まず乗り込んでみると見晴らしがいい!
ランクル200はボンネットの凹凸の主張が強く、前が長いセダンのような雰囲気ですが、ハイラックスの場合は前の長さはあまり気になりません。
アイポイントの高いクルマは先の状況も読めやすいので運転が楽ですね〜
スタートプッシュスイッチを押すとディーゼルの勇ましいエンジン音が聞こえてきて、メーター内のマルチインフォメーションディスプレイにはハイラックスがヘッドライトを付けるイラストが出てきます。
そのあとにプラドのディーゼルにも乗る機会がありましたが、アイドリングの音はどちらも静かでガラガラとどこからか聞こえてくる程度なので個人的には不満はありません。ハイブリッドの静かな停車に慣れている方は耳障りに聞こえるかも。ちなみにアイドリングストップは付いていないみたいですね。
いざ走り出すと、軽くアクセルに足を載せるだけで、すーっと伸びていく感じ。プラドは重たいアクセルフィールですがハイラックスはわりと軽快に感じました。それがいいのかは個人の好みだと思いますが。
エンジンは直4 2.4ℓのクリーンディーゼルターボ。
可変ノズル式ターボチャージャーや空冷式インタークーラー、コモンレール式燃料噴射システムなどの採用により、強大なトルクを実現しています。
特に低速域から力強さを発揮し、高速まで伸びやかなパワーをもたらします。また、排出ガス浄化装置や尿素SCRシステムなどの採用により、排出ガスをクリーン化。さらに、フリクションの低減などにより燃費を向上させたディーゼルエンジンです。
最高出力 110kW(150PS)/3,400r.p.m.
最大トルク 400N・m(40.8kgf・m)/1,600〜2,000r.p.m.
少し踏み込むとシフトダウンをすることなく力強いトルクでそのまま走ります。もう少し踏み込むとさすがにギヤが下がり、4000rpmくらいまで吹き上がりますね。
プラドと同じスーパーインテリジェント6速ATですが、エンジンが400cc小さいこともあり、普通加速でも3000rpmくらいまで引っ張る制御をしていました。プラドは2000〜2500rpmほどでシフトアップしていきますね。
シフトアップもわざとショックを付けているような味付けに感じます。普段CVTに乗っているのでなんともワクワクするフィーリングですね(笑)
またマニュアルモードもあるので下り坂でのエンジンブレーキも意のままに調節出来ます。
乗り心地ははっきり言って常にコツコツしていて硬めです。なぜなら、リヤがリーフスプリングサスペンションになっているからです。
最大積載量500kg(といっても安全マージンを取って設計しているのでそれ以上)の荷物を積んでも大丈夫なようなサスペンションですが、空荷の状態だと突き上げが生じるからです。
ハイエースも同じような足回りになっています。
JC08燃費は11.8km/L。プラドと同じになっています。
イマイチな数字ですが使用燃料は軽油なため、経済的と言えます。
なかなかオフロードでの試乗が出来るチャンスはないと思いますが、パートタイム4WDでシーンに合わせた悪路走行もこなせる足回りとなっています。
高速や一般道ではH2モードで後輪駆動で燃費よく、悪路や氷雪路や砂地ではH4モードで4WDの強みを生かして、沼地や急勾配ではL4モードでローギヤで脱出出来ます。(アクティブトラクションコントロールを併用して)
また、リヤデフロック機能により、後輪のどちらかが岩石路で脱輪、また砂地やぬかるみでスリップを起こした際などに、後輪左右を直結状態とすることで駆動力を発揮し、走破性を高めるシステムがあります。
ヒルスタートアシストコントロールやダウンヒルアシストコントロールもあって、ブレーキ制御で安全に坂道を登り降り出来ます。
製造はタイで行われ日本に逆輸入される関係で納期は来年夏以降となっているらしいです。
興味がある方はお早めにお近くのトヨタ店へ試乗とお見積もりを取って頂くことをオススメします(笑)
ハイラックス楽しくていいクルマです!
Posted at 2017/11/17 08:29:04 | |
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