無限マフラーを衝動買いして、落ち着いて振り返ってみるとそうしてしまうくらいに無限マフラーと言うものに対して憧れというか、ひとつの夢みたいなものがあったんだなぁと自分のことなのに他人事のように、な~るほどぉ、と納得したりしなかったり…
振り返ると、あれは私が10歳か11歳の頃だからもう17~18年前のことになる。
父親が熱心なホンダ党と言うか、営業マンとの人間関係をとても大事にする人で父が始めに買ったサニークーペを除いてずっとホンダ車を買っていた。
そんな父に連れられてホンダに遊びに行っては展示車のドアを開けたり閉めたりしてたのが子供の頃の私。
ある時、普通の代車がなくてビートが代車で来たことがある。
母親はオープンなんて恥ずかしいと乗りたがらなかったが、私は嬉しくて嬉しくて仕方無くて父親と二人で海辺の道にドライブに出掛けた。
それから車って楽しいんだなぁ、と思ってたら父の担当営業の人がオートテラスで査定中の車を見せてくれた。
それが私の車が好きになる第一歩、ほとんど競技車仕様のEK4改である。
全ての箇所に手を入れるためにEK9ではなく、素材にEK4を選択。
内装はダッシュボード、前列シート以外はほぼ剥ぎ取られ、ロールケージもばっちり。
当時はさっぱりだったけれども足回りも相当弄くりまわしてあった。
何より私を驚かせたのがエンジンがインテRのB18Cを2リッターにボアアップしたコンプリートエンジンが載ってたのだ。
営業マンがエンジンをかけてくれた瞬間、エンジン音が腹の底に響き、アクセルをふかせば一気に高回転までふけあがる。
こんなのが公道を走って良いのか!と思ったが、まぁ今冷静になって考えれば倫理的には良くないよね(笑)
父のホンダの付き合いはプリモ店だけだったし、田舎ということもあってそれまで肝心のインテグラは見たこともなかったが、こんなすげーエンジンが載ってるのはどんな車だろうとずっと興味津々だった。

それからしばらくして、インテグラに出会う時が来る。
夜のコンビニの前に停まる一台の車、あれがお前が気にしてたインテグラだと悪友が教えてくれた。
それはタイプRではない、普通のインテグラ。
それも国内では不人気だった丸目の前期型、DC1だったが私にはあの奇抜さに一目惚れだった。
今、改めてみるとシンプルながらも低く、長いボンネットは美しく格好良い。
タイプRも当然好きだったが、私の度肝を抜いたEK4みたいに丸目のDC1をいじり倒すのと悪くないなぁ、などと考えていた。

そして、子供心に理想のインテグラを夢見てパーツを眺めていたときに最高にツボだったのが無限ツインループマフラーだった。
性能がどうこうなんて関係無く、ただただその管楽器のような美しく、車の部品としては奇抜なデザインが私の心を掴んで離さなかった。
その後、やっとのことで車の免許を所得した私に最初の一台は程好い軽を買ってやると言われ当然のようにビートや、ビートと同じMTRECの載ったトゥディを希望するも通らず、やってきたのはMTのJB1ライフ・ぽんこつ1号。
諦めてノーマルで乗るかぁ、と思いつつもオーディオ変えたり、タコメーター付けたり、剥がれかけてたライフのロゴを剥がして自作したり…
やっぱ車っておもしろー!と思ってライフの無限マフラーだってあるはず!と探すものの殆ど出回っておらず…(T_T)
そういった諸々があったからこそ勢いでも無限マフラーを買わざるを得なかったというか…(@_@)
しかし嬉しい反面、会社のおっさんたちにバレないように社屋の前を通るときは頑張れクリープ現象!!(>_<)で、そろーっと通過する毎日なのでした(笑)
※画像はwikiなどからお借りしましたm(__)m
Posted at 2014/07/15 16:24:07 | |
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