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アクアのGRスポーツが来たので少し乗ってきた。





社用車として、前モデルのアクア(Sグレード)によく乗っているので、新型アクアの成熟度は感じているが、それをベースにさらにスポーティなモデルとしてGRスポーツが発売された。




2つのグレードがあり、17インチパッケージ(以下17インチ)になると装備が増える。価格差は20万円なので内容を考えるとお買い得だ。
試乗車は16インチのOPホイールを履くベースグレードだった。





エクステリアデザインは、G'sのアクアと比べるとアクが少なくてスッキリとした印象を受ける。
17インチはバンパー下部にLEDのイルミネーションビームが備わる。

Bi-Beam LEDヘッドランプは標準装備で、ダークスモークエクステンション加飾となる。アイラインのようなポジションライトは、近くで見ると最近のトヨタによく採用されているつぶつぶが集合しているようなデザインで綺麗だ。






専用サイドマッドガードとリヤバンパーはG'sからのキャリーオーバーとなるようだ。
ドアミラーがメタリックの入ったブラックでまとめられている。





テールランプも後期のものではなく、前モデルのものが付いている。ブラックエクステンション加飾でスポーティな印象だが、後ろから見るとあまり"新型感"がなく残念だ。

17インチには大型のリヤルーフスポイラーが備わり、ブレーキキャリパーがホワイトとなる。







インテリアはブラックを基調とし、シルバーステッチとクロームメッキを施すことによりプレミアム感を演出。

17インチには小径ステアリング(GRシリーズ共通)とタコメーター(専用マルチディスプレイ)、GRロゴ入りシフトノブやアルミペダルが備わり差別化がなされている。
ベースグレードでも触り心地のよい革巻きステアリングで上質だ。





専用のシートもホールド感があり、やる気にさせてくれる。アームレスト付きのセンターコンソールも地味に嬉しい装備だ。







試乗の感想としては、スッキリとした乗り味だった。

まず乗り心地がスポーティだ。
ノーマルのアクアは、路面のショックに対してフワフワっと後味が悪い感じだが、GRスポーツは専用のアブソーバーとばね特性チューニングによりスポーティさと乗り心地のバランスが絶妙で、気持ちいいサスペンションとなっている。

17インチの方は前20mm後15mmのローダウンによりさらにスポーティな乗り味だと推測出来る。





ノーマルと1番違うなと感じたのはハンドリングの気持ちよさ。
電動パワステも専用チューニングされていて、上質で重ためなステアリングフィール。操縦性の高さ。これがGRかと舌を巻いた。

アクセルやブレーキのタッチもノーマルより重ためで、ハイブリッド特有のカックンブレーキはなくスッキリとしていた。やれば出来るじゃないか（笑）





今回、パワートレインには手を加えられていないが、1.5のハイブリッドはボディの軽さと相まって軽快に走るので十分だと感じた。






ボディの剛性アップとして、スポット溶接打点追加（ロッカーフランジ・ドアオープニング）とリヤバンパーリインフォースを装備しており、17インチになるとさらにロアアーム、フロントサスペンションメンバー後端ブレース、フロアセンターブレースが追加となる。





駐車場にて気付いたことは、ステアリングがあまり切れないということ。調べるとノーマルのアクアは4.8mの最小回転半径に対して、16インチは5.7m、17インチは5.8mということでかなり違ってくる。



買うなら17インチパッケージがオススメである。

GRスポーツは233万2800円
17インチパッケージは253万8000円

17インチパッケージも機会があれば乗ってみたい。