
今回は放浪記ではなく少し車のことでも書いていこうと思います。
テーマはターボとNA(自然吸気)の違いについてです。
以前のブログでちょこっと書いたターボラグのことなどを書きます。
長くなりますのでご注意ください。
私は今までNAしか運転したことがなかったので、ターボ車とNA車の運転の違いについて戸惑うことがいくつかあります。
というのも、NAしか乗ったことのないターボ初心者の私には
- アクセルオフ→オン時の一瞬の空白が気になる
- ギアを上げる際の吸気の慣性効果によるノビがないように感じる
- 立ち上がりではNAの方が速い。ターボは立ち上がってからが速い
- 正圧にしないとタービンが吸気のリストリクターのようになり加速が鈍い
- パワーバンドをある程度下回る(最大トルク発生回転数以下)とNA以上に遅くなる
などと生意気にも感じたりすることがあります。普段からあまり回転数を上げず、負圧のみで運転しているので余計にそう感じるだけなのかもしれません。
最後に挙げた最大トルク発生回転数についてですが、GDA、GGAの最大トルク発生回転数は3,600rpmのようです。
2~2,500rpmくらいの低回転のままではアクセルを踏み足してもあまり加速してくれません。
ただ、2速ベタ踏み+きつい坂道で3,600rpm付近まで回転が上がるとそこから一気に加速します。
スバル車に搭載されているEJ型エンジンはそのエンジンストロークの短さゆえに低速トルクが他車よりありません。
そのためインプレッサは中速~高速域に合わせて最大トルクが発生するように設定されています。それも一気に加速していると感じさせる要因の一つとなっているように思います。
正直EJ20(GDA、GGAはEJ205)型エンジン+ターボはスムーズな加速をするのですが、若干不自然な加速の仕方(段付き)もするように感じています。
(とは言ってもSH型フォレスターのエンジンであるストローク幅を拡大したFB型エンジンを展開していったり、各種改良で最近のスバル車の中低速域のトルクは増大しているのかもしれない…)
参考(Wikiより):
スバル EJ20 三菱 4G63
ボア×ストローク(mm) 92.0×75.0 85×88
最大トルク発生回転数 3,600rpm(GDA、GGA) 3,000rpm(GH-CT9W)
4,400rpm(GDB、GGB) 3,000~3,500rpm(GH-CT9A)
エンジン・足回りなどの車全体で考えると、インプレッサはコーナリングを重視した車です。
そのためドライバーがコーナリングの一連の動作をどう行っていくかが重要になります。
そこで以前のブログや今回最初に挙げた事を解決するためには従来(NA)の乗り方を替えていかなくてはなりません。
さて、ではどうやってインプレッサを運転していくか。
案としては、
1. 初期の減速を恐れずに十分にスピードを落としてから曲がる
2. ラグを見越して踏む
3. 立ち上がりでNAより遅いのは仕方ないので立ち上がった後を重視する
4. 最大トルク発生回転数以上の回転数を維持する走り方をする
5. アクセルを踏んでいる時間を今までより長くする
6. アンチラグシステムをつける
7. 走り方なんて気にしない
このくらいでしょうか?
ターボ車に乗り換えてNAとの違和感を感じている方、スバル車にお乗りの方に参考になればと思います。
今回はこの辺で失礼いたします。お読みいただきありがとうございました。
Posted at 2014/05/11 23:43:35 | |
トラックバック(0) |
考えるシリーズ | クルマ