
KFエンジンに関する豆知識
エンジンに求められる性能の一つに低燃費化がありますがその最大のポイントはロングストローク化にすることですね。
一般にロングストロークにすると燃費が向上しますが最高出力が低下しちゃいます。
しかしダイハツのKFエンジンは燃費向上を優先に開発されたそうです。
なのでKFエンジンはロングストロークなのだそうです。
しかしここで問題がロングストロークにすると当然ボア(シリンダの直径)が小さくなります
すると吸気バルブと排気バルブの径が小さくなって吸排気効率が悪くなりますよね
その為の対策としてバルブのリフト量を大きく取っているそうです。
でも高回転ではサージングが起こる可能性があるけど最初に言ったようにこのエンジンはロングストロークエンジンなので高回転ようには開発してないんだよね。
それとヘッド関係では点火プラグは径が小さいM12を採用してるけどこれはバルブ径を少しでも大きくする為だそうです。
しかも点火プラグの長さも長くしてその回りに冷却水の通路を設けているんだって(どーりでねじ部分が長いなと思ってた!)
ピストンも色々工夫がされていました。
ピシトンのスカート部の肉厚が左右?で異なるそうですつまり非対称の作りですね、これはスラスト側が荷重を多く受ける為の対策のようです。
しかもそのスカート部分には特殊な加工がされて摩擦係数がめちゃめちゃ少ないそうです。
コンロッドも軽量化が図られていました。軽量化はボディだけではなく小さな部品にも行うことが重要ですねしかも回転や摺動部の軽量化は大変効果がありますからね。
このようにボルトやスプリング等々の軽量化や最適化によってエンジン全体の性能向上を図っているそうです。
もちろん簡単な作業ではないと思うのですが目標達成しても数パーセント(うーーーん)
それとエンジン全体を見て思ったけど最近やたらと樹脂のパーツが多いですね、
スロットルなんか真っ黒の樹脂ですからね、昔はアルミ材質のピッカピッカだったのにね
でもこれも理由があるんだって、
ビートのスロットルはアルミなので結露や温度変化に敏感のでスロットル内に冷却水の通路が設けてあります(しかも水温安定しないとアイドリングが不安定?)だからスロットル外すとき冷却水を抜かないとダメなんだよね。
その点、樹脂なら温度変化には強いし(結露しない)冷却水の配管しなくてもいいから簡単ね
そうそうスロットルの先に付いているインテークマニホールドも樹脂でしたね。
まだまだありますが今日はこの辺で・・・・
Posted at 2016/06/26 11:31:18 | |
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