前回で完了したつもりの「エンジン編」ですが、だんだん「エンジンの系譜」とか私のB3Sと直接関係ない方向へ行ってしまい、肝心の「一年乗ってみた感想」の記載が疎かになっていることに気付きました。
そのため、この「エンジン編④」をもってエンジン関係は完了とさせていただきます（謝）。
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今回は、「エンジン・フィール」とか「パワー感」とか以外の、E5/1エンジンの特徴などについて記載しようと思います。
【音】
「音」に関しては、ニコルで最初にエンジンをかけてもらった場面が印象的でした。
始動した瞬間の「ボボゥッ！」っていう腹に響くような野太い排気音は「いかにもチューニングカー」って感じで、「あぁ、やっぱりアルピナって特別なクルマなんだ」って思ったのをよく覚えています。
もう慣れちゃったせいもありますが、今排気音が大きいと思うのは始動時～ファーストアイドル時までですね。アイドリングが安定すると車外にいても排気音はほとんど聞こえません。
街中で普通に走ってる分には全く聞こえないし、回すとものすごいエンジン音にかき消されて、やっぱり排気音は聞こえないですね。
唯一、高速で3,000rpmくらいで巡航しているときに（特に3,100rpmのところ）、「コォォーー」って感じの乾いた音が車内に響いてくるんですど、私はこの音が好きで、これが聞きたいがために4速のまま走ったりすることがあります（笑）
【始動性】
B3Sの始動性は非常に良いですね。セル回した瞬間に「キュ、ボボゥッ！」ってかかります。
いかにも「火が入った」って感じで爆発的に始動するところもいい感じです。
【アイドリング】
E5/1エンジンの持病と言われる「アイドリング時の不整脈」。
これには当初相当悩まされました。
納車直後が一番ひどくて、停車中はけっこうな振動を感じてかなり気になっていました。
また、ごく低速でゆっくり停車しようとすると、停まる寸前にエンジンの不整脈に合わせて車体がギクシャクするのも興ざめな感じでした。
ネット等で解決法を随分調べてみたんですけど、決定的なものが無くて、これは諦めるしかないのかなーって思ってました。
ところが、自分なりに回転を上げるような運転をしたり、アイドリングを極力避けたり、エンジンククリーニングを施行したりしたら、これが劇的に改善されたんですね。
国産車みたいに「エンジンかかってるかわからないくらい」ってほどじゃないですけど、不快な不整脈は今は全く影を潜めてしまって、アイドリング時もエンジンの振動は全く気にならなくなりました。
【ノッキング】
これもE5/1の持病と言われていますね。
上り坂を3速以上のギアで登ると、エンジンからの「カリカリッ」って音が車内でもはっきり聞こえます。
私は「異音」ってものに人一倍神経質なもんですから、これにもかなり悩まされましたね。
ましてや、ノッキングは燃焼室内で異常爆発が起きてる音だって知ってますからなおさらです。
おそらく、「アイドリングの不整脈」と同じく「エンジン内の汚れ」が原因だったと思ってるんですけど、不整脈が治まるにしたがい、ノッキングについても今は全く完治しています。
ところで、以前にも書きましたけど、私はSHELLのガソリンを盲目的に信頼していて、もう20年以上SHELLでしか入れたことがありません。
で、去年SHELLのV-POWERが発売されて以来、ずっとこのガソリンを入れ続けているんですけど、「対ノッキング」については、これが結構効いてるんじゃないかと思っています。
このガソリンが、謳い文句の通りにエンジンのクリーニング性能にも優れているのであれば、V-POWERパワー（笑）は効果大ってことですね。
【エンジン・オイル】
今、整備手帳を見てみたら、エンジン・オイル（エレメントも同時交換）は4回変えています。
①Castrol EDGE Titanium (5W-50)
②Orange Wolf Engine Oil for BMW (5W-40)
③BP Vervis Sport Racing (10W-50)
④BP Vervis Sport Zero N/A (0W-40)
OWのオイルは、サーキット走行のために大枚はたいて入れましたけど（リッター6,480円！）、しっとりしながらも粘りつく感じがあって、フィーリングはやっぱり一番良かったですね。
今入ってるBP Zero N/Aもほぼ同粘度ですけど、私には少し柔らか過ぎる印象です。軽く回る分少し頼りないっていうか、エンジン内部に「粘りついてる」感じがしないんですよね。
私の一押しはバービスレーシングの10W-50で、このオイルは結構ザラザラ感があってフィーリングも重いんですけど、高回転でのトルク感が抜群です。性能の劣化も少ないし、殆ど減らないところも評価しています。
B3Sの指定オイルはカストロの0W-40ですけど、これは気温の低いヨーロッパを想定しての数値なんじゃないかと思います。
個人的には、日本では粘度を指定の10W上げてちょうどいいくらいだと思うんですけどね。
また、E5/1エンジンはオイル消費量の少ないエンジンのようで、サーキット走行したとき以外は、オイルゲージのミニマムより下になったのを見たことがありません。
オイル残量に気をつかわなくていいのは有難いですね。
【燃費】
私の走行パターンは街乗りと高速がだいたい半々くらいで、燃費は8.0～8.5km/lくらいで安定してます。高速走行だけだと11～12km/lくらいですかね。
結構回してる方だと思いますし、前の525iが6.5しか走らなかったのを考えると、この数値にはかなり満足しています。
前回で完了したつもりの「エンジン編」ですが、だんだん「エンジンの系譜」とか私のB3Sと直接関係ない方向へ行ってしまい、肝心の「一年乗ってみた感想」の記載が疎かになっていることに気付きました。
