ベンツの塗装について思うことがあります。
きっかけの一つは先週のCクラス、Vクラス2台のシラザン50施行。早朝から夕方まで2台を水洗い、シャンプー、ふき取り、コーティング塗、上塗り施行、と5回もボディ全面をくまなくスキャンしました。
もう一つのきっかけは、ユーチューブの大林モータースさんの車の下回り解説動画で、私が20年前に乗っていた国産車(2.5リッターターボ4WD車)の下回り動画がアップされていたこと。
これらにより、ベンツの塗装は国産車に比べると見栄えに対する配慮が足りない反面耐久性や防錆性能に対する気配りが国産車よりしっかりしていると思っています。たとえば、
見栄えいまいちの例;Vクラスのルーフに塗装の『ブツ』が残ったまま。

ほかにも、塗装のチジミも2-3か所見受けられます。(C クラスも同様です。人目の届きにくいルーフに多いように思います。つまり確信犯なんだろう。)国産車では軽自動車でも考えられないです。
一方錆に対する配慮の行き届きにはほんとうに感心しています。
Cクラス床下、ボディ下回りにコーティングやシーリングがふんだんに塗られている。ボディ床下部に一切さびなし。

Vクラスも同様。コーティング剤やシーリング材がしっかり塗られていて、また塗装のみの部分でも全くさびなし。

またVクラスはサイドシルにふんだんにチッピング塗装が施行されている。(この処置には本当に感動しています。ベンツの中でも今やこのような処置をしているのはVクラスだけ?(Gクラスにもあるかも?)

一方大林モータースさんのyou tube動画で紹介された私の旧愛車と同じ車は、もう目も当てられないほど錆びだらけでした。動画の中では錆のことには言及はなく、サスペンションの構造について不可解なところがあるとコメントしていましたが、私は錆にばかり目が行き、塗装後の焼き付け工程の温度管理が間違ってるのではないかと思ってしまいます。もちろんシーリングなどもほとんど施行されていません。
また、私の経験上、ボンネットなどにつくチッピング傷についても国産車の場合は2-3ミリと大きくまたほとんど鉄板地肌まで塗装がはがれてしまうのに対してベンツは大きさ0.5ミリ程度まで、また下塗りは残っている、中には上塗りも残っているくらいのものもあり、明らかにベンツは塗膜が固いと判断できます。
いじょう私の知見から判断すると、ベンツは塗装の第一の目的は防錆、という考え方が明確なのかな、と思います。見栄えに対する配慮は国産車より劣るけど、ボディを錆から守るという塗装の機能については真摯にこだわっていることがうかがえます。
こんな一面が私がベンツが好きな理由です。
Posted at 2025/04/12 16:20:49 | |
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