320馬力をあまり感じない。それが街乗りの乗りやすさに繋がるのだが、+Rにしても正直、「こんなものか」と思ってしまった。このシビック タイプRの楽しめる速度域は街乗りではなく、サーキットなど速度域の高いところにあるということだろう。



WRX STIの方が低速域でも「速いな」という印象が強く、シビック タイプRより馬力があるように思えた。WRX STIの伝統とも言えるEJ20ターボは、熟成を重ねに重ね、老舗赤福のぜんざいのような上質な小豆に仕上げてきている。特に、低回転のトルクの太さはVABの前期型からさらに太くなっている気がした。シビック タイプRのような感覚でアクセルを操作すると明らかに踏みすぎていた。
ターボチャージャーの味付けも、NAのような扱いやすさのシビック タイプRに対してWRX STIは試乗コースの関係で4000回転が限度だったがそれでも十分なパンチがあった。両者ともサーキットのようなところでレブリミットまで引っ張ってみたい。


[シフトフィール]


シビック タイプRは、というよりホンダのマニュアルはとてもシフトの入りが柔らかく、ショートストロークなのでスコスコ入る。S660までとは言わないが、そのくらい小気味いいシフトフィールと言った感じ。
対して、WRX STIは玄人向けというか乗り手を選ぶ印象。かっちりとした手応えは好きだけど、慣れるのに時間がかかりそう。



シビックタイプRのレブマッチシステムも試そうとしたが、街乗りの赤信号での減速くらいだとあまり分からなかった。なので自分でアクセル煽ってシフトダウンする癖が付いているのでそれで間に合った。サーキットやワインディングでスポーツ走行をするともしかしたら楽なのかもしれない。でも自分でヒールアンドトウをする楽しさみたいなものが好きな人は切ることも出来るそうだ。


[足回り]


シビック タイプRはザックスの電子制御アダプティブダンパーが奢られている。コンフォート、スポーツ、+Rのモードを試したが、段々脚が引き締まってくるのが分かった。コンフォート、スポーツでは乗り心地がよく、クラウンアスリートよりよく感じたほど。20インチの大径ホイールを履いていると感じさせないところが驚いた。
しかし、+RにするとアダプティブダンパーシステムによりWRX STIよりもガッチリとした脚の味付けになる。それも、ワインディングやサーキットなどの高速コーナーで真価が試される予感しかなかった。

ハンドリングについては、店の回りを4回左折しただけなので試せず。


[サウンド]


スポーツカーの要素として、音はかなり重要だ。どちらもいい音がするが、シビックはマフラーの排気サウンド、WRX STIはエンジンのメカニカルサウンドがメインに耳に響く。
シビック タイプRはセンター3本だしという珍しい配置で、かなり重低音がよく聞こえてくる。ノーマルのシビック1.5CVTでも好印象なサウンドだったが、音量と質がさらによく感じた。
ロードスターの重低音とはまた違ったしっとりとした音色だった。


[総評]


全体的印象としては、シビックタイプRはとても乗りやすく、乗り心地もよく、まさにクリームのたい焼きのような万人受けしそうなモデルだと感じた。クルーズコントロールやブレーキホールド機能などの機能面も充実しておりWRX STIに勝っている。

対して、WRX STIは20年以上の一貫したパワートレインの熟成を重ねに重ね、クラッチの繋げやアクセルコントロールも慣れるまでに時間がかかりそうだけど、自分のものにするという楽しさがあるというか、飽きずに所有出来そうな感じがした。
車体の剛性感もWRXの方が高いなという感覚はひとつひとつの動作がかっちりとしているからなのかな。


FFとAWDの違いはあれど、同じ2.0ターボエンジンの6MTという組み合わせの国産ホットスポーツカー。少し街乗りで味見をした結果、やはり僕は粒あんのたい焼きを選ぶかな。それも老舗の上品な甘さのあんこをたっぷり詰めた極上のたい焼きであった。



ただ何度も言うように、新型シビックタイプRのポテンシャルの高さは少し乗っただけで分かった。試乗して1週間経ったがまた乗りたくて仕方がない。

ブログ一覧
Posted at 2018/01/25 11:53:50

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

皆さん〜こんにちは😊今日は、晴れ ...
PHEV好きさん

SBI証券の詐欺メール多くないです ...
のうえさんさん

5/8 木曜日の朝‼️
ミッキーたんさん

N-ONE バッテリー交換
やる気になればさん

第千百九十巻 アラ還祈念~GW日本 ...
バツマル下関さん

HYPER REV vol.285 ...
AXIS PARTSさん

この記事へのコメント

2018年1月25日 13:07
僕も粒あんのたい焼きが欲しくなりました。
しかもこの粒あんのたい焼きって、賞味期限がとても長いんですよね~

7~8年くらい前の粒あんのたい焼きを食べたくなりました(^_^)
スペックCとかww

クリーム味のたい焼きがどれくらいの賞味期限なのか気になります。
コメントへの返答
2018年3月25日 0:55
コメント返信遅くなりすみません。。
ありがとうございます。

僕もGRBのスペCはかなり乗ってみたいですww

ATよりは賞味期限長そうですが、今どきのクルマっていう感じでしたね。良くも悪くも(笑)

プロフィール

高校生の時にみんカラを始めて早5年。 2019年4月から社会人になりました。 大学生までの愛車はクロスバイクとロードバイクでしたが、晴れてWRX乗りになりまし...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/5 >>

    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

リンク・クリップ

欧州スバル(純正) フロントバンパーブラケット 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/07/24 18:37:52
新型シビック タイプRとWRX STIを乗り比べた!後編 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/05/31 23:14:22
フットレストかさ上げ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/08/21 23:03:40

愛車一覧

スバル インプレッサ WRX STI スバル インプレッサ WRX STI
みんカラを始めた当初から憧れていたWRX STIをついに購入し、2019年5月29日に納 ...
その他 プラモデルガレージ その他 プラモデルガレージ
趣味でプラモデル作ってます。
その他 自転車 その他 自転車
クルマを買うまでの足2台です笑 【1号機】プログレッシブ(ガンメタ) 2014年1/4 ...

過去のブログ

2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation