
純正スピーカーをしばらく聴いていたんですが、旧型A3より音質は良くなっているしバランスも良いけど、なんとも腰のないフワフワな音に気づいてしまい、思い切ってJBLのMS-62Cに交換してみることにしました。
(ネット上には新型アウディ(8V)のスピーカー交換記事はあまり詳しく載っていないようなので人柱になります。)

スピーカーとデッドニングキットはネットで安く購入しカーコンビニ倶楽部に持参したところ、電話予約時には工賃15000円ぐらいと言われていたのに当日になって、
「外注しますんでクルマをお預かりするのと9万円以上かかります」
と言われ、冗談じゃないですよと別のショップに変更。
比較的近くで、機材持ち込み可能なカーオーディオショップで見つかったのが、横浜の某K店でした。
さっそく予約を入れ、一式持参。

「とりあえず開けてみましょうか。」
と、手慣れた感じでドアのうち張りを剥がしていきます。
ドキドキ・・・!

メカニックさんも新型アウディA3は初めてのようで、はずすのにちょいと手間取ってます。

スイッチ上のスピーカーサランネットを苦労しながら取りはずすと、ドアを固定しているネジが出現。
B&O仕様のスピーカーが入る部分は、純正スピーカーモデルだと穴が樹脂で塞がれた状態になっています。
(個人的にはカーオーディオはスピーカーの数を増やせばいいってもんじゃないし、むしろ使うのはフロントスピーカーだけでいいように思うんですが、B&Oオプションのようなサラウンド系の音が好きな人や人それぞれ価値観の違いがありますからね。)
さらに、ドア内張り右上の大きなかん合が、微妙にはずしにくいようで、けっこう時間かかってました。

が、なんとか、外せたようです。流石!

噂通り、アウディのドア内部にはほとんどサービスホールがなく、余計な穴を塞ぐという意味ではあまりデッドニングする必要がなさそうです。
(こだわるショップでは、アウターパネルの内側やインナーパネルにも制振材をまんべんなく貼付けて重くしていますが、もともと静粛性の高いアウディA3 Sedan CODで、僕みたいに爆音を出さない原音再生志向の場合、重くしてまで制振効果を求めなくてもソコソコいい音にはなりそうだと想定。あとは実際にインストールして試聴してみて、必要であれば調整してみることに・・・)
しかし、中央部のB&O用のスピーカホールがウレタン系の樹脂で蓋をされているだけで、そこからスピーカー背面側の音が漏れると音場的にはよろしくないので、中央部のウレタン樹脂を剥がして、持ち込んだ制振材で塞ぎ直してもらうように指示しました。

純正メインスピーカーは見るからにプラスチック感満載の簡易型っぽいのがついています。
プラスチック製バッフルとドアの鉄板の間には樹脂を挟んだり、スピーカーとドア内張りとの間にスポンジを挟むことで密閉度を高めて、純正でもそれなりに良い音がでるようにチューニングされているようです。

そして、スピーカー本体を取り外してみると・・・軽っっ!
この口径にしては異様な軽さのスピーカーでした。
マグネットも小さっ!
国産車の純正スピーカーでも、もう少し大きなマグネット使ってますよ。軽量化の名のもとにこのスピーカーのグレードはいただけません。これではポテンシャルや表現性が低いわけです^^;

ご覧の通り、意外と大きなインナーバッフルが必要とされるようで、僕がサウンドプロから取り寄せたフィンランドバーチ製の汎用インナーバッフルだけでは小さすぎ&薄すぎて太刀打ちできませんでした。
「お客さんご持参のインナーバッフルだと穴に落っこちちゃいますね。
・・・15000円でインナーバッフル作りますけど」
と言ってくれたので、ショップお手製のMDFインナーバッフルをオーダーメイドすることに。
「よかったらインナーバッフルの一番上の層に、ハマらなかったフィンランドバーチを使ってやってください」
(ドアに接地するフランジ面はMDF、スピーカー接地面はバーチ材というハイブリッド構造で製作)
と言い残して、ツイーターとクロスオーバーネットワークの取り付け位置を指示してから、代車で帰って来ました。
明日の13時の再会時には、ツイーターの抵抗値を決めるだけの状態で、ある程度インストールが完了している予定です。
Posted at 2014/06/07 19:12:30 | |
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