週末にF31を12ヶ月点検に出しました。
代車はディーラーが数ヶ月前に入手した1990年3月登録のE30 318iです。
ディーラー曰く「程度極上」の個体です。
残念ながら距離計が故障しているので11,472kmから動きませんが、
車検証に記載されている平成29年の車検時の走行距離が1万kmちょっとでしたから
現時点でも1万km台であることは間違いないと思います。
足回りもオートマもボディもくたびれた感じは全くありません。
ドアを開閉すると金庫のような「カキン!」という金属音がするので感動しました。
現代のBMWの方がボディ剛性は高いのかもしれませんが、
この時代も相当ガッチリとボディを作っているのでしょう。
車を返却する前に首都高を走ってみました。
四輪の接地感は劣るし路面の凹凸ではタイヤが上下にバタつく感じがします。
F31と比較すれば古く感じるのは当たり前ですが、
約30年前にこのレベルの走りを実現していたBMWってスゴいですよ!
アクセルもステアリングもクッソ重いE30ですが、
高速の速度域ではこの重いアクセルがアクセルワークで速度調整しやすいのです。
カーブの手前でちょっと速度を落として重いステアリングを切りアクセルを踏みながら抜けていく。
「E46の頃はこうだったよなあ」と昔の感覚が蘇ります。
E46のルーツを辿ればこのE30なのだから当たり前ですよね(笑)
約30年前のフレッシュなBMWの走りが味わえるこのE30はタイムマシンのようなものです。
ディーラーにE30を返却して、整備内容の説明を受けてF31を受け取りました。
ディーラーの駐車場から左折で出庫する瞬間に「F31はなんてよく曲がるんだ!」と感じました。
その先の交差点を左折する時にも「E30とは異次元のコーナリングだ」と感じました。
高速でもE30は減速してカーブに進入→加速しながら抜けていくという走りをしなければなりませんが、
F31は減速せずにいい加減な進入をしても曲がってしまう、
そういう違いがあると思います。
30年の間に肥大化したボディで曲がるためにシャシーも進化したのでしょう。
電動パワステはフワフワと軽いのでE46の頃の重いステアリングを懐かしく思っていましたが、
E30に乗ってみると「今さらこの頃には戻れないなあ」と思いました。
軽い電動パワステ&よく曲がるF31と折り合いをつけるしかないんだなあと諦めがつきました。
週末にE30に乗ったことは有意義だったと思います。
Posted at 2019/06/10 20:11:32 | |
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