いよいよ山梨長野シリーズも最終戦。
今回は神奈川戦が併催となり、チャンピオンシリーズも同じコースで行われる事となりました。
なぜか現在ポイントリーダーのわたくしは、後ろから3名に追いかけられる形で最終戦を迎えます。
一番確率が低いのがM。M優勝、わたくし8位以下で逆転。
一番確率が高いのが、ここの所225サイズのタイヤを使いこなす、EK4の蒼い空と白い雲くん。
彼が優勝しても、わたくしが4位以内なら、わたくしがチャンピオンですが、万が一下位に沈めば
一気に逆転されてしまいます。
おそらく、県戦とは言えチャンピオンを獲れるチャンスは
これが最初で最後だと思うので、精一杯努力して悔いの無い戦いをしようと会場入りしました。
朝の慣熟歩行は3回歩きました。
今一ポイントがつかめませんでしたが、自分なりにシフトポイント、ライン、進入のスピードなどを
考えて組立を行いました。
1本目
まず、1コーナーの入りで2→1に落としてしまい、ラインを狂わせてタイムもロスしました。
おまけに、立ち上がりで見えた関係ないパイロンに向かいそうになり、慌ててラインを修正。
しかもそこからの2→1のポイントでギア抜け。そこからの外周セクションも、ちょっと踏みが甘く、
平々凡々な走りになってしまいました。ただ、懸案だったターンセクションですが、ブレーキが
不調な現状ではありえないほどのパフォーマンスを発揮してくれて、ロスを最小限に抑える
くるっとターンをさせてくれました。インテ勢がサイドを引くスラロームセクションも、
サイド無しのグリップのみでクリアできました。久しぶりのCR-Xの強みを活かせる
設定と、らしい走りが出来た部分でした。
結果は、ミスをしての3番手。しかし、シリーズを争う蒼い空と白い雲くんが暫定トップ。
このままの順位でもチャンピオンが確定しますが、このまま間に他の選手が入ってくると
この立場も危うくなります。相手が優勝しても、4位以内ならチャンピオンです。
練習不足、クルマの不調と良くない要素が多いので、何とかトータルで最初で最後になるだろう
チャンピオン獲得のチャンスを活かしたい。もちろん、わたくしの願いは
彼らライバルを退けて、彼らより上位に入って、出来れば優勝してチャンピオンを決めたいと
の思いがありました。
午後の慣熟歩行は時間が延びて1時間以上。オープン直後に1回、真ん中に1回、終了間近に1回。
合計3回歩きました。ポイントは、1コーナーの後に見えるパイロンに惑わされない事、
ラインの徹底と組立てを繰り返し体に覚えこませました。
13時前、気持ちは完全に勝負を離れ、この一本に今の自分とEF号で出来るベストを
ぶっつける事だけを考えられる状態になりました。久しぶりに明鏡止水の心で臨めました。
2本目
1本目からの改善点は、とにかく1コーナーの後に見えるパイロンを無視して、
その左脇にあるターゲットパイロンを見る事につきました。
その結果、きちんとラインを描いて通る事が出来ました。
外周も1本目よりはスピードが乗って、悪くない攻め方でした。
しかし、テクニカルに入る所での左180度でエビってしまい、その後のスラロームで
リアが暴れてしまいました。このセクションだけで言えば、1本目より悪くなりました。
中間は1本目より1.5秒速かったですが、、ゴールタイムは1本目より1.3秒のアップに留まりました。
外周の乗りで1本目よりタイムを稼いでいた事を考えると、
ターンとスラロームのミスで、タイムを落としていたようです。
(追記:ビデオで解析したら、左ターン進入からゴールで1本目よりコンマ5も遅れていました)
結果は、蒼い空と白い雲くんの1本目をコンマ5近く上回ってトップタイム更新!
次ゼッケンの蒼い空と白い雲くんがタイムダウンしたので、もう一人のチャンピオン候補が
走行中でしたが、残りの台数とわたくしの現順位から、逆転は不可能となり
2011年JMRC山梨、2011年JMRC長野ジムカーナシリーズNTFクラスの
チャンピオンが決定しました。
一方、本日の勝負は、ラス前々ゼッケンの美奈タイプRさんがわたくしの中間をコンマ4、
ゴールタイムでは1.6秒以上離して、ぶっちぎりで優勝となり、わたくしは2位でフィニッシュです。
細かくは後日書きますが、クルマも結構限界で、ドライバーも練習する時間が無かった状態で、
この走りが出来た事、そして、2位に入賞して、山梨長野NTFチャンピオンを獲れた事は
上出来だと考えています。師匠様も、練習不足の中ではまぁ及第点の出来と仰ってくださいました。
ただ、もう少し優勝した美奈タイプRさんに食らい付いて欲しかったというお言葉もありました。
正直、今回は結果よりも、あと0.5秒、あと1秒速く走りたかった。
ビデオを見ると、まだまだタイムアップの伸び代がありました。
順位が下がっても、結果チャンピオンを逃しても構わなかった。
ただ、今日はEF号に一番いい走りをさせてあげたかった。
それだけが悔いの残る所です。