
今回は、「箱根ツーリング」でのハイペース走行で、私のアルピナB3Sについて感じたことを書いてみたいと思います。
----------
【SEVの効果について】
①BIG POWERインテーク/エキゾースト
③ラジエターN-1/N-2
装着当日のインプレッションは「エンジンの回転がまろやかになった?」程度のものでしたが、その後1週間で徐々に効果が顕れてきました。
まず、アイドリング回転数が600→550rpmと50回転くらい下がり、より低位で安定するようになりました。
これは、エンジンの回転効率が上がり、低い回転数でも安定的にアイドルするようになったということだと思います。
今回のツーリングでは、レブリミットまで引っ張る走りをしましたが、高回転域でのピークパワーが上がったという印象はあまり無かったのものの、中〜高回転での回転の滑らかさが印象的で、E5/1エンジンの粗い回転フィールが、ザラザラ感のない滑らかかつしっとりとしたものに変質して、非常に気持ちの良いフィーリングになりました。
「BIG POWER」と「ラジエター」のどちらが効いてるのかはよくわかりませんけど、とにかくエンジン・フィーリングの変化は顕著で、この2つのSEVの装着は、期待を裏切らない高い効果があったと思います。
【OWサスペンション】
去年にサーキットを走って以来の全開走行でしたが、今回のサスペンションのセッティングは「ドンピシャ」って感じでした。
最近は、21段階の減衰調整を最強から7段落としで走っていて、これは街中の走行で乗り心地と操縦性のパランスが一番良いと思われる強さです。
一方で、ハードな走りには若干柔らかく、攻める走りでは5段落としにしていました。
ハイペース走行が予想される今回のツーリングでは、当然5段落としで望むつもりだったんですが、うっかり忘れてしまって、結局ずっと7段落としのままで走ってしまったんですが、これが結構良かったんですよね(笑)
乗り心地は確かにマイルドなんですけど、路面の荒れや細かい起伏のある今回のルートでは、むしろ脚が滑らかに動いてコーナーで安定している感じです。
これは、最近やった足回りの強化ブッシュへの交換で、シャーシ〜スタビ周りの剛性が上がったために、逆にサスペンションは柔らかめのセットがベストマッチになった、ということなのかも知れません。
ツーリング中の走りでは、登りのヘアピンを2速で立ち上がるときなど、必ずDSCランプが一瞬点灯しますが、その後すぐにグリップが回復するために、DSCが介入して出力が絞られる場面は殆どありませんでした。
また、途中から後ろを走ってたri-co父さんの観察によると、私のB3Sはロール量が少なく、コーナーでの車体の姿勢に安定感があったとのことなので、この点でも今回の減衰レベルが適正だったようです。
【吸気系パーツ】
OWワンウェイバルブ、K&Nエアクリーナー
今回のハイペース走行では、タコメーターの針は4,000〜6,500rpmに釘付けでしたが、6,000rpmを超えたあたりの吸気音はちょっと驚くくらいの迫力です。
3,400ccのNAエンジンの吸気量は相当なもののようで、換装したK&Nのフィルターがどの程度影響してるかわかりませんけど、エンジンのメカニカル・ノイズもさることながら、この「バシューンッ!!」ていう吸気音にはすっかり「その気」にさせられました(笑)
一方で、ワンウェイバルブは、エンジンの回転落ちの速さに特に効果があるんですが、スロットルのオン・オフの激しい今回のような走りでは、エンジンの反応がとてもシャープに感じられて、その効果が十分に実感できました。
【ブレーキ系パーツ】
OWブレーキパッド850、ステンメッシュホース
OWブレーキパッド850に換装してしばらく経ちますが、街乗りではノーマルとの差異はあまり感じられず、タッチがソフトでノーマルパッドのように滑るような感じがない、フィーリングの良さを評価してた程度です。
私はあまりフットブレーキを使わないので、限界時の性能を確かめる機会がなかったんですが、今回のツーリングでその能力の高さを実感することになりました。
今回のツーリングでは、他車のペースに付いて行くために、ハードブレーキングを駆使する走りをせざるを得ず、特に、タイトコーナーの続くダウンヒルでは、何度かABSが作動するくらい「ガツン!」と踏む走りをしました。
ノーマルパッドでは徐々に効きが悪くなる状況でも、OW850は全く制動力が衰えないばかりか、むしろある程度温度が上がったときにその性能を発揮するようで、その時のブレーキペダルとパッドか一体になったようなダイレクト感はちょっと感動ものでした。
また、あれだけ峠道を攻めた後でもダストの量も少なく、トータルバランスに優れた製品だと再認識した次第です。
----------
ということで、今回レベルの高い方々と一緒に走って、マイペースで走ってるときにはわからない、B3Sに関する色々なことを感じたり気づいたりすることができました。
購入以来色々といじってきた私のB3Sが、ステアリング周りの応答性、シャーシ〜サスペンションの剛性感や操縦性、ブレーキの信頼性、高回転時のエンジン・フィーリングやサウンドなどにおいて、かなり私好みのクルマになってきたことを実感することのできた、今回のツーリングでした。
Posted at 2015/10/24 14:50:49 | |
トラックバック(0) |
ドライブ | クルマ