針の木雪渓・春スキー①
投稿日 : 2007年04月16日
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2007 4月15日
本日滑りに来たのは、長野県大町市、針の木大雪渓。
黒部ダムの玄関口の扇沢が出発点です。
もともと地元なので、今までにも何度か来ています。
今年はホントに雪が少ないです。
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金曜は職場の飲み会。
土曜は夕方から知り合いの車の改造手伝い。
…結局、睡眠時間を確保しようとしたら、早起きできず、10時過ぎに登り始め。
この時既に、ある事件が発生していました。
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事件発生は10時21分頃だそう。私は見てないのです。
雪崩です。
分かりにくいですが、山頂左下がぱっくりと落ちてます。ニュースでは幅30m、長さ200mと発表してます。
土曜は風が強く、雪も降ったので、吹き溜まっていたのかもしれません。
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下りてくる人達によると、2人が巻き込まれたそう。
色々な人の情報を総合すると、骨折はしたものの、埋まった人はいない様子です。一安心。
「自分達の足元から雪崩が起きた」っていう人達にも会いました。「私達にも責任の一端はあるんで…」という感じでした。
雪崩の殆どは人為的な原因によるものなので、こういう時は微妙な気分です。先に歩く人を見て、後から行く人は、「雪崩を起こされても」大丈夫なところを歩くように注意するべきですし、前の人は、下の人に迷惑をかけないようにする努力義務がありますから。
しばらくすると、救助のヘリが到着しました。
ヘリの裏に書いてある機体番号は、JA11…。
この番号、これまでの人生で何度となく見てきた番号です。北アルプスの麓で育ったワタクシは、遭難救助に行くヘリを見ながら育ってきました。方向を見て、「あー、今日はあの山で遭難なのね…」とか考えながら。
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救助のためにクルーを下ろしたら、引き揚げ準備が整うまでは上空で旋回して待機。そしてけが人を乗せに再び沢底に下ります。
離陸したヘリには、当然ですが、何もぶら下がっていませんでした。
長さ2mくらいのものがぶら下がっている時、それは遺体です。今まで、何度か見たことがありますが、あれは悲しいものです。
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昼過ぎには、報道のヘリが2機来ました。NBS(長野放送)と、信濃毎日新聞かSBC(信越放送)あたりかと思います。NBSは動画ニュースをアップしています。
事故があったのは深刻ですが、景色はそれとは関係なく綺麗です。
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雪崩もあったし、出発は遅かったし、上は目指さず、下で遊ぶか、という話に決まりました。
雪渓の横がなかなかいい感じです。
小さいですが、急峻です。
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