
前のナビは地図更新のサポートが無くなってから6年。
その間、第2東名高速ができ、中央環状が全線開通し、圏央道が大きく伸びました。
一般道も結構変わっていて、ナビの指示が全然当てにならなくなっていました。
八王子から浜松まで遊びに行った際も、
八王子ICから高速道路に乗って、八王子JCTでナビは道をロスト。その後、海老名JCTから東名に入ったところでふと我に返ったように案内開始。第2東名に入ったところで再びロスト。浜松浜北ICで降りても暫くは田んぼの中。市街地に少し近付いたところでまた案内開始。
こんな感じで、ルートの大半が迷走中です。しかも単に案内が止まってくれているならまだしも、突然どこかの山道を認識して高速道路走行中に「ポーン、右です」とか言うのでビックリしますw
こうりゃダメだと交換を決意しました。
選んだナビは AVIC-RZ07というモデル。
今までずっとパイオニアだったので、やっぱりまた同じくcarrozzeriaです。
たまにレンタカーや台車、友人の車等で他のメーカーのナビに触れる機会がありますが、やっぱりcarrozzeriaが良いと思います。情報や案内が細かい。まぁそれに成れてしまっているからというのもあるかと思います。
2台サイバーナビを使ってきましたが、今回は楽ナビです。もちろん予算の都合もありますが、内容比較した上で「これで十分」となりました。
グレードはダウンしていますが、機能はむしろ良くなってます。さすがに時代が違います。
新車当時に世界初のHDDナビとしてサイバーナビを搭載し、検索が早い上に音楽記憶が出来る事を凄く便利に感じていましたが、もはや昔の話です。
買った楽ナビは、SSDで検索も早いですし、音楽なんてSDカードに十分入りますし、容量も十分。今はHDDにアドバンテージはなく、時代はSSD。サイバーナビと楽ナビの差も、かなり少なくなった気がします。通信もBluetoothでスマホを経由してネットにアクセスでき、そこから渋滞情報なんかも拾ってくれます。便利。
最近のナビは安くなりましたね。
この車の買った当時は15~30万円くらいしていた気がしますが、今回買った楽ナビは68000円くらい。取付料込みでも8万くらいでした。
これで地図データ更新3年無料です。(初代HDDナビは、地図更新に4万円掛かりました)
ただし、いくつか残念な点も幾つか。
・オートアンテナ制御が無い
・フロントローディングのモデルが、サイバーナビの1機種のみ
・メンテナンス管理機能が無い
・リモコンが別売り
・オートアンテナ制御が無い
1つ目はチョット驚きましたが、時代ですね。
FD3Sはオートアンテナが標準装備の車です。ラジオをONにすると、ウィーンとアンテナが自動で伸びるんです。今まで使ってきた2台のナビはこれを制御する機能があったため、純正オーディオ同様にラジオONでアンテナが伸びていました。
しかし今回新しいナビを選ぶ段階では、この機能があるナビが無いんです。
無いというか簡略化されていて、ACCをONにするとアンテナが伸びます。走行中は伸びっぱなし。FM-VICSなんかもこの通常のオーディオ用FMアンテナから受信しているらしく、今までのナビのようにデータ受信用FMアンテナを繋ぐコネクタも有りませんでした。
確かに街を見渡してみても、最近の車はみんなヘリカルショートアンテナか、シャークフィンアンテナか、フィルムアンテナですね。固定式のアンテナばかりです。
この現状で、オートアンテナ用の制御を入れたり、FMデータ受信用に別のアンテナを設けたりするのは、単にコスト増でしか無いかと思います。
でも、アンテナ伸びっぱなしは微妙です。
立体駐車場に入る時は「アンテアを下げてください」と言われたりしますが、下げためにはエンジン切るしか無いので動けなくなります。
見た目の面でもニョキーンと伸びたアンテナは、少し古臭く見えますしね。
(伸び縮みする機構自体は嫌いじゃ無かったんですが)
アンテナへの電源線の途中にスイッチを付けて、手動で上げ下げする形にしようかとも考えましたが、スイッチ増やすのは好きじゃないですし、見た目の為に下げっぱなしにしていると結局FM-VICSの感度が弱くなります。
結局、ヤフオクでキットを購入して、ヘリカルショートアンテナに交換しちゃいました。
少し見慣れない感じになりましたが、感度は悪く無いですし、チョット今風に成ったとも言います。
FM感度に関してはほぼ変わらず。AMラジオは分かるくらいに感度が落ちましたが、AMは聞かないので問題有りません。どうしてもAM局を聞きたい時は、スマートフォンでRadikoを受信してBluetooth経由で聞きます。新しいナビのBluetooth便利。
・フロントローディングモデルがない
これも時代ですかね。最近の車は2DINスペースが上の方に付いています。モニタ一体型のナビを搭載することを意識しているからですね。RX-7は当時純正ナビの設定も無い車です。2DINスペースはオーディオを搭載することしか想定されていないため、低い位置にあります。フロントローディングタイプなら調度良い高さにモニタが出てくれますが、インダッシュ一体型だとナビとしては視線移動が大きくなるのが気になります。
これはかなり悩んで、そのために唯一フロントローディングタイプがあるサイバーナビにしようかとも思いましたが、値段が倍くらいしてしまいます。
諦めました。
新車当時からフロントローディングだったので、モニタをお辞儀させずにエアコン操作が出来るのは新鮮です。
・メンテナンス管理機能
これはサイバーナビのお家芸。設定しておくと、走行距離や時期などからオイル等の交換タイミングを教えてくれる機能です。初代サイバーナビから搭載されていた機能で便利に使っていたのですが、楽ナビには有りません。残念ですが、これは仕方なし。
・リモコンが別売り
タッチパネルの感度も良くなっていますし、リモコン必須ではないのでしょうね。
画面をじっくり見て操作するならタッチパネルのほうが早い場合も多いですが、走行中にパッと音声操作をとか、地図の拡大縮小だけいじると、画面を見なくても手探りでボタンを押す事ができるのがリモコンのメリットです。カーナビにはリモコンのほうがいいように思います。
でもわざわざ6000円も出して、オプションの簡易リモコンみたいなのを買うのも微妙。
とは言え、新しいナビはトータルでとても気に入っています。
アンテナの問題は解決出来ましたし、carrozzeriaの音声案内に慣れている私はあまり画面を見ること無く案内される道を走ることが出来ますから、画面位置も慣れそうです。
ボタンなどのイルミネーションの色を調整できる機能が、個人的にはお気に入り。
FD6型のアンバーオレンジにすると、インパネと統一感が出てGoodです。
ネットワークを使ったVICSは情報量が多く、今まで表示されなかったような細かな道の渋滞情報までだしてくれます。そしてそれに合わせて渋滞考慮オートリルートまでしてくれます。
頭を使わなくても、その時点で割と早いルートを案内してくれるので、こちらは運転に集中出来ます。
それに、やっぱり新しい地図が無いとナビはダメですね。
複雑なジャンクションもきちんと案内してくれますし、どこへでも安心して出かけられます。