AtsushiB3Sのブログ一覧

前回は「サスペンション」だけで終わってしまったので、その他の項目について、B3Sの操縦性に関する感想を続けてみます。

【ステアリング】
前にも書きましたけど、私はステアリンクが柔なクルマが大嫌いで、運転していてつまらないどころか苦痛にさえ感じる質なんですね。

B3Sのステアリング感覚は、今まで乗った2台のBMWと比べてかなり重厚な感じがします。
まず、パワーアシストが控え目で、そもそもステアリングが結構重い。
更に、私のB3Sはロアコンアームやブッシュを強化タイプに換装していることもあり、遊びの殆ど無いかなりドッシリとしたステアリングになっています。

B3は、2002年モデルからステアリングギア・レシオが15.5から13.7に早められてるそうで、そういう変更もシャープなステアリング特性に繋がっているようです。

【ハンドリング】
直進安定性は、太いタイヤサイズと敏感なステアリング特性を考えると、高い水準だと思います。
逆に、高速道路などで速度が上がるに従い緊張感が増してくる感覚が希薄なので、常にスピードの出し過ぎには注意と自制心が必要です(笑)

B3Sの操縦性で一番優れていると思うのは、やはりコーナーリング時の安定性ですね。
安定してるだけじゃなくて、コントロールしてる感じが楽しいんです。
コーナー入口は少しのステアリング操作で自然に入っていく感じ。
そこからエイペックスを抜けるまで、タイヤの接地感がよく伝わってくるので、コーナーリング中、シュアなハンドリングとアクセルワークでクルマの姿勢を安定的にコントロールすることができます。
一方で、皆さんが指摘するようにロール量は大きいです。
メカニカルグリップが優れているのて不安感はないのですが、荷重移動がスローなために、タイトコーナーの立ち上がりなどで、アクセルが踏み込めないもどかしさを感じるときがあります。

【ブレーキ】
B3Sのブレーキシステムは、ノーマルの330iと大きくは変わらないようですが、ローター径も結構大きくて普段の運転では十分な制動力があると思います。
ただ、皆さんのブログを拝見してると、ブレーキを換装してる方は多いですね。
確かに、下りのワインディングなどで制動力が低下することがあるようですし、サーキット走行で目一杯ブレーキを使うと、数周でガクッと効かなくなりますから。
私もブレーキはいつか交換するかも知れないです(笑)


B3Sの操縦性について、色々と主観のみでの感想を書いてみましたけど、街中を走ってるだけで楽しいクルマってなかなかないと思うんですね。
B3Sを運転していてこんなに楽しいのは、官能的なエンジンの存在は勿論ですけど、このクルマの「優れた操縦性」に因るところが大きいんだと思います。