予定のない休日。
雲ひとつない快晴。
遠くの山までよく見える。
昼食を食べたら無性に遠くまで走り出したくなった。
途中のマクドナルドでコーヒを買い、目的もなく気の向くまま車を走らせる。
ふと、今まで何気無く通り過ぎていた場所が気になって車を止める。
県外ナンバーの車が多い。
そして、やたら写真を撮っている人がいる。
なるほど、ここが噂のラピュタの道。
実は正確な場所は全然知らなかったのです。
天気も良いので実に絶景。
雄大な景色を一人で眺めてたら、会社の人間関係に悩んで落ち込んでいた自分がスゴくちっぽけに思えてきて涙が出てきた。
写真を撮っていた初老の夫婦に声をかけられ、言葉を交わす。
話していたら、奥様の方が足元に咲く竜胆を見付けた。
いつもなら、こういう事もすぐ気付けたはずなのに。
気付けなかった自分が少し情けなくもあり…
そんな少し落ち込んだ気分に、竜胆の花が妙に優しかった。
それにしても最高の天気だ。
初老の夫婦と竜胆のお陰で少し元気が出たので、気を取り直して草千里へ。
去年、アプリリアで事故を起こす前に見た初夏の青々とした草千里も良かったがこの時期はまた別の良さが。
平日だと言うのに天気がよかったせいかどこも人がたくさんだった。
フィットを先日洗ったばかりなのに、外輪山をすっ飛ばしたせいか、またフロントバンパーが虫まみれになってしまった。
そして今使ってる携帯のカメラはこういう逆光や、暗所、夜景にめっぽう弱い。
思い付きで走り出すにしても、ミラーレス一眼を持ってくるべきだった。
そして帰路へ。
途中で子鹿が轢かれて死んでいた。
最後の最後で、命とはなんだろうと考えさせられる日だった。
仕事で人の命、人生とは?と考えるのに疲れたから、一人阿蘇に来たはずなのに。
しかし本当、命とは儚いものだからこそ。
毎日を悔い無きように生きなければいけない。
改めてそう考えつつ、東海大農学部の前の橋を渡って帰る私だった。
生きると言うことは、単純で奥が深く、やっぱり単純なものなのかもしれない。
Posted at 2014/11/07 17:28:26 | |
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