
少し前の新聞の記事でご存じの方も多いと思います。
亀岡には週一で必ず行きますのでこの施設名もよくよく知っています。
今更このことを責め立てるつもりも擁護するつもりもありませんが、胸の痛む記事でした。利用者さんは結構年配(50~70代)ですのでご無事で良かった!
早朝には14.1度と冷え込みはしたものの、冷たい雨の降る日でなくて良かった。真冬でなくて良かった!
でも皆さん朝までどんな思いですご
されたのだろう…
娘が知的障害者ということもあり、利用者側と施設側の両方の内情が分かるだけに辛く複雑です。
まず施設側について
肩を持つつもりは毛頭ありません。あってはならないことです。
職員さんは手が足りなくて大変だとは思いますが、まず施設からホームへの夕方の送迎時、必ずホームに利用者さんが入るまで確認すべきだったと思います。玄関の前で帰ってしまったことは残念で仕方ないです。
毎日のこと、ついウッカリということもあるかもしれませんが、軽度さん(グループホームに暮らしているということはそんなに重度ではないだろうと思われる)でも気をつけて欲しいと思います。
このことですべての施設でこまめな連絡など工夫されることを期待したいです。
次に利用者側について
今回は気の毒としか言いようがないです。
ただ、残念なのはどこでもいい、隣の家とかに行って助けを求められなかったのかなと思うのです。出来なかったから朝までということになったのだけど…
ここで私が悲しく思うのは、発達障害のある人の最も弱いところは
助けを求める、SOSを出すことが出来ないこと
です(。>д<
これは軽度さん重度さん関係なくなんです。
先程も書いたようにグループホームに入っている利用者さんは軽度さんがほとんどです。
日常会話も巧みで障害があるかどうかもわからない人もいるくらい。
そんな人でも、助けを求められない人も多いのです。
大変なときだけでなくて、仕事をしているときに次にどうしたらいいかわからないというときでも固まってしまうのです。
そこが弱いところなんです。職員さんも忙しくて気付かないときもある。
だから、社会に出るまでに助けを求める力をつけていかないといけないのです。
声をあげるだけでもいい。
これが障害者の生きる力なんです。
うちの娘は喋れないから、大変です。
でも重度さんはグループホームでなくて施設で誰かいつも職員さんが付いているので、一晩放置というのはないです。
もしもうちの娘が一晩中外で忘れられていたらどうするでしょう。考えたくもないです。勝手に出歩いて車に曳かれてしまうかも。それとも泣き出して近所の人に見つけてもらえるかも。
近所の人との関係も大事ですね。
すみません長々と書いてしまいましたが、弱い人のこと少し分かってほしかったので、ツラツラと考えてしまいました。
最後に、施設の職員さんは本当に大変です。安いお給料で、利用者が暴れたりして怪我したりもありますが、毎日笑顔で頑張っておられる方いっぱいおられます。誰にでも出来ることではありません。
長いブログ読んでいただきありがとうございましたm(__)m
Posted at 2014/10/12 10:52:59 | |
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