AtsushiB3Sのブログ一覧

さて、今回は「スイッチトロニック」について、コメントします。

私のB3Sのミッションは５速ＡＴ、アルピナの「スイッチトロニック」仕様です。
恥ずかしながら、最初にこのクルマに試乗したとき、この半手動変速システムの存在をすっかり忘れておりました。
事前の知識で、「ステアリングホイールの裏にボタンがついていて、それをポチポチ押して変速する」っていうのは知っていましたが、「パドルじゃなくてボタンねぇ・・・、スイッチみたいなのが付いているのか？」と、かなり疑問に思っていたのに、試乗では興奮してたせいでそれを確認するのをすっかり忘れちゃったんですね（笑）

でも、それには理由があって、この「ボタン」、ほんとに目立たないんですよね。
スイッチトロニックのことを知らない人が乗ったら、まさかステアリングの裏側にこんな「隠しアイテム」みたいなボタンがついてるなんて絶対気が付かないと思います。

なので、納車されて初めて運転して帰るときには、すぐにシフトレバーを手前に倒して、ボタン操作しまくりです。
その操作（とすら呼べませんが・・・）には、最初少し違和感がありました。
電装品ならともかく、シフトチェンジというのは「車の運転」のための重要な操作なはずなのに、それを左右のボタンをポチポチ押して走る、っていうのは・・・。
やっぱり、シフトレバーを素早く操作したり、パドルをパンパンッとはたく、っていう方がテンション上がると思うんですけどね。

でも、もうすっかり慣れました（笑）
525iのときもSモードにして左手でレバーを前後に動かして走ってましたけど、B3Sの「ステアリングから手を離さない」どころか「しっかり握ったままで」シフト操作ができるのは、かなり具合がいいです。
峠道とかサーキットなどで本気モードに入っているときは、ステアリングを相当強く握っていますけど、スイッチトロニックはそのまま指先だけでシフト操作できるんですね。
操作性も意外と優れていて、サーキットでレーシンググローブ（結構厚い）をしているときでも、確実に操作できます。

「隠しボタン」の使い勝手が思いのほか良かったせいもありますが、私は街乗りでもほとんどＤレンジは使いません。

まず、シフトダウンがマニュアルの方が確実で早いこと。
私は乗ったことないですけど、今の高級スポーツカーはＡＴでもマニュアル時の変速が相当早いと聞きます。
B3Sもそれほどではないにせよ、525iのときの感覚に較べれば格段に早いです。
カチッカチッと小気味良い変速が楽しいので、Ｄレンジで走り出してもすぐにマニュアルに切り替えてしまいますね。

それ以外にも、私のアクセル操作が下手なのかＤレンジではスムースなキックダウンができない、とか、最近のクルマはそういう傾向ですが、Ｄレンジだとどんどんシフトアップしてしまうために3,000回転以上の美味しいレンジが味わえない、などの理由から、B3Sはスイッチトロニックを駆使した走りの方が格段に楽しいと思います。