前回に引き続きの「パフォーマンス編③」です。
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【タイヤ】
ケイマンGT4 には「ミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2」という、大変ハイ・スペックかつ高級なタイヤが付いています。
サイズは、フロント245/35 ZR20 (91Y)、リア295/30 ZR20 (101Y)。
見た感じからしてかなり巨大で、アルピナB3Sの18インチと較べると直径で5センチも大きいし、リアタイヤなんて幅30センチ近くあって、もはや乗用車のタイヤとは思えないデカさです(笑)
しかもこのタイヤは、横溝がショルダー部分に申し訳程度に浅く切ってあるだけで、あとはこれまた浅めの3本のグルーブが縦に入ってるだけという「いいの?こんなにあっさりで…(汗)」というスパルタンなタイヤ・パターンをしています。
かようにハイ・スペックなアピアランスのカップ2ですが、先日の箱根ツーリングでは、かなりの高性能なタイヤらしいことが感じられました。
まず、グリップ力はやはり相当高いと思います。
B3SのPS3より2ランク上(PS3→PSS→カップ2)の銘柄だし、あのパターンで路面がドライなら、まあ当然そうなんでしょうね。
実際には、慣らし中の私のヤワな走りでは、グリップの限界を確かめることすら出来ませんでした。
ツーリング後半では、かなりのスピードでコーナーを旋回したつもりなんですが、B3Sに装着したPS3だとスライドし始めるスピードでも、カップ2は滑るどころかスキール音すらしません。
当然、PSM(Porsche Stability Management)も一度も作動せず。
さらに、耐摩耗性に関しても、逆の意味で並のタイヤではなさそうです(汗)
ツーリング後に、リア部分にタイヤ・ダストがびっしり付着していたのは、以前にご報告した通り。
そして、タイヤを見てみると、既にフロントのショルダー部分が相当削れています。
これは、下手くそな私がフロントタイヤをこじって回ったせいなんですが、それにしても、5,000kmくらいで横溝が無くなるなんて話もあるようですし、こんな走り方をしてたら10,000kmくらいしか保たないかも知れません(汗)
【ブレーキ】
私のGT4 のブレーキは、黄色いキャリパーのPCCB(ポルシェ・セラミック・コンポジット・ブレーキ)仕様。
この鳴り物入りオプションのPCCBでまず驚いたのが、ターンパイクに入って普通にブレーキングしたら、全然効かなかったこと(笑)
ポルシェのブレーキってアタリがつくまではむしろ普通のブレーキより効かないらしいですけど、その通りで、コーナー入口で「スーッ」て行っちゃったときは一瞬ヒヤッとしました。
ツーリング後半には、ある程度パッドのアタリがついたようで、PCCB本来の(と思われる)タッチと効きになりました。
B3Sではあまりないんですが、GT4 ではコーナー手前のブレーキングで再三ABSが作動します。
B3Sのオレンジ・ウルフ850も結構効くパッドなんですが、それと較べても、グリップの高いカップ2をいとも簡単にロックさせるブレーキング・パワーは大したもんだと思います。
当初、カーボン・ブレーキのフィーリングってどんなだろう、と思ってましたが、「ガツーン!」て効く訳じゃなく、踏力に比例して「グググッ」て食い込んでいく感じなので、サーキット走行などで重要になってくるコントロール性も高いんだと思います。
【空力パーツ】
私は、GT4 のルックスはかなりカッコいいと思ってますが、これは、巨大なフロント・スポイラーとリア・ウィングが、レーシーかつスパルタンな雰囲気を醸し出してるが故だと思います。
そしてこの空力パーツ、カッコだけではなく実際に相当なダウンフォースを生み出してるようです。
高速道路では速度が上がるに従ってステアリングが重くなり、リフト感も出ずに車体の安定感が増すのは、これら空力パーツが寄与してるものと思われます。
たぶん高速コーナーでも、特にリアのダウンフォースは効いてると思いますが、これまでの走りではまだ体感できてません。
街中走行ではすこぶる気を遣わせる、低くて長いフロント・スポイラー。
GT3RSほどじゃないにせよ、ウィングも上から見ると結構な表面積。飛行機の翼のようです。
【ボディ剛性】
ケイマンは、フレームに強度に優れるアルミ素材が多用され、開口部も少ないクーペ・ボディで、更にクラブ・スポーツ・パッケージではぶっといロールケージまで入っているので、ボディ剛性は相当高い(はず)です。
実際運転していても、ボディはほんとに「ガシッ」としててヨレる感じが全然ないのが、サスペンションの動きやステアリング操作のダイレクト感に繋がってるんだと思います。
【サウンド】
私は、フラット6の音にはあまり期待してなかったんですが、思ったよりかなりいい音でした(笑)
BMWのストレート6は、少しウェットな「シュイーン」て感じの音なんですけど、ポルシェのは乾いた音質でよく響く「ガロロロー」て感じの音です。
GT4 はスポーツ・エギゾーストが標準でついてて、センター・コンソールのボタンで切り替えます。
ノーマルだと、少なくとも車内ではほとんどエギゾースト・ノートは聞こえません。
スポーツにすると、感覚的には倍くらいの音量になり、車内でも特に「バンッ!」ていうブリッピング音はよく聞こえます。
高速の巡航走行中に切り替えてもあまり違いが出ないし、4,000rpmくらいでも比較的静かなことから、思い切り回したらわかりませんけど、それ程音量の大きいエギゾーストではないようで、私にはちょうどいい感じです。
(次回「装備・仕様編」に続く…)
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ケイマンGT4 | クルマ
Posted at
2016/04/10 01:14:36